【英語でいろんな読み物を読む!】キャンセル・カルチャー

英語、英会話

今日は、キャンセル・カルチャーという話です。

あまり詳しい意味は知りませんでしたが、好ましくない意見なんかを言う有名人を排除するようなことのようです。

日本でもときおり、「炎上」なんていう言葉で、有名人が非難されていることを見かけます。

そういうことを言うみたいです。

それは、本当にいいことなのかどうか…。

時にひどすぎる場合には、バッシングの対象になった人が自殺者しまったりするようなこともあります。

非難するようなことがあるから、徹底的にやるのがいいのかどうか…。

それが正義なのか?

では、今日のストーリーに入っていきます。

 

Two years ago, Facebook was involved in a data leakage scandal with Cambridge Analytica. The data were illicitly obtained through an app that appeared like a personality quiz.
2年前、FacebookはCambridge Analyticaとのデータ漏洩スキャンダルに巻き込まれていました。 データは、性格検査のように見えるアプリを介して不正に取得されました。

ケンブリッジ・アナリティカというのは、選挙コンサルティング会社のようです。

2年前にフェイスブックのデータ漏洩スキャンダルがあった。

それは、性格診断のように見えるアプリを通して、不正に取得されたものだった。

”illicitly”は「不正に」という意味。ちょっとあまり使わない単語です。

Once a respondent took the quiz, data of the respondent’s friends’ lists – such as location, age, gender, religious and political beliefs – were also collected without their knowledge.
回答者がクイズに答えると、場所、年齢、性別、宗教的、政治的信念など、回答者の友人リストのデータも知らないうちに収集されました。

うまくできているんですね。

回答者が質問に答えると、場所、年齢、性別…、などのデータと同じように回答した人の友人リストも収集されてしまっている。

しかも、本人が気付かない間に…。

怖いです。

でも、あり得そうな話です。

The data was allegedly used to tailor political ads to influence election results, and in some cases, to spread hate speech. Because of this, companies like Coca-Cola and Starbucks recently “canceled” Facebook with the hashtag #StopHateforProfit.
このデータは、選挙結果に影響を与えるように、また場合によっては悪意のある表現を広めるために政治広告を調整するために使用されたとされています。 このため、コカ・コーラやスターバックスなどの企業は最近、ハッシュタグ#StopHateforProfitを使用してFacebookを「キャンセル」しました。

不正に収集されたデータは、選挙に影響を与えるために使われたようです。

場合によっては、ヘイトスピーチを広げるために…。

選挙コンサルタントがそのデータを使っていたのだから、まぁ、そういう使い方になるんでしょうね。

”allegedly”は「申し立てによると、伝えられるところによると」というような意味。

そんなことになったので、コカ・コーラやスターバックスなどは、フェイスブックをキャンセルした。

キャンセルするというのは、どういうことなんでしょう?

So, what does it mean to be canceled? According to the Merriam-Webster’s Dictionary website: “Canceling and cancel culture have to do with the removal of support for public figures in response to their objectionable behavior or opinions. This can include boycotts or refusal to promote their work.”
では、キャンセルされるとはどういう意味ですか? Merriam-Webster’s DictionaryのWebサイトによると、「キャンセルすることとキャンセル・カルチャーには、好ましくない行動や意見に応じたて有名人のサポートを削除するということと関係があります。これには、ボイコットや仕事の宣伝の拒否が含まれる場合があります。」

筆者も僕の疑問と同じようなことを思っています。

「キャンセル」って何ですか?

辞書によると、好ましくない行動や意見を発した有名人のサポートを削除するというのと関係がある。

これにはボイコットや宣伝の拒否も含まれる。

良くない発言をした有名人などを排除するという考え方のようです。

While cancel culture may help raise awareness on issues by sparking conversations that may benefit society, we should be careful of applying it in real life.
キャンセル・カルチャーは、社会に利益をもたらす可能性のある会話を引き起こすことによって問題への意識を高めるのに役立つかもしれませんが、私たちはそれを実際の生活に適用することに注意する必要があります。

キャンセル・カルチャーというのは、何かの物事を議論にすることによって、社会に利益をもたらすかもしれない。

でも、それには注意が必要だと筆者は言っています。

特に実際の生活でこれを行うことには注意が必要。

なぜなんでしょうか?

One example is how people comment negatively on a specific post by a particular company or person on Facebook. Instead of canceling the idea or concept, some people go as far bashing it until they themselves become the “bad person” they are trying to pull down.
一例は、Facebook上の特定の会社または個人による特定の投稿に対して人々が否定的にコメントする方法です。 アイデアやコンセプトをキャンセルする代わりに、自分自身が引き下ろそうとしている「悪い人」になるまで、それをバッシングする人もいます。

1つの例は、特定の会社や特定の個人の特定の投稿に対して否定的なコメントをするということ。

そのアイデアやコンセプトをキャンセル(削除?)する代わりに、悪者になるまでバッシングする。

単にその意見やコンセプトを削除させるだけでは気が済まないということでしょうか。

徹底的に悪者にするまでバッシング続けるということですね。

よくあります。

本当にそれが良いことなんでしょうか?

“Beware that when fighting monsters, you yourself do not become a monster…” – Nietzsche, philosopher
「モンスターと戦うとき、あなた自身がモンスターにならないことに注意してください…」-ニーチェ、哲学者

筆者は、最後にニーチェのことばで締めくくっています。

悪い者をやっつけるときに、あなた自身も悪者になっていないですか?ということだと思います。

正義の味方のように思っているけど、実はあなたも悪者になっているんじゃないですか?

気をつけないといけないと思いいます。

今日のストーリーはここまで。

質問に移っていきます。

Is cancel culture a problem in your country?
あなたの国ではキャンセル・カルチャーが問題になっていますか?

普段は、そんなに大きな問題にはなっていないと思います。

でも、時折、必要以上のバッシングがある人を自殺に追い込むなどの事件が起こることもあります。

そのようなときには、社会的な問題として取り上げられます。

I think cancel culture became not so much problems in Japan. But sometimes excessive bashing leads to suicide of a person. In such case, the incidents are caught up as social problems.
日本ではキャンセルカルチャーはそれほど問題になっていなかったと思います。 しかし、過度のバッシングは人の自殺につながることがあります。 そのような場合、事件は社会問題として捉えられます。

たまに、自殺に追い込まれた人が出た時に、バッシングに対する批判が強まることがあります。

あと、匿名での多数のバッシングというのがいいのか?という話も社会問題になります。

それでも、日本ではまだそんなに多くのケースがあるようには思いません。

What are some examples of famous celebrities being attacked online for something they did?
有名な有名人が何かをしたためにオンラインで攻撃された例は何ですか?

具体的な事例は思い出せませんが、不適切な発言をして攻撃されることはよくあります。

そのような場合には、とてもたくさんのバッシングがその人に対して行われます。

最近は、SNSでのコメントに対して行われることもよくあります。

I can’t remember specific example, but there are a lot of case when someone receive bashing from others because of his inappropriate comment. In such cases, really a lot of bashings are conducted. Recently, there are many cases regarding to SNS comments.
具体的な例は思い出せませんが、不適切なコメントで他人からバッシングを受ける場合が多いです。 そのような場合、本当にたくさんのバッシングが行われます。 最近、SNSコメントに関して多くのケースがあります。

小さいことであれば、毎日のように起こっています。

大きな話であれば、特定のコメントで辞任に追い込まれたり、社会的な批判が集まったりすることもあります。

最近は、SNSでのコメントに端を発することが多いように思います。

What is your understanding of the meaning of the quote at the end of the article?
記事の最後にある引用の意味について、あなたはどのように理解していますか?

モンスターをやっつけるときに、あなた自身もモンスターになっていませんか?ということを聞いていると思います。

自分は正しいと思ってやっつけているつもりでも、実は自分自身も同じことをしている可能性がある。

必要以上にやっつけることは、決して正しいことではないと思います。

I think this quote asks us whether you become a monster itself when you are bashing someone. Even though you may do the right things, actually there is a possibility you did the same things. To defeat someone excessively should not be the right things, I think.
この引用は、誰かをバッシングしているときにあなた自身がモンスターになるかどうかを私たちに尋ねていると思います。 あなたが正しいことをしたとしても、実際にはあなたが同じことをした可能性があります。 誰かを過度に倒すのは正しいことではないと思います。

正しいことをしているつもりで、知らず知らずのうちに相手と同じことをしていることに気付かない人を多いです。

人と言うのは、自分がやられたこととは、ひどく感じるし、人にやることは軽く考える傾向があると思います。

その意味で、この引用句のようなことにならないように注意しないといけません。

[su_ note]Do you agree or disagree with the quote?[/su_note]
引用句に賛成ですか、反対ですか。

賛成です。ニーチェの言っていることは正しいと思います。

必要以上の攻撃は、自分自身を悪者にしてしまう可能性があります。

そのようなことがないように注意をする必要があると思います。

Yes, I do. I think what Nietzsche said is right. Unnecessary attacks can make us a bad guy. You need to be careful not to do so.
はい、そうです。 ニーチェが言ったことは正しいと思います。 不必要な攻撃は私たちを悪者にする可能性があります。 そうしないように注意する必要があります。

ニーチェの言っていることは、私たちが見逃しがちなことを指摘していると思います。

本当に、注意しないといけないことだと思います。

Can you give an example in your life where this quote was relevant?
この引用が関連したあなたの人生の例を挙げていただけますか?

僕は、他の人のことをバッシングしたことはないです。

幸運なことに、逆にバッシングされたこともないです。

でも、仕事上で意見が合わずに非難に近いようなことを言われることもありました。

でも、誠実に頑張ってやっていると、結局は周りの人たちが理解してくれて、助けてくれると思います。

I have never bashed others. Fortunately, I have never been bashed from others. However, I was sometimes told from other people that they could not agree with me and they were almost criticize me. But if you do your best sincerely, people around you will understand and help you eventually.
私は他人をバッシングしたことがありません。 幸いなことに、私は他人から打ちのめされたことはありません。 しかし、他の人からは私に同意できないと言われることがあり、ほとんど批判されていました。 しかし、あなたが誠実に最善を尽くすならば、あなたの周りの人々はあなたを理解し、最終的にあなたを助けるでしょう。

僕はこれまで幸いなことに、バッシングすることもされることもなかったです。

でも、今後、そのようなことがあっても、今日のストーリーの内容を思い出して対応できればいいなぁと思います。

いずれにしても、僕が、バッシングする側に立つことはないと思っていますが…。

明日もまた、頑張ります。

こうぷー

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