【英字新聞を読む】東京株式市場は利食い売りと利上げに対するFRBの姿勢で値を下げて取引を終えました!

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株価が昨日は下落したようです。

その原因は、水曜日に発表された先月のアメリカのFRB会合の議事録。

そこに書かれていた内容から、アメリカの金利上昇はまだまだ続きそうだということが読み取れた。

それに従って、アメリカの株価が下落し、引き続いて日本の株価も下落した。

前日には、29,000円という1つの基準を超えるような勢いがあったのですが、1日でまた下回ってしまった。

今日はこの話題を取り上げようと思います。

まずは記事全体を読んでみたいと思います。

Tokyo stocks end lower on profit-taking, Fed's stance on rate hike
Tokyo stocks fell below the 29,000 mark Thursday on profit-taking after the Nikkei topped the key psychological level the previous day, with sentiment dented by falls in U.S. shares as the Federal Reserve gave no clue as to a halt to interest rate hikes.
連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ停止の手がかりを与えなかったため、米国株の下落で地合が悪化し、日経平均株価が前日の重要な心理的水準を上回った後、木曜日の東京株式市場は利食いで29,000円の基準を下回りました。

The 225-issue Nikkei Stock Average ended down 280.63 points, or 0.96 percent, from Wednesday at 28,942.14. The broader Topix index finished 16.49 points, or 0.82 percent, lower at 1,990.50. Minutes from the Fed’s meeting last month, released Wednesday, suggested that the U.S. central bank will not slow the pace of interest rate hikes anytime soon.
225銘柄の日経平均株価は、水曜日から280.63ポイント(0.96%)下落した28,942.14で取引を終えた。より広い Topix インデックスは 16.49 ポイント、または 0.82% 低い 1,990.50 で終了しました。水曜日に発表された先月のFRBの会議の議事録は、米国の中央銀行が利上げのペースをすぐに遅らせることはないことを示唆していた.

On Wednesday, the benchmark Nikkei index rose above the 29,000 mark for the first time since early January, but an indication of U.S. interest rate hikes, which would hamper economic growth, usually makes traders more reluctant to boost their holdings of risky assets.
水曜日、日経平均株価指数は 1 月初旬以来初めて 29,000 マークを上回りましたが、経済成長を妨げる米国の利上げの兆候により、通常、トレーダーはリスク資産の保有を増やすことに消極的になります。

The yield on the bellwether 10-year Japanese government bond gained 0.015 percentage point from Wednesday’s close to 0.195 percent, climbing in tandem with an overnight increase in U.S. Treasury yields.
先駆けとなる日本の10年国債の利回りは、水曜日の0.195%近くから0.015ポイント上昇し、米国債利回りの昨夜の上昇と連動して上昇した。

では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。

Tokyo stocks fell below the 29,000 mark Thursday on profit-taking after the Nikkei topped the key psychological level the previous day, with sentiment dented by falls in U.S. shares as the Federal Reserve gave no clue as to a halt to interest rate hikes.
連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ停止の手がかりを与えなかったため、米国株の下落で地合が悪化し、日経平均株価が前日の重要な心理的水準を上回った後、木曜日の東京株式市場は利食いで29,000円の基準を下回りました。

連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ停止の手がかりを与えなかったため(as the Federal Reserve gave no clue as to a halt to interest rate hike)米国株の下落で地合が悪化し(with sentiment dented by falls in U.S. shares)、日経平均株価が前日の重要な心理的水準を上回った後、木曜日の東京株式市場は利食いで(on profit-taking)29,000円の基準を下回りました(fell below the 29,000 mark)

昨日、7月に行われたアメリカのFRBの議事録が発表されました。

7月のFRBでは、0.75%の金利上昇を決めたのですが、その会議の議事録が公表された。

7月のアメリカの消費者物価指数(CPI)が予想よりも、高くなかったので、アメリカの歴史的インフレも止まるのかな?という予想の中での議事録発表でした。

でも、その内容が、利上げの停止をまだまだ考えてないという内容だったので、アメリカ株式市場が下落した

それに引き連れて、日本の株式市場も下落をしたということです。

“as the Federal Reserve gave no clue as to a halt to interest rate hike”で「FRBが利上げ停止の手がかりを与えなかったため」と訳しています

ここでの”as”は「~のため」という意味で使われています。

“clue”は「手がかり」という意味。

飛行機や船の乗務員さんの「クルー」は”crew”です。

The 225-issue Nikkei Stock Average ended down 280.63 points, or 0.96 percent, from Wednesday at 28,942.14. The broader Topix index finished 16.49 points, or 0.82 percent, lower at 1,990.50. Minutes from the Fed’s meeting last month, released Wednesday, suggested that the U.S. central bank will not slow the pace of interest rate hikes anytime soon.
225銘柄の日経平均株価は、水曜日から280.63ポイント(0.96%)下落した28,942.14で取引を終えた。より広い Topix インデックスは 16.49 ポイント、または 0.82% 低い 1,990.50 で終了しました。水曜日に発表された先月のFRBの会議の議事録は、米国の中央銀行が利上げのペースをすぐに遅らせることはないことを示唆していた.

225銘柄の日経平均株価は、水曜日から280.63ポイント(0.96%)下落した28,942.14で取引を終えた(ended down)。より広い Topix インデックスは 16.49 ポイント、または 0.82% 低い 1,990.50 で終了しました。水曜日に発表された先月のFRBの会議の議事録(minutes from the Fed’s meeting last month)は、米国の中央銀行が利上げのペースをすぐに遅らせることはないことを示唆していた(suggested that the U.S. central bank will not slow the pace of interest rate hikes anytime soon)

日経平均は、225銘柄で構成されています。

その日経平均株価が、280.63ポイント下げて終わった。

Topixも同じように、下げて終わった。

これは、水曜日に発表された、7月のFRB会合での議事録で、FRBはまだまだ金利の引き下げを行うつもりがないということが読み取れたからです。

一般的に金利が上がると、株価は下がるという傾向があるので、株が下がったということ。

“minutes from the Fed’s meeting last month”で「先月のFRBの会議の議事録」という意味

“minute”は「分」という意味があまりにも有名ですが、「メモ、議事録」という意味もあります。

On Wednesday, the benchmark Nikkei index rose above the 29,000 mark for the first time since early January, but an indication of U.S. interest rate hikes, which would hamper economic growth, usually makes traders more reluctant to boost their holdings of risky assets.
水曜日、日経平均株価指数は 1 月初旬以来初めて 29,000 マークを上回りましたが、経済成長を妨げる米国の利上げの兆候により、通常、トレーダーはリスク資産の保有を増やすことに消極的になります。

水曜日、日経平均株価指数は 1 月初旬以来初めて(for the first time since early January)29,000 マークを上回りましたが、経済成長を妨げる米国の利上げの兆候により(an indication of U.S. interest rate hikes)通常、トレーダーはリスク資産の保有を増やすことに消極的になります(usually makes traders more reluctant to boost their holdings of risky assets)

前日の水曜日には、日経平均株価指数は、1月初旬以来初めて29,000円を上回った。

でも、FRB議事録で、今後もアメリカの利上げが続くという兆候が分かったので、トレーダーたちは安全思考に傾いた。

このような場合には、国債や社債などの債権など、よりリスクの低い資産の方に資金を回すのが一般的です。

このために、日経平均株価は、29,000円の基準を前日に上回ったにも関わらず、再び下げることになった。

“usually makes traders more reluctant to boost their holdings of risky assets”で「通常、トレーダーはリスク資産の保有を増やすことに消極的になります」と訳しています

“reluctant”は「気乗りしない、しぶしぶの」というような意味。

The yield on the bellwether 10-year Japanese government bond gained 0.015 percentage point from Wednesday’s close to 0.195 percent, climbing in tandem with an overnight increase in U.S. Treasury yields.
先駆けとなる日本の10年国債の利回りは、水曜日の0.195%近くから0.015ポイント上昇し、米国債利回りの昨夜の上昇と連動して上昇した。

先駆けとなる日本の10年国債の利回り(the yield on the bellwether 10-year Japanese government bond)は、水曜日の0.195%近くから0.015ポイント上昇し、米国債利回りの昨夜の上昇と連動して上昇した。

その日の一番初めに開く日本の10年国債が上がった。

これは、その前の日のアメリカ国債の上昇と連動していた。

“the yield on the bellwether 10-year Japanese government bond”で「先駆けとなる日本の10年国債の利回り」と訳しています

“yield”は「利回り」という意味。経済以外の文章では「産出する」などの意味で使われます。

“bellwether”は「鈴つきの羊」という意味から「先駆け、先導者」という意味があります。

今日は、最近興味を持っている株価の話を取り上げました。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

こうぷー

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