今年に入っていろんなものの値段が上がっています。
スーパーに行っても、値段が上がっているのがすぐわかるぐらいになってきました。
去年の後半から、ガソリンや電気代の値上げについては大きく取り上げられていました。
それが、物流などの値段を引き上げ、そして、いろんなものの値段に転嫁されて行っているようです。
今年は、値上げがずっと続くことが予想されているそうで、今日はその記事を取り上げます。
まずは、記事全体を読んでみたいと思います。
信用調査会社の最近の調査によると、今年の最初の 4 か月間、日本では食品価格が引き続き高騰し、1 万品目以上の品目の価格が材料費と物流費の高騰により上昇する見込みです。
Prices of 12,054 items have climbed or are expected to do so this year. Prices would be 16 percent higher on average from the current level, up 3 percentage points from a year earlier, according to Teikoku Databank Ltd. data as of Jan. 31.
今年は12,054品目の価格が上昇したか、上昇することが予想されています。 帝国データバンクの1月31日時点のデータによると、価格は現在の水準から平均で16%高くなり、前年比で3ポイント上昇する。
The pace of the increases will be about two times higher than the first four months of last year when 5,573 items became more expensive. Teikoku predicts that the price increase of 2,000 to 3,000 items per month will continue until this summer.
上昇のペースは、5,573 品目が値上がりした昨年の最初の 4 か月の約 2 倍になります。 帝国は、月に2,000~3,000アイテムの値上げがこの夏まで続くと予測している。
A wide range of items has experienced price hikes since last summer as rising oil prices have raised logistics costs. While the rapid depreciation of the yen, which accelerated the trend, has been alleviated this year, the increase in electricity and gas bills will be a factor in pushing up prices, the company said.
昨年夏以降、原油価格の上昇で物流コストが上昇し、幅広い品目で価格が上昇している。 傾向を加速させた急速な円安は今年緩和されたが、電気とガス料金の上昇は価格を押し上げる要因になるだろう、と同社は述べた。
では、1文ずつ細かく見ていこうと思います。
信用調査会社の最近の調査によると(according to a recent survey by a credit research company)、今年の最初の 4 か月間、日本では食品価格が引き続き高騰し(food prices will continue to soar)、1 万品目以上の品目の価格が材料費と物流費の高騰により上昇する見込みです(with prices on more than 10,000 items set to rise due to high material and logistic costs)。
最近の調査によると、日本の物価が高騰しています。
この物価の高騰は、今年の最初の4か月間続く見込みです。
その原因は、材料費と物流費が高くなっているからです。
“according to a recent survey by a credit search company”で「信用調査会社の最近の調査によると」と訳しています。
“according to ~”で「~によると」という表現は、とてもよく使う表現です。
今年は12,054品目の価格が上昇したか、上昇することが予想されています(Prices of 12,054 items have climbed or are expected to do so)。 帝国データバンクの1月31日時点のデータによると、価格は現在の水準から平均で16%高くなり、前年比で3ポイント上昇する(Price would be 16 percent higher average from the current level, up 3percentage points from a year earlier)。
日本では、価格がずっと上がらない状況が続いていましたが、昨年末ぐらいからいろんなものが値上がりし始めています。
今年に入って、また更に急加速している感じがしていましたが、実に12,000を超える品目の値段が、今後上がることが予想されているようです。
しかも、16%なのでかなりの上昇率ですね。
インフレの目標は、2%と言われていますが、それを大きく上回っています。
あまりインフレが進むと、アメリカみたいになってしまうので注意が必要です。
28日にアメリカのFOMCが終わりました。FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、米国の金融政策を決定する会合のこと。今回のFOMCで、どのような金利目標が設定されるかは非常に注目されていました。結局は、大方の予想通りの0.75%の利上げ。これは、市場がすでに織り込んでいたと言われているので、株価は上昇しました。一方で、アメリカのインフレと景気の後退は進んでいると言われ、不況(リセッション)に入ったのではないか?と言われています。パウエル議長は、これを否定したようです。今日はこ... 【英字新聞を読む】FRBは景気後退の懸念の中でインフレと戦うために0.75%の大幅な... - こうぷーぶろぐ |
上昇のペースは、5,573 品目が値上がりした昨年の最初の 4 か月の約 2 倍になります(will be about two times higher than the first four months of last year)。 帝国は、月に2,000~3,000アイテムの値上げがこの夏まで続くと予測している(the price increase of 2,000 to 3,000 items per month will continue until this summer)。
去年もすでに値上がり傾向はあったけれども、今年はさらにハイペースで値上がりしている。
月に2,000から3,000品目の値上がりが、夏まで続くということなので、本当にいろんなものがこれから値上がりしそうです。
これは、去年の2倍にあたるということです。
“will be about two times higher than the first four months of last year”で「昨年の最初の4か月の約2倍になります」と訳しています。
“times”は「~倍」という時に使います。
昨年夏以降、原油価格の上昇で物流コストが上昇し(as rising oil prices have raised logistics costs)、幅広い品目で価格が上昇している。 傾向を加速させた急速な円安は今年緩和されたが(while the rapid depreciation of yen, which accelerated the trend)、電気とガス料金の上昇は価格を押し上げる要因になるだろう、と同社は述べた。
物価の上昇の最初の原因は、原油価格の上昇でした。
これによって、物流コストや電気代が値上がりして、それがいろんな商品の値上げの理由とされました。
その前から、ウクライナ紛争による小麦の値段の上昇なども言われていましたけど、エネルギー価格の上昇がトリガーだった感じすね。
そして、それを契機にいろんなものの値段がどんどん上がって行っています。
日本では、ここ20年ぐらい賃金が全然上がっていないので、賃金が上がらないと生活が苦しくなってしまいます。
ちょうどよい物価上昇は、基本的には良いことだと言われていますが、賃金が上がらないことには厳しいです。
“as raising oil prices have raised logistic costs”で「原油価格の上昇で物流コストが上昇した」と訳しています。
ここでの”as”は「~なので」というような意味です。
今日は、いろんなものの値段が上がっていて、それが今後も続くという話題を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
こうぷー
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