人間生きていると、いろんなことが起こって、時にはどうしようもなくつらい時期というものに遭遇することがあります。
できれば、そんなことに巡り合わなければよいのですが、なかなかそういう訳にはいかないのが現実です。
僕も昨年の夏から今年の始めにかけて、今までに経験したことのないようなつらい日々を過ごすことになってしまいました。
今日は、僕の経験から、このような時期をどのように過ごすのがよいのか、またどのように乗り越えるかについて書いてみようと思います。
僕にとっても、このような経験は生まれてこの方初めてのことでした。
僕がどのようなつらい思いをしたのか、それにどのように対処したのかを書こうと思います。
特に今、つらい思いをしている人がその状況を克服するための参考になればうれしいです。
去年の8月からのつらい思い
僕は、去年の8月の末まで、慢性膵炎という大病を抱えているにもかかわらず、お酒をやめることができずにいました。
当然、お酒を飲んでいるのを家族に見つかると怒られるので、家族にわからないように隠れてお酒を飲んでいたのです。
しかし、家族にとっては、僕が死んでしまうかもわからないのに、隠れてお酒を飲んでいたことは、ある意味裏切り行為で、嘘をついているのと同じでした。
さらに、僕はこれを4年間にわたって繰り返していたので、家族の信用は完全になくなってしまっていました。
8月の末に隠れ飲みが見つかったとき、僕はその家族の思いを僕は聞くことになりました。
そしてまた、さらに上乗せして僕としては想像もできない別の問題も発生して、その両方のことで非常につらい思いをすることになりました。
今から振り返ると、当時の僕は完全に自分を見失い、正常な精神状態を保つことができなくなっていました。
約1か月の間、食事もまともに取れなくなって、体重も7キロ減少するようなことになってしまいました。
いろんな人に相談したり、励まされたりしましたが、結局はある程度時間が経過して、そのつらい状況にある意味慣れてしまうまでは、僕の精神状態は正常にはなりませんでした。
約1か月ちょっと経った、10月中頃になってようやく、僕は少し精神的に落ち着いた状態に戻りました。
その後しばらくの精神的に安定した日々
10月中旬以降は、僕の精神的な状態は、それまでのどん底の状態を脱して、逆にいわゆる躁な状態になりました。
それまで精神的に参っていた時期を長く過ごしていたことの反動もあって、すごく陽気で、ある意味幸せな気分にも似た精神状態だったと思います。
しかし、今から振り返れば、いろんなつらい問題を抱えていたという状況は何も変わっていなかったので、本当は、完全に安定した精神状態というわけではなかったんだと思います。
単に8月、9月に比べて精神的に楽であったことで、それと比較してつらくなかったと言うのが、正しい評価になると思います。
どん底だと思っていた、8月、9月に比べると精神的に落ち着いてはいるものの、完全に正常な状態ではなかったです。
実際には、何となく、あたふたした感じで、落ち着きなく毎日を過ごしていたと思います。
気分的にも、日によって精神的にアップダウンを繰り返すような毎日だったと思います。
そんな時期を約2か月ぐらい過ごすことになりました。
12月末につらい思いがぶり返す
約2か月間、比較的に精神的に楽な時期を過ごしたあと、12月末になって再度、精神的に非常につらい時期を過ごすことになりました。
きっかけは、12月24日に空港の航空会社カウンターの前で、キャビンアテンダントさんたちがハンドベルでクリスマスソングを演奏しているのを見たことでした。
それを見て、自分の状況が8月から何も改善されておらず、「みんなは幸せな日を過ごしているのに、自分はなんでこんなことになってしまったんだろう?」と思うと、涙がポロポロ止まらなくなってしまったのでした。
それから、年末までの数日間は地獄のような日々でした。
おなかがえぐられているような感覚に襲われ、ただ座っているのも耐えられないような状態でした。
時間が過ぎることさえ体を傷つけていくような感覚に襲われ、いてもたってもいられませんでした。
YouTubeで大愚和尚さんの動画を見て心を落ち着けようとしたり、紙にいろんな思いを書きなぐってすべてを吐き出そうとしたりしましたが、いずれもダメでした。
ひたすらうめき、苦しみました。
精神的につらい時は、寝るのが一番ということをネットで読んで、さほど眠くもないので、無理やり布団に入り、寝たりもしました。
確かに起きた直後は少しだけ楽にはなりましたが、しばらくするとまたつらくなりました。
結局、今回も時間が解決するまで、僕はひたすらそのつらい思いと向き合って過ごすしかありませんでした。
いろんなことにチャレンジすることへの決心
ようやく気分が楽になった正月すぎには、少し精神的に前向きになり、YouTubeでマコなり社長やマナブさんの動画を見ていました。
お二人の動画は、いずれもチャレンジすることの意義や個人としてスキルアップして挑戦することの重要性を語っているように思えました。
僕は、それらの動画を見て、会社の中の現在の地位のままでそのまま過ごしていたり、普段の生活についても、これまでと同じように過ごしていたのでは何も変わらないのではないかと思い始めました。
そして、いろんなことにチャレンジをすることを決意し、自分を変えることに決めました。
まず、会社の地位に関係なく一個人のスキルとしてどれぐらい通用するのかということにチャレンジするために、Webライティングの仕事を取ってみようと思いました。
そして、英語のスキルを上達させるため、1月6日からは毎朝英会話のオンラインレッスンもスタートさせました。
Webライティングはなかなか仕事が取れず苦労をしました。
実績がないので当然です。
しかし、少しずつきっかけをつかんで、だんだん仕事を受注できるようになっていきました。
また、それをきっかけにTwitterやブログも始めることにしました。
他のことが気にならなくなる
僕は、このようにして、つらい気持ちを抱えながらも、自分自身を変える努力を続けました。
すると、とてもつらい状況は相変わらず続いているものの、新たにいろんなことにチャレンジすることによって精神的に変化がありました。
客観的な問題の状況は全く変わっていないのにも関わらず、つらいことが少しだけ気にならなくなっていったのです。
結局、つらい状況に置かれていて、自分の力だけでは、その状況自体を変えることができない場合、自分自身を変えることで、そのつらさをある程度克服することができる可能性があるということが分かりました。
つらいこと自体を変えることはとても大変です。
でも、それがとてもつらい場合、そのことばっかり考えていると、精神的に参ってしまいます。
そんな時には、つらいことばっかりをずーっと見ているのではなく、他のことに目を向けることで、つらさを克服するということです。
この方法は、本来の問題を解決していないという意味では、本当は正しくないのかもしれません。
でも、本来の問題決が自分自身だけでは難しい場合、精神的な安定をするためには、一つの有効な手段です。
僕はこのことによって、とてもつらい時期から脱することができ、精神的に落ち着くことができました。
今は、4月の中旬ですが、僕は非常に充実した毎日を送っています。
そして、精神的にも安定して穏やかな気持ちで過ごすことができています。
まとめ
今日はつらいことからの回復の方法について書いてきました。
今までの僕の経験からは、つらいことも、時間が経つとある程度解決できるし、やはり自分自身がが変わることが一番だという結論です。
つらいことはあるけれども、それをばねに自分を良い方向に変えることができれば、後から振り返ればそのつらい経験も有意義だったと思えるようになると思います。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
こうぷー
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