本当に思っていることは伝わる

人生、生きかた

僕たちは毎日いろんなコミュニケーションを、いろんな人と取りながら生きているのですが、そのコミュニケーションには、実際に目で見たり、耳で聞いたりして伝わる内容だけではなく、なんとなく伝わる雰囲気も含まれていると思います。

口ではいいことを言っているけど、なんとなくこの人の言っていることは信用できないとか、説明は下手だけど、この人の言っていることはなんとなく誠実さを感じるとか…。

それはその人が見せようとしている表面上の態度や話している内容だけでなく、その人の話し方、目の動き、声のトーンなどの微妙なことがらを総合した全体的にかもし出される雰囲気から出てくるものだと思います。そして、そういうことを通して感じたものというのは、だいたい正しいことが多いです。

では、その雰囲気というのは何からかもし出されるのか?それはその人の本心、本当に思っている気持ちだと思います。今日は、「本当に思っていることは伝わる」という内容について書いてみようと思います。

よい考えでいるとまごころが伝わる

人に何かを説明したり、話をしたりするときに、正直に真っ直ぐな、自分が本心から思っていることを説明したり話をしたりすれば、少しぐらい説明が下手でも、話にまとまりがなくても、その本心は相手に伝わるものです。

それはなぜかというと、その真剣なまなざしや落ち着きのある声のトーン、そのほか体のいろんなところから出てくる、「それは真実である」という微妙な信号が相手に伝わるからだと思います。

よい考えを持っている人の言葉はなんとなく信用できます。それはよい考えを持っているというオーラと呼ばれるようなとても細かい信号(微妙な表情、声のトーン、体の動きなど…)が体全体から出ているからです。僕はスピリチュアルなことはあんまり信じませんが、オーラというのは結局その人が発している微妙な体全体から出ている信号を相対的に称したもので、実際に人が感じることができると思います。だから、僕たちはいつもよい考えでいて、他人から見てよい雰囲気をかもし出していれば、いろんな人に信用してもらうことができると思います。

悪い考えでいると邪悪なこころが伝わる

逆に、悪いことを考えている人は、邪悪な雰囲気を知らず知らずのうちにかもし出しています。人が嘘をついているときや相手に隠し事をしているとき、なんとなく後ろめたい気持ちがあるような場合、真剣に聞いている人から見れば、なんとなくうさん臭さや、「本当のことを言っていないんじゃないか?」または「何か隠し事をしてるな?」ということが分かる雰囲気があるものです。

小さな子供が隠れたお菓子を食べて、それをとがめられた時、大人から見えれば見え見えの嘘をついて、「食べてないよ」といいますが、明らかに目の動きや声のトーン、ソワソワした感じで分かりますよね?

それと同じで、大人になると、嘘をついたり、隠し事をしたりするときに、隠そうとする動作がだいぶ上手になりますが、よくよく真剣にその人を見てみると、なんとなく悪いことや隠し事をしているのがわかるものです。それは邪悪なこころから出てくる微妙な信号が体全体から出ているからです。

自信があると正しいと思われる

誰かが会社などで何かを説明したり、プレゼンしたりする場合も、十分準備をしていて説明する内容について、こころから正しいと思っている場合には、同じことを言っていても、自信がにじみ出ているので、聞いている人には正しく聞こえます。

聞いている人も、「この人は今、話している内容についてきちんと理解していて、その内容を真剣に心から正しいと思って話しているのだな」ということが分かるのです。

逆に自信がなさげな説明は聞いている人を不安にさせます。それは説明している人自体が説明している内容を本当はきちんと理解していないとか、なんとなく自分は正しいと思っていないけれども、成り行き上仕方なく説明しているというのが分かるからです。

ですから、何かを説明するときにも、その内容については真剣にこころから正しいと思うまで、よくよく考えて説明すると、きちんと相手に伝わります。

なぜ、だまされるのか?

それでは、人は悪い人とかになぜだまされるのでしょうか?それは、ある意味プロで悪いことをする人は、役者さんがその役に入り込むように、悪いことを悪いことと思わず真剣に良いことのように自分自身も思い込ませてしまうんだろうと思います。

例えば、悪徳商品を売りつける場合も、まず自分自身をだまして、売ろうとしている悪徳商品を本当によいものだと自分自身を信じ込ませるんだと思います。そしてある意味真剣に、いいものだと思い込んでいる悪徳商品を人に売りつける。だから、普通だったらかもし出されるウソを言っている雰囲気やだまそうとしてる微妙な信号が分かりにくくなるんだと思います。でも、聞く側も真剣にその目の奥を覗き込むように見つめたりすると、たぶん一瞬ひるんだり、目が泳いだりしてわかるものだと思います。

だから、聞く側もいつも真剣に相手の話を体全体で聞くようにすれば、言っていることが本当かどうか、小さな微妙なサインから読み取ることができるはずです。

だからいつも正しいことを真剣にやりたい

これまで書いてきた通り、きちんと見ている人にはわかるので、いつも自分が心から正しいと思うことを真剣にやりたいものだと思います。少しでも後ろめたいことや、自分が正しいと思わないことはやらない。自分が心底正しいと思うことだけを正直にやる。そうすることでいろんな人の信頼を得ることができるし、自分が言っていることをいつも信じてもらえるんだと思います。

まとめ

今日は「本当におもっていることは伝わる」ということを書いてきました。邪悪な考えやよくない考えは人に伝わるものです。それはこころの中に何かしらわだかまりがあって、それがにじみ出てくるからです。だからといって、本当に悪い人みたいに人を騙せるくらいに思い込んで、自分を騙して、人を騙す技術を高めたくなんかありません。むしろ、常にこころをきれいにして、毎日正しいことを真っ直ぐに真剣にやって、誠実な雰囲気をかもし出しながら生きていきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

こうぷー

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