【断酒生活の現実】どんな時にお酒を飲みたくなるか?【それでも我慢します】

断酒、禁酒、お酒

僕は、去年の8月26日から断酒を始めて、今日で372日目(2020年8月31日現在)になります。

つい先日、断酒1周年を迎えたところです。

無事1年間にわたって断酒を続けてきたわけですが、それでもやっぱり、いまだに、お酒を飲めたらいいなぁという気持ちは、完全には消えません。

当然ながら、お酒を飲みたいなぁ、と思ったときは、再飲酒する可能性が高い、断酒を続けるには、とても危ないときです。

今日は、「断酒を1年以上続けていて、それでも、どのようなときに飲みたくなるのか?」ということについて、書いてみようと思います。

飲みたくなる時はあります

「1年間も断酒を続けてこられてきたなら、もうお酒を飲みたいという気持ちもあんまりないでしょう?」と思われる方もいるかもしれません。

いやいや。そんなことはありません。

やっぱり、今でも、お酒を飲めることなら、飲みたいですよ。

それが正直な気持ち。

生まれてこれまで、全くお酒を飲んだことがなかったなら、そんな風には思わなかったかもしれません。

僕は生まれてこのかたたばこを吸ったことがないので、たばこの良さが全くわからないように…。

でも、僕はこれまでに、お酒を飲んだ快感を知ってしまっているので、それを忘れるのは、ムリです。

脳がはっきりとお酒の心地よい感覚を覚えてしまっています。

ですから、1年たっても、5年たっても、10年たっても、できればお酒を飲みたいという気持ちは、消えることはないんだろうと思います。

それでは、具体的に、僕がどのようなときに、お酒をまた飲みたくなるかを、書いていこうと思います。

悲しいとき、しんどいとき

人生、生きていると、悲しいことも起こりますし、どうしようもない問題も発生したりします。

そんなときに、それをしばらくの間だけでも、忘れるために、お酒を飲みたいと思うことがあります。

僕は、もともと、仕事があんまり好きではない時期ありました。

そんな時は、毎日、仕事から疲れ果てて帰ってきて、そして、それを解消するためにお酒を飲んでいました。

みんなでワイワイ騒いでお酒を飲むというよりは、家でTVでも見ながら、ひとりで笑って飲んで、ストレス解消するという飲み方でした。

そうすると、一日嫌なことがあったことも、その間だけは忘れられるような気がしていました。

だから、今でも、同じような状況に陥ったときに、また飲みたくなりますね。

仕事が自分の思いどおりにいかないとき、自分ではなんともならない、とても悲しいことが起こったとき…など。

その嫌な思いを、しばらくの間でも、何かで解消したいと思うことがあります。

そんなときは、再飲酒をするかもしれない危ないときです。

そんな時には、何とか自分自身の精神状態をコントロールして、決してお酒には走らないようにしないといけないです。

そこで、かつての自分と同じようにお酒で解消しようとすれば、また元の飲酒生活に戻ってしまいますから。

うれしいとき、楽しいとき

逆に、とてもうれしいときや楽しいときも、お酒に手を出しそうで危ないです。

特にいろんなことに毎日頑張っていたら、楽しくぱーーっとやりたい時もありますよね。

そんなときも、やっぱりお酒を飲みたくなりますね。

次の項目で書こうと思っている、他の人が飲んでいるときとも重なるんですが、とてもみんなが楽しそうにしている飲み会なんかでは、やっぱり一緒に盛り上がりたい。

そんな飲み会で、一人、お酒を飲まないでいると、何となく取り残されたような感じがしますからね。

あと、お祭りなんかに参加した時も、どうしても、お酒を飲みたくなりますね。

僕は、毎年、地域のお祭りにも参加しているんですが、一生懸命みんなでお祭りをやった後には、やっぱり、仲間のみんなと一緒に乾杯したいですよね。

そして、みんなで、他愛のない話をして、大笑いして…。

1年に1回のお祭りの時間を、みんなと一緒に楽しく過ごす。

そんなときにも、やっぱり周りのみんなと一緒にお酒を飲みたいと思ってしまいます。

僕は、病気でお酒は飲めないと公言しているので、お酒を勧めてくる人はあんまりいないんですが、それでも、あんまり僕のことを詳しく知らない人はついつい誘ってくることもあります。

そんな時は、お酒が飲めたらよかったのになぁと思うことがあります。

人が飲んでいるとき

先ほど、書いたように、楽しい飲み会などでもそうですが、人がお酒を飲んでいるのを見ると、お酒を飲みたくなることがあります。

最近、特に思ってしまうのが、TVのCMやドラマ、番組などで、キャストの人たちが、お酒をおいしそうに飲んでいるのを見ると、僕もお酒を飲みたくなってしまうことがあります。

最近、家にいるときやジムでランニングをしているとき、僕はアメリカのドラマ「SUITS」をよく見ているんですが、その中で、主人公のハーヴィーやマイクなんかが、ことあるごとに、スコッチウイスキーをおいしそうに飲んでいたり、バーでビールを瓶から飲んでいたり…。

そんな場面を見ていると、「ああ、いいなぁ。僕も、お酒を飲みたいなぁ」と思ってしまいます。

お酒を飲んだことがあるから、無意識に脳が思い出すんですよね。

「ビールはあんな味がして、頭がモワッとして…」なんていう風に…。

そんな時、びっくりしたんですが、結構リアルにお酒の味が頭の中に蘇ってきてしまいます。

ビールを飲んでいる場面を見ると、頭の中にビールの味がよみがえります。

また、シャンパンを飲んでいる場面を見て、「シャンパンを飲みたいなぁ」と思ったら、本当にシャンパンを飲んだときの味を脳で思い出してしまいます。

こんな風にリアルに味まで思い出してしまうと、どうしても、もう一度飲んでみたい、あの気分を味わいたい、という気分になってしまいます。

これも、たぶん、一生、なくならないんだろうと思いますね。

なかなか、やめていくにあたって、この感覚は厄介だと思います。

油断したとき

僕は前回再飲酒を始めてしまったのは、この状況になってお酒を飲んでしまったからです。

今から2年半前に、海外出張のために乗った飛行機で、座席に着いた時、ウェルカムドリンクで、キャビンアテンダントさんが、シャンパンとオレンジジュースを持ってきたきて、僕は、すーーっとシャンパンに手を伸ばしてしまった…。

その時は、「お酒を飲んでやろう!」という強い気持ちは全くなかったんですが、ついつい手が伸びてしまったというのが正直な感じです。

そこで、お酒を一旦1杯飲んでしまうと、それによって、タガが外れてしまって、そのあと、どんどん例外を作ってお酒を飲んでいくようになってしまいました。

だから、断酒を続けていくためには、最初の1杯を何としても防ぐのが極めて大事です。

その最初の1杯を自分に対して許してしまうと、次の1杯のお酒のハードルがグッと下がってしまいます。

最初の1杯を飲んでしまうと、一旦お酒を飲んでしまったのに、次の1杯を飲んではダメだという理由が、自分の中でなくなってしまうのです。

そして、次も次も…。となってしまって、結局、元の木阿弥。

気付けば、普通にお酒を毎日飲んでしまっている状態に逆戻りしてしまいます。

だから、最初の1杯のお酒には絶対に手を付けないということに細心の注意をすることが、断酒を続けていく上でとても大事なことだと言えます。

概して感情が動いた時が危ない

ここまで、僕の経験から考えられる、再飲酒をしてしまいそうになる、いろんな場合について書いてきました。

それらを全体としてみてみると、概して、感情が動いた時が危ないということが分かります。

うれしかったり、楽しかったり。

反対に、悲しかったり、つらかったり。

そんな感情の起伏があると、ついついお酒に手を伸ばしたくなるものです。

そういうことを考えると、毎日、感情の起伏を少なくして、淡々と過ごすということも、断酒を続けていく上では、とても大事なことじゃないかな?と思います。

長い人生では、毎日いろんなことが起こりますが、できるだけ、そのことに心を動かされすぎないで、毎日を過ごすということが、断酒を続けていく上では、重要になってくると思います。

感情の起伏が大きいと、それを緩和させるために、お酒に手を伸ばしたくなる。

これまで、感情の起伏が大きくなった時にお酒を飲んできたんだから、当たり前ですよね。

そんな状況になったら、いつもお酒を飲むことになっていたのが、過去の私たちだったので…。

それならば、できるだけ、そんな状況にならないように、お酒を飲みたいと思うような心情にならないようにすることが肝要だと思います。

それでも飲まない

これまで書いてきたとおり、僕のように、今までにずっとお酒を飲んでしまってきていて、その結果、最終的にお酒に依存をしてしまうようになってきた人は、お酒をやめようと意思だけではなかなか、断酒を続けていくのは難しいです。

それでもやっぱり、心の芯の部分では、いつも「何があっても、絶対にお酒には手を伸ばさない!」という強い信念が必要だと思います。

その信念を、毎日毎日、繰り返し心に植え付けることで、感情に起伏があったり、他の人が飲んでいたり、ちょっとしたハプニングでお酒に手を伸ばしそうになったとしても、お酒に手を付けてしまうことを思いとどまることができるんじゃないか?と思います。

まとめ

今日は、「1年間断酒を続けてきていて、それでも、どのようなときに飲みたくなるのか?」ということについて、書いてきました。

うれしいときや悲しいとき、楽しいときやつらいときなどには、やっぱり今でも、お酒を飲みたくなります。

あのお酒を飲んだときに味わうことができた、心地よい感覚を、脳が覚えてしまっているので、それを決して忘れることができません。

特に感情の起伏が激しくなった時には、かつてのようにそれを落ち着かせるために、お酒を飲みたいという気持ちに、どうしてもなってしまいます。

僕の実際上の経験の話で言うと、感情が大きく動いたときにお酒を飲みたくなってしまいます。

また、逆に全く無防備なときにも、お酒に手を伸ばす可能性が高くて危ないです。

僕のように、一旦、依存してしまっている人にとっては、強い意思だけで常に飲酒を回避するのは、本当に難しいことです。

それでも、「何があっても、絶対にお酒を飲まない!」という信念を常に持っていることは、非常に重要です。

その信念を、何度も自分自身に言い聞かせて、1日1日、お酒を飲まない日を積み重ねていくことで、断酒は続けていけるものだと思います。

今日も、最後まで読んでくださってありがとうございました。

こうぷー

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