【英字新聞を読む】日本のロシアの家族経営のレストランは、ウクライナの難民をサポートしています!

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ロシアのウクライナ侵攻が始まってから、2カ月近くになってきました。

ウクライナからは、自国を逃れた人たちが日本にもやってきています。

でも、全然わからない土地で生活をしていくのは大変です。

そもそも、支援金をどこでもらったらいいのかもわからない人もいるようです。

しかも、言葉も通じない。

そんな中で、千葉にあるロシア料理店を営む母と娘がウクライナ人の相談を受けている。

今日は、この話題を取り上げようと思います。

まずは記事全体を読んでみたいと思います。

Russian family-run restaurant in Japan supports Ukrainian refugees
A Russian woman and her daughter who run a Russian restaurant in Chiba are offering to support the daily lives of Ukrainians who have fled their country.
千葉でロシア料理店を経営するロシア人女性と娘が、国外に逃亡したウクライナ人の日常生活を支援することを申し出ている。

About 20 years ago, Anastasia came to Japan for her work. Daiana later joined her mother at age 6. Four years ago, they opened a Russian restaurant called Matryoshka near JR Chiba Station in Chuo Ward, Chiba City.
約20年前、アナスタシアは仕事のために来日しました。ダイアナは後に6歳で母親に加わった。4年前、千葉市中央区のJR千葉駅の近くにマトリョーシカというロシア料理店をオープンした。

So far, she has communicated with about 10 such people. They include a mother in her 40s and a man who fled Ukraine alone, and Anastasia was asked where they could receive relief money or find jobs in places where they were taking refuge. She introduced them to government agencies when necessary.
これまでに、彼女は約10人のそのような人々とコミュニケーションをとってきました。彼らには40代の母親と一人でウクライナから逃げた男性が含まれ、アナスタシアは彼らが避難している場所で救援金を受け取るか、仕事を見つけることができる場所を尋ねられました。彼女は必要に応じてそれらを政府機関に紹介しました。

Meanwhile, thoughtless messages such as “Go back to your home country,” and “Are you still in Japan?” were posted on the restaurant’s social media account.
そんな中、「母国に帰れ」「まだ日本にいるの?」などの軽率なメッセージがレストランのソーシャルメディアアカウントに投稿されました。

However, Anastasia and Daiana are determined to continue doing what they can to help Ukrainians. They want to hire Ukrainians at their restaurant if work visas are granted. They believe that a large circle of support can be created if people work together.
しかし、アナスタシアとダイアナは、ウクライナ人を助けるためにできることを続けていく決意です。就労ビザが発給されれば、彼らは自分たちのレストランでウクライナ人を雇いたいと思っています。彼らは、人々が協力すれば、大きな支援の輪が生まれると信じています。

では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。

A Russian woman and her daughter who run a Russian restaurant in Chiba are offering to support the daily lives of Ukrainians who have fled their country.
千葉でロシア料理店を経営するロシア人女性と娘が、国外に逃亡したウクライナ人の日常生活を支援することを申し出ている。

千葉でロシア料理店を経営する(who run a Russian restaurant)ロシア人女性と娘が、国外に逃亡した(have fled their country)ウクライナ人の日常生活を支援することを申し出ている(are offering to support the daily lives)

千葉でロシア人の女性とその娘さんが、ウクライナ人の支援を申し出ている。

彼女らは、ロシア料理のお店を経営している。

そして、ウクライナから逃亡してきた人たちの日常生活の支援をしたいと思っている。

“who run a Russian restaurant”で「ロシア料理店を経営する」と表現しています。

これは直前の”a Russian woman and her daughter”「ロシア人女性とその娘」を先行詞とする関係代名詞の表現。

「ロシア人女性とその娘」を説明しています。

“run”は「(お店や会社などを)経営する」という意味でよく使われます。

About 20 years ago, Anastasia came to Japan for her work. Daiana later joined her mother at age 6. Four years ago, they opened a Russian restaurant called Matryoshka near JR Chiba Station in Chuo Ward, Chiba City.
約20年前、アナスタシアは仕事のために来日しました。ダイアナは後に6歳で母親に加わった。4年前、千葉市中央区のJR千葉駅の近くにマトリョーシカというロシア料理店をオープンした。

約20年前、アナスタシアは仕事のために来日した(came to Japan for her work)

ダイアナは後に6歳で母親に加わった(joined her mother)

4年前、千葉県中央区のJR千葉駅近くにマトリョーシカというロシア料理店をオープンした。

20年前に母親のアナスタシアさんは、仕事をするために来日しました。

ロシアではなかなか仕事がなかったんでしょうか。

そして、当時6歳だった娘のダイアナさんは、母親を追って、来日した。

2人は4年前にJR千葉駅近くにマトリョーシカというロシア料理店をオープンした。

マトリョーシカって言うのは、中から中から人形が出てくるロシアのおもちゃですよね。

So far, she has communicated with about 10 such people. They include a mother in her 40s and a man who fled Ukraine alone, and Anastasia was asked where they could receive relief money or find jobs in places where they were taking refuge. She introduced them to government agencies when necessary.
これまでに、彼女は約10人のそのような人々とコミュニケーションをとってきました。彼らには40代の母親と一人でウクライナから逃げた男性が含まれ、アナスタシアは彼らが避難している場所で救援金を受け取るか、仕事を見つけることができる場所を尋ねられました。彼女は必要に応じてそれらを政府機関に紹介しました。

これまでに(so far)、彼女は約10人のそのような人々とコミュニケーションを取ってきました(has communicated with about 10 such people)

彼らには、40代の母親と一人でウクライナから逃げてきた男性が含まれ(include a mother in her 40s and a man who fled Ukraine alone)、アナスタシアは彼らが避難している場所で救援金を受け取るか(where they could receive relief money)、仕事を見つけることができる場所を尋ねられました。

彼女は必要に応じて彼らを政府機関に紹介しました(introduced them to government agencies)

アナスタシアさんとダイアナさんは、これまでに、ウクライナから逃げてきた人たち約10人とコミュニケーションをとってきた。

彼らからは、どのようにすれば支援金を受け取ることができるのか?、どこに行けば仕事を見つけられるのか?ということを聞かれたそうです。

そして、必要に応じて、彼らを政府機関に紹介もしました。

突然、ウクライナから日本に来ても、何もわからないですからね。

“so far”は「これまで」という意味。よく使う熟語です。

Meanwhile, thoughtless messages such as “Go back to your home country,” and “Are you still in Japan?” were posted on the restaurant’s social media account.
そんな中、「母国に帰れ」「まだ日本にいるの?」などの軽率なメッセージがレストランのソーシャルメディアアカウントに投稿されました。

そんな中(meanwhile)、「母国に帰れ」とか「まだ日本にいるの?」などの軽率なメッセージ(thoughtless messages)レストランのソーシャルメディアアカウントに投稿されました(were posted on the restaurant’s social media account)

このように、アナスタシアさんらは、ウクライナから逃げてきた人たちが日本で生活できるように支援してきた。

でも、ロシア人である彼女らに対して、「ロシアに帰れ」とか「まだ日本にいるのか?」などという心無いメッセージも届いている。

ロシア人でも、特に外国にいる人たちは、ウクライナ侵攻に対して疑問を持っている人が多いです。

“thoughtless messages”で「軽率なメッセージ」と訳しています

直訳すると「考えが少ないメッセージ」という感じでしょうか。

However, Anastasia and Daiana are determined to continue doing what they can to help Ukrainians. They want to hire Ukrainians at their restaurant if work visas are granted. They believe that a large circle of support can be created if people work together.
しかし、アナスタシアとダイアナは、ウクライナ人を助けるためにできることを続けていく決意です。就労ビザが発給されれば、彼らは自分たちのレストランでウクライナ人を雇いたいと思っています。彼らは、人々が協力すれば、大きな支援の輪が生まれると信じています。

しかし、アナスタシアとダイアナは、ウクライナ人を助けるためにできることを続けていく決意です(are determined to continue doing what they can to help Ukrainians)

就労ビザが発給されれば(if work visas are granted)、彼らは自分たちのレストランでウクライナ人を雇いたいと思っています。

彼らは、人々が協力すれば、大きな支援の輪が生れると信じています(believe that a large circle of support can be created)

心無い誹謗中傷があったとしても、アナスタシアさんとダイアナさんは、ウクライナ人を助ける決意です。

そして、ウクライナ人の人たちに就労ビザが発給されれば、彼らを雇いたいと思っています。

そのようにみんなが協力すれば、ウクライナ人に対する大きな支援の輪ができると思っている。

そのためにできることをアナスタシアさんとダイアナさんはやっていこうと思っています。

“are determined to continue doing what they can to help Ukrainians”「ウクライナ人を助けるためにできることを続けていく決意です」と訳しています

“are determined”で「決めている」という意味。

“what they can”で「彼らにできること」という表現です。

“if work visas are granted”で「就労ビザが発給されれば」と表現しています。

“are granted”で「発給される」という意味。

“grant”は「許可する、承諾する」です。

今日は、千葉のロシア料理店の母と娘がウクライナ人を助ける活動をしているという話題を取り上げました。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

こうぷー

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