【人生の法則】頑張ったことは、いずれ何かの必ず役に立つ!!

人生、生きかた

勉強でも仕事でも、「こんなこと役に立つのかな?」と思うことがあると思います。

やらなくていいものはできれば避けるというのも、一つの方法だと思います。

でも、どうせやらなければならないのであれば、一生懸命やって、やり遂げるほうがいいと思います。

なぜなら、思いがけずそれが将来の役に立つことがあるからです。

そんな話を、今日は書いてみようと思います。

大嫌いだった数字

僕は大学の専攻が、法学部の法律学科でした。

その理由の一つは、高校の時に数学が全くできず、高校を卒業してからは、数字と全く関係ない世界で生きていきたいと思ったからでした。

文系の学部でも、経済学部や商学部は数字とかかわっていかなければなりません。

ですから、受験のときに、それらの学部も避けました。

それぐらい、数字が嫌いでした。

会社の就職先を決めるときでも、その考えは変わっておらず、就職先として銀行は一切考えていませんでした(まぁ、先方がお断りだったかもしれませんが(笑))。

会社に就職してからも、最初の5年間は数字には全く関係ない部門で働いていました。

入社5年目ぐらいに僕は営業部に所属していたのですが、会社から簿記の研修を受けるように言われました。

何ヶ月かかけて週2回、大原簿記専門学校という学校に、会社の就業時間内に通って簿記を勉強しました。

受講したのは、簿記3級と商業簿記2級の講座でした。

簿記の研修が終わる頃に、会社の先輩に、「会社の研修で勉強に行かしてもらったら、普通、後で、その資格は取るもんやぞ!!」と言わました。

「えーーーっ!!」って思いました。

そんなつもりは、全くなかったからです。

確かに、会社の費用で勉強に行かせてもらって、それでハイ終わり。はとても都合がいいと思いました。

「そうか。僕は、簿記2級を取らないといけないのか。」と思いながらも、それはなかなか大変だと思いました。

なぜなら、簿記2級の資格を取るためには研修を受けた商業簿記のほかに、工業簿記も自分で勉強しなければならないからでした。

それでも、先輩の言葉は正しいと思い、工業簿記は自分で勉強することを決意しました。

TACという専門学校の教科書と問題集を買い、約半年かけて勉強し、簿記2級の試験を受験することにしました。

まだ、そのころ僕はアマちゃんで、勉強をすると言っても、今から考えれば生ぬるい勉強方法でやっていました。

正直、TVゲームの合間に勉強をしていた、というのが実態でした。

そんな感じの勉強方法だったので、1回目の受験は見事不合格でした。

心を入れ替え、2回目はかなり真剣に勉強をしました。

受験間際は、仕事を終わって会社から帰ってからと、土日の休日は、ほとんど勉強に充てました。

そうして、なんとか、2回目の受験にして簿記2級に見事合格することが、できました。

不本意な配属

こうして、やっと取得した簿記2級の資格でしたが、僕は会社の人事評価表の資格の欄に書かないでいました。

なぜなら、書いてしまうと、たぶん経理部門に異動になると思ったからです。

相変わらず、僕はまだ数字嫌いでした。

資格を取得してから3年ぐらいたって、もうそろそろ大丈夫だろう(今から考えるとなぜそんな風に思ったのかわからない(笑))と思って、人事評価表の資格の欄に「簿記2級!!」と書きました。

そして…。見事!!

翌年には、経理部契約課に配属されてしまいました。

うちの会社の人事は何も考えていないのか(怒)!!と思ってしまいましたが、後の祭り。

それから約10年間、僕は経理畑で仕事をすることになってしまいました。

契約部門から始まって、銀行からの融資を受ける資金部門、決算をする仕事もして、最後は予算までやりました。

そうなんです。

見事に経理部門を制覇してしまったのです。

結果的に役立つことに

先に書いた通り、僕は約10年間かけて経理畑の全部門を制覇してしまいました。

会社が銀行から融資を受ける際には、銀行のプロに対して、財務諸表を説明して、自分の会社の業績見通しや、融資をしても大丈夫だということを説明するまでになっていました。

これは、僕が一番やりたくないと思っていた仕事だったのですが、経理について完全に理解をすると、結構面白いということも、わかりました

財務を知るということは、会社全体の動きや経営の考え方が分かります。

また、その年の本社の損益の見通しを作る仕事をやっていた時期もあり、その時には会社のトップ(社長など)に直接説明する機会も頻繁にありました。

経理畑に行くまでは社長にあうことは新入社員のときの入社式とか、月に1回の社長訓示の時ぐらいしかなかったので、それはすごい経験でした。

自分の会社の社長が、僕が作った会社の損益見込みの資料を見ながら、僕の説明を聞いているわけですから。

しかも、僕の会社はそこそこ有名なので、僕の作った損益見込みが新聞の記事にも載りました。

その後もさらに経験が役立つことに…

僕はその後、グループ会社の管理をする部門に異動することになります。

そして、今度はそこで、経理部門での経験が活きることになりました。

何しろ、本社の経営を見てきたのですから、グループ会社の経営についての議論をするのにも説得力があります。

グループ会社のトップと各社の経営について、真っ向から議論ができました。

その後も、オペレーション部門に異動になるのですが、管理職になってくると、自分のやることが、会社の経営にどのように影響するのか?ということを理解できているほうが、断然有利です。

そんな場合でも、僕の場合は、経理部門に関して全般的に知っているということは、武器になりました。

結果的に、嫌いだった財務部門での経験、その前の基礎になった簿記の資格取得が、僕の会社でのキャリアに大きな影響を与えることになりました。

このことからも分かるように、嫌いなことであっても、一旦やると決めたのであれば、一生懸命やって一定の成果を上げるようにすることで、新たな自分でも予想していない道が開けることがあります。

不本意であっても、一旦やると決めたのなら、精一杯やることをお勧めします。

まとめ

今日は「頑張ったことはいずれ必ず役に立つ」ということについて書いてきました。

何かを頑張らなければならないとき、どうせやるのであれば、一生懸命やることが大事です。

その時には、気付いていないような結果を、後で残せる可能性があります。

その時、頑張ったことが、後に自分の武器になることすらあるのです。

そのためにも、やるならやる、やらないならやらないと決めて、中途半端にしないようにすることが重要だと思います。

何度も言いますが、どうせやるなら、自分の出来る限りのことをやって頑張りましょう。

そうれば、後から思いがけないご褒美があったりします。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

こうぷー

 

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