今日は、航空業界の話です。
ANAとJALがカーボンニュートラルな燃料開発で協力することを表明したようです。
共同の報告書を発表しました。
航空業界は、今後再び伸びていくことが予想されますが、燃料問題を解決する必要があります。
今日は、その内容についての記事です。
では、記事に入っていきます。
ANAとJALは、金曜日に共同報告書(a joint reports)を発表した(released)。
そして、2050年までに航空業界(the airline industry)のカーボンニュートラルを実現する(realize)ために協力する(to work together)ことを誓った(vowing)。
航空業界でも、カーボンニュートラルの取り組みが進められるようです。
自動車とかは、電気自動車の開発が進んでいるイメージがありますが、飛行機は難しいのかな?と思っていました。
燃料を変えるしかないのだろうと思うんですが、どうなんでしょう。
カーボンニュートラルというのは、「温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」ということです。
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しているらしいです。
“vowing”「誓っている」という単語”vow”は、よく使われます。
あと、“realize”が「認識する」以外にも「実現する」という意味があることにも注意。
2030年までに、航空業界は少なくとも(at least)世界の航空燃料(global aviation fuel)の10%を持続可能な航空燃料(sustainable aviation fuels)に置き換える必要があります(should replace)。
これによって、二酸化炭素排出量(carbon dioxide emissions)を削減できると、共同報告書は述べています。
2030年だから、10年以内に世界の航空燃料の10%を持続可能な燃料に変える必要があるそうです。
そうすると二酸化炭素の排出量が減る。
2050年にゼロなのに、10年後で10%というのは少ない気がしますよね。
ここに、実際の難しさがあるような気がします。
“carbon dioxide emissions”「二酸化炭素排出量」を覚えておきたいです。
“carbon dioxide”が「二酸化炭素」で、emission”が「排出(量)」です。
“carbon dioxide”は地球温暖化などの話題でよく出てきます。
“emission”は、いろんなものの「排出」という意味でよく使われます。
日本の2大航空会社は、彼らはSAFの共同開発(the joint development of SAF)に協力すると述べた。
ANAにとっても、JALにとっても、SAF(Sustainable Aviation Fuels)の開発は必須命題。
しかも、とても難しい課題だと思います。
なので、この部分では、共同開発で協力しようということです。
電気や水素(electricity or hydrogen)を動力源とする航空機の開発の努力(efforts)が行われてきました。
しかし、中型から大型の飛行機には、液体の燃料(liquid fuels)は引き続き必要である(will continue to be needed)と報告書は述べています。
今までにも、電気や水素を動力源とする飛行機の開発が行われてきているようです。
でも、大きな飛行機には、引き続きジェット燃料などの液体燃料が必要であるとのことです。
それだけのパワーを出すのが、電気や水素では難しいということなのかもしれません。
“efforts have been made”「努力が行われてきた」と現在完了進行形で表現しています。
その努力がこれまでも、現在も続けられているということです。
空の旅の需要が高まると予想される(expected to grow)ため、日本は最大(up to)23万キロリットルのSAFが必要だろう思われます。
そのCO2の排出量を2050年に効果的に(effectively)ゼロに減らすためには(in order to reduce)。と(報告書では)述べています。
今は、コロナ禍で航空需要は低いですが、今後は空の旅の需要は高まると予想されている。
そのような状況の中で、日本が2050年に二酸化炭素排出量をゼロにするためには、相当の量のSAFが必要。
全体の何パーセントぐらいなんでしょうね?
相当な量を、持続可能な航空燃料に変える必要があるということです。
この文では、“up to~”「最大~」を覚えておきたいです。
これは、2019年に日本が消費した(Japan consumed)化石燃料(the fossil fuels)の約200%(some 200%)に相当します(equivalent)。
新型コロナパンデミック前の…。
23万キロリットルというのは、新型コロナパンデミック前の2019年に日本が消費した化石燃料の約2倍の量。
なので、かなりの量どころの量ではありません。
“some 200%”「約200%」の”some”を覚えましょう。
“about”としたいところですが、“some”も使えるということです。
現在(currently)、世界のSAF生産量は需要の0.03%に過ぎない(stands at only 0.03%)。
しかし、レポートは、アジアのSAF市場は、2050年には22兆円に拡大する(will expand)と予想しています(estimated)。
現在は、ほんのわずかしかないSAF生産量ですが、2050年には、アジアだけでも22兆円規模になりそうだとレポートは述べている。
非常に大きなマーケットになることは、間違いなさそうです。
日本製のSAFの利用をアジア全体(across Asia)に拡大すること(expanding)で、日本は「経済と環境の間の好循環(virtuous cycle)」を生み出すだろう(would create)と報告書は述べている。
そして、日本政府と関係業界からの協力(cooperation)を求めた(seeking)。
これだけの需要があるのならば、日本製のSAFができれば、環境にも良いし、経済的にも良い。
それが、好循環を生むだろうとレポートでは述べている。
そして、そのためには、日本政府と関係業界の協力も必要だと求めたということです。
“virtuous”は「高潔な、道徳の、道徳にかなった」というような意味があります。
そして、“virtuous cycle”で「好循環」という意味もあります。
航空業界は、コロナが完全に過ぎ去れば、再び高成長を続けるんだろうと思います。
そのためには、SAFを開発する必要があるということです。
今日の記事はここまで。
明日もまた、頑張ります。
こうぷー
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