これまで、ジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判の記事をずっと読み続けてきています。
今日は、敗訴してしまったアンバー・ハードが損害保険会社から訴訟を受けているという話題です。
アンバー・ハードは、訴訟の場合に、その費用を支払ってもらう損害保険をかけていたのですが、その損害保険会社から訴訟を起こされた。
その費用を払う義務がないと言われているようです。
今日は、この記事を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
アンバー・ハードの元保険会社は、元夫のジョニー・デップとの名誉毀損事件で女優の法廷費用と損害賠償を支払う責任を負わないように措置を講じています。
On Friday, Heard requested a mistrial and a potential re-do on the case, claiming the wrong juror was seated for the proceedings.
金曜日に、ハードは、間違った陪審員が訴訟のために着席したと主張して、事件の不審と潜在的なやり直しを要求した。
Also on Friday, New York Marine and General Insurance Co. filed a lawsuit seeking to not be forced to cover Heard’s legal defense fees and expenses for the multimillion-dollar trial or any subsequent appeal.
また、金曜日に、ニューヨーク海上損害保険会社は、数百万ドルの裁判またはその後の控訴のためにハードの法的弁護費用および費用をカバーすることを強制されないことを求めて訴訟を起こした。
According to court documents obtained by PEOPLE, the provider covered Heard from July 18, 2018, to July 18, 2019, which spanned when the Washington Post op-ed was published in December 2018 and when Depp sued Heard in March 2019.
PEOPLEが入手した裁判所の文書によると、プロバイダーは2018年7月18日から2019年7月18日までHeardをカバーしました。これは、ワシントンポストの論説が2018年12月に発行されたときと、デップが2019年3月にハードを訴えたときまでに及びました。
The insurance company says the $1-million policy doesn’t cover “willful acts” and noted there was a change in her legal defense team from the one they initially agreed upon. The jury’s factual findings establish that Heard’s liability is caused by the willful act(s) of Heard.
保険会社は、100万ドルの保険は「意図的な行為」をカバーしていないと述べ、彼女の法務弁護チームが当初合意したものから変更されたと述べました。 陪審員の事実認定は、ハードの責任がハードの意図的な行為によって引き起こされていることを立証しています。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
アンバー・ハードの元保険会社(former insurance provider)は、元夫のジョニー・デップとの名誉毀損事件で女優の法廷費用と損害賠償を支払う責任を負わないように措置を講じています(is taking measures to not be held responsible for paying for the actress’ legal fees and damages)。
アンバー・ハードの元保険会社が、措置を講じていると言っています。
ジョニー・デップとの名誉棄損事件での法廷費用と損害賠償額の支払いについて。
それらを支払う必要がないという措置を講じようとしている。
“is taking measures to not be held responsible for paying for the actress’ legal fees and damages”で「女優の法廷費用と損害賠償を支払う責任を負わないように措置を講じている」と訳しています。
“measure”で思い付くのは「寸法、大きさ」などの意味ですが、ここで使っているように「方策、手段」という意味でもよく使われます。
金曜日に、ハードは、間違った陪審員が訴訟のために着席したと主張して(claiming the wrong juror was seated for the proceedings)、事件の不審と潜在的なやり直しを要求した(requested a mistrial and a potential re-do on the case)。
アンバー・ハード側が、訴訟のやり直しを求めて棄却されたということは先日取り上げました。
理由は、陪審員の中に、実際に召集された人とは違った人がいたということ。
でも、裁判官は、審判自体には影響がないとして棄却をしました。
“claiming the wrong juror was seated for the proceedings”で「間違った陪審員が訴訟のために着席したと主張して」と訳しています。
“proceeding”は「手続き、進行」という意味が有名ですが、裁判では「訴訟」という意味で使われます。
また、金曜日に、ニューヨーク海上損害保険会社(New York Marine and General Insurance Co.)は、数百万ドルの裁判またはその後の控訴のためにハードの法的弁護費用および費用を(legal defense fees and expenses)カバーすることを強制されないことを求めて訴訟を起こした(filed a lawsuit seeking to not to be forced to cover)。
アンバー・ハードが、訴訟のやり直しに失敗した一方で、海上保険会社からも訴えを受けた。
その内容は、アンバー・ハードがジョニー・デップとの訴訟にかかる裁判費用と損害賠償額を海上保険会社は支払う義務がないというもの。
アンバー・ハードは、このようなことが起こった場合のために、保険をかけていたようです。
でも、その損害保険会社は、今回の事件に対する支払いは強要されないと言っている。
“filed a lawsuit seeking to not to be forced to cover”で「カバーすることを強制されないことを求めて訴訟を起こした」と訳しています。
“file a lawsuit”で「訴訟を起こす」という意味。
“seek to ~”は「~を求める」という基本的な熟語です。
PEOPLEが入手した裁判所の文書によると(according to court documents obtained by PEOPLE)、プロバイダーは2018年7月18日から2019年7月18日までHeardをカバーしました。これは、ワシントンポストの論説が2018年12月に発行されたときと、デップが2019年3月にハードを訴えたときまでに及びました(spanned when the Washington Post op-ed was published in December 2018 and when Depp sued Heard in March 2019)。
PEOPLEというサイトが入手した裁判所の文書によると、アンバー・ハードに対する損害保険会社の保険は、2018年7月18日から2019年の7月18日までの保険。
そして、今回のジョニー・デップとの裁判で問題になっているワシントンポストの論説の発行が2018年の12月。
ジョニー・デップがこれに対して裁判を起こしたのが2019年の3月。
期間としては、保険が適用される期間ではあったということです。
“spanned when the Washington Post op-ed was published in December 2018 and when Depp sued Heard in March 2019″で「ワシントンポストの論説が2018年12月に発行されたときと、デップが2019年3月にハードを訴えたときまでに及びました」と訳しています。
“span”は名詞で「スパン、長さ、間隔」という意味が有名。
動詞では、ここのように「及ぶ、広がる」という意味があります。
保険会社は、100万ドルの保険は「意図的な行為」をカバーしていない(doesn’t cover “willful acts”と述べ、彼女の法務弁護チームが当初合意したものから変更されたと述べました(there was a change in her legal defense team from the one they initially agreed upon)。 陪審員の事実認定(factual findings)は、ハードの責任がハードの意図的な行為によって引き起こされていること(that Heard’s liability is caused by the willful acts of Heard)を立証しています(established)。
損害保険会社は、保険の適用範囲に、意図的な行為による損害は含まれていないと言っている。
それは、ハードの法務弁護チームが当初合意から変更していると主張している。
そして、ジョニー・デップとの裁判で、陪審員は、ジョニー・デップの損害は、ハードの意図的な行為で引き起こされたと立証している。
なので、損害保険会社は、この訴訟の費用と損害賠償額を、損害保険会社が支払う必要がないと言っているわけです。
“doesn’t cover “willful acts””で「「意図的な行為」をカバーしていない」と訳しています。
“willful”は「意図的な、故意の」という意味。
“will”に「意思」という意味があるので、そこから想像できる意味です。
今日は、アンバー・ハードが損害保険会社からも訴訟を起こされたという記事を読みました。
アンバー・ハードは、いろんな意味で窮地に追い込まれています。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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