【時間の使い方の極意】水が流れるように過ごす

人生、生きかた

限られた人生、毎日を後悔なく充実して過ごすためには、与えられた時間を、有効に使うことがとても重要だと思います。

では、最も時間を有効に使うということは、どのような時間の使い方でしょうか?

毎日をストレスなく、疲れることも少なく、かつ最も良いパフォーマンスを残す。

そのようなことではないかと、僕は思います。

僕は、そんな最もいい時間の過ごし方をするための極意は、「水が流れるように過ごす」ことなのではないか、と思っています。

そこで、今日は「水が流れるように過ごす」ということについて書いてみようと思います。

有効な時間の過ごし方とは

最初に書いたとおり、人生は有限です。

普段はあまり意識することはありませんが、これは間違いのないことです。

ですから、毎日を一生懸命に生きている人ほど、時間を大切にします。

また、ムダな時間をできるだけ排除しようとします。

そして、ムダな時間をできるだけ排除した後は、使っている時間を、できるだけ有効に使おうと考えます。

その方法はさまざまで、マルチタスクを推奨する人もいれば、絶えず1つのことに全力集中をすることが、時間を有効に使うことにつながるという人もいます。

でも、厳密な意味で、僕はマルチタスクにも全力集中にも否定的です。

その理由は、マルチタスクは結局はどっちもつかずになって、返って時間がかかります。

一方で、全力集中は精神的に疲れやすく、長続きしないと思います。

本当に有効な時間の使い方というのは、1日のトータルのパフォーマンスの質と量が最も高くなるような過ごし方なのではないかと思います。

そのように考えた時、僕は、今日のテーマにあるとおり、「水が流れるように過ごす」のが最も効率的ではないかと考えています。

できるだけ、同じレベル、同じようなテンションでずーーっと1日を過ごす。

そんなことができれば、1日のパフォーマンスとして質、量ともに最も高いレベルが達成できるのではないかと考えています。

水が流れるように過ごすとは

僕が言う「水が流れるように過ごす」とは、どのようなことでしょうか?

それは、あたかも水が川を流れるように、あるいは、水がいろんなものに応じて、形を変えながら流れていくように、変に余分な力を入れず、自然なままに、でも決して止まることなく過ごすということです。

ですから、毎日発生するいろんなことに対して、いちいち不必要に逆らったり、反抗したり、怒ったりしてパワーを使わないようにする。

それだけではなく、できれば、過剰に喜んだり、笑ったり、はしゃいだりもしないようにする。

もちろん、自分が正しくないと思うことには反論したり、うれしいことがあったら喜んだりはするのは当然なんですが、その時にエネルギーが無駄になるほど過剰に使わないようにする。

水がいろんな形のものに対応して、形を変えて進んで行くように、必要以上の力でぶつかっていくようなことはしない。

そのようにして、いろんなことに対して、特に精神的に同じスピード&パワーで対応して、1日を過ごせれば、最も効果的かつ最大限の成果が得られるのではないかと思っています。

「水が流れるように過ごす」と負担が少ない

「水が流れるように過ごす」ことができれば、精神的な負担が少なく過ごすことができると思います。

発生してくる物事に対して、必要以上のパワーでぶつかって行ったりせず、正しく流れていくために必要な最低限のパワーで乗り越えていく。

そのように物事に対応していけば、ある出来事を乗り越えた後も、必要以上のパワーのロスがないので、いつまでも同じパワーを保ちながら1日をずっと過ごすことができるんじゃないかと思います。

それとは逆に、例えば、朝いちばんの会議で興奮して、激論して、くたくたになってしまうと、それ以降の会議や仕事に集中できなくなってしまいます。

それでは、1日のトータルのパフォーマンスとしては非常に低いものになってしまいます。

そんなことにならないように、会議で反論する場合も、精神的には平穏な状態で、適切に意見を述べられれば良いと思います。

興奮しているから、発言に力が入っているから、意見が通るわけではなく、そのようなことは、本来、意見の質に全く関係のないことなのです。

強く言ったから、意見が正しくなるわけではありません。

そうではなくて、できるだけ穏やかに必要なエネルギーだけを使って、1日を過ごせるといいと思います。

「水が流れるように過ごす」のは、最も効率的

同じペースが効率的ということは、例えば、マラソンで考えれば分かりやすいと思います。

42.195キロをどのように走り切るか?

どのように走り切るのが最も効果的か?最も早くゴールに着くことができるのか?

たぶん、平均的なスピードで淡々と走っていけば、一番早くゴールに着くことができると思います。

もちろんコースのアップダウン、レイアウト、レースであれば、他のランナーの動向など、勝つためにはいろんなことに対応しなければなりません。

でも、基本的にはそれらのいろんなことへ対応することに、できるだけ無駄なエネルギーを使わないように温存して、最も効果的にエネルギーを使い切ることができた人が、最終的にレースに勝って優勝できるんだと思います。

100m走のように猛ダッシュで走って、そのあとしばらくは休憩、の繰り返しでは、全く勝負になりません。

また、別の例では車の運転でも同様です。

車の運転で最も効率が良い(燃費がいい)のは、アクセルとブレーキをいっぱいいっぱいに交互に踏んで、スピードを急速に上げたり、急に減速したりするような運転ではありません。

そうではなくて、アクセルを軽く踏んだり放したりしながらできるだけ同じスピードで走る運転が最も効率がいいのです。

もちろん、車も道の昇り下りや、右や左に曲がるなど状況の変化に対応しながら運転しなければなりませんが、できるだけ過剰な反応をせずに、同じスピードで淡々と走るのが最も効率的なのです。

それらと全く同じで、毎日の過ごし方も、できるだけ力を入れたり抜いたりするのを少なくして過ごせれば、結果的に最も早く、最も遠くまで行くことができるのではないかと思います。

まとめ

今日は「水が流れるように過ごす」ということについて書いてきました。

1日を淡々と同じようなテンションで、発生してくる物事に対しては、必要なだけのパワーで対応して過ごしてく…。

僕の理想とする1日の過ごし方なのですが、実際にやるのは、なかなか難しいです。

それでも、そのように過ごしたいということを意識するだけでも、1日の過ごし方の質が、全然変わってくると思います。

僕も、できるだけ、理想とする「水が流れるように過ごす」ということを目指して、毎日を過ごしていきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

こうぷー

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