ジョニー・デップとアンバー・ハードの名誉棄損裁判は一旦、6月1日に終了しました。
しかし、あまりの巨額の賠償金額だったことと、アンバー・ハード側の主張が全く受けれ入れられなかったことで、たぶん上訴するだろうと言われていました。
実際に新しい裁判を求めているようです。
今日はこの話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
アンバー・ハードの弁護士は、ジョニー・デップへの損害賠償として与えられた$ 10.35m(£820万)を「弁護の余地がない」と呼び、裁判官に評決を破棄して新しい裁判を行うよう求めています。
Lawyers for the 36-year-old Aquaman star set out a 43-page motion, claiming Depp “proceeded solely on a defamation by implication theory, abandoning any claims that Ms Heard’s statements were actually false”.
36歳のアクアマンスターの弁護士は、デップが「含意理論による名誉毀損のみを進め、ハード氏の発言が実際に虚偽であるとして主張を放棄した」と主張して、43ページの動議を提出した。
The court case came to an end on 1 June, with the jury finding that a 2018 article Heard wrote for The Washington Post, about her alleged experiences as a survivor of domestic abuse, was defamatory towards 59-year-old Depp.
裁判は6月1日に終了し、陪審員は、ドメスティック・バイオレンスの生存者としての彼女の申し立てられた経験について、Heardがワシントンポストに書いた2018年の記事が59歳のデップに対して中傷的であると認定しました。
The jury of five men and two women reached the verdict unanimously, saying Depp had proven all the elements of defamation. They also found the majority of Heard’s allegations to be false and felt they conveyed a defamatory implication.
5人の男性と2人の女性の陪審員は、デップが名誉毀損のすべての要素を証明したと言って、満場一致で評決に達しました。彼らはまた、ハードの主張の大部分が虚偽であることに気づき、中傷的な意味合いを伝えていると感じました。
Depp, who sued Heard for $50m was awarded $10.35m in damages, a figure Heard’s lawyer Elaine Bredehoft could “absolutely not” afford to pay, and in the filing called the figure “indefensible”.
ハードを5000万ドルで訴えたデップは、10.35百万ドルの損害賠償を与えられた ハードの弁護士であるエレイン・ブレデホフトは、支払う余裕が「絶対にない」可能性があり、ファイリングではその価格を「弁解の余地がない」と呼んだ。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
36歳のアクアマンスターの弁護士は、デップが「包含理論による名誉棄損のみを進め(proceeded solely on a defamation by implication theory)、ハード氏の発言が実際に虚偽であるとして(Ms Heard’s statements were actually false)主張を放棄した」と主張して43ページの動議を提出した(set out a 43-page motion)。
アンバー・ハードの弁護士が、動議を提出したようです。
43ページにわたる動議を提出した。
その内容は、ジョニー・デップが裁判で「包含理論によって名誉棄損の話のみを進めて、ハード氏側の主張を虚偽だとして全く採用しなかった」ということ。
実際に、そのような印象が持たれていますね。
アンバー・ハードは嘘つきという印象が今のイメージです。
「包含理論」というのは、どういうことかというのは、難しいですが、要するに論理的にごまかして、印象操作をして、ハードの主張は嘘であると言ったということだと思います。
“Ms Heard’s statements were actually false”で「ハードの主張は実際には嘘であった」と訳しています。
これは”that”節に入っていて、その前の”any claims”の内容を説明している。
裁判は、6月1日に終了し、陪審員は、ドメスティック・バイオレンスの生存者としての彼女の申し立てられた経験について(about her alleged experience as a survivor of domestic abuse)、ハードがワシントン・ポストに書いた2018年の記事が59歳のデップに対して中傷的である(was defamatory towards 59-year-old Depp)と認定しました。
評決では、2018年にワシントンポストにアンバー・ハードが書いた記事について、名指しはしていないものの、ジョニー・デップを中傷したものと認定した。
アンバー・ハードはドメスティック・バイオレンスに関する記事の投稿をしたのですが、その内容がジョニー・デップのことであるのは誰にでもわかった。
そして、デップはこれによって、損害を被ったと主張して、それが認められたというのが裁判の結果です。
“about her alleged experience as a survivor of domestic abuse”で「ドメスティック・バイオレンスの生存者としての彼女の申し立照られた経験について」と訳しています。
“allege”は「申し立てる」という意味。
5人の男性と2人の女性の陪審員は、デップが名誉棄損のすべての要素を証明したと言って(saying Depp had proven all the elements of defamation)、満場一致で評決に達しました(reached the verdict unanimously)。
彼らはまた、ハードの主張の大部分が虚偽であることに気づき(found the majority of Heard’s allegations to be false)、中傷的な意味合いを伝えていると感じました(felt they conveyed a defamatory implication)。
陪審員たちは、ハードの主張の大部分が嘘であると思ったようです。
そして、ワシントンポストへの投稿が、ジョニー・デップを中傷する意味合いが感じられると思った。
これによって、全面的にジョニー・デップの勝訴という評決を出したということです。
“felt they conveyed a defamatory implication”で「中傷的な意味合いを伝えていると感じた」と訳しています。
“convey”は「運ぶ」という意味があります。「コンベヤー」ってありますよね。
そこから「伝える」という意味が出てきます。
ハードを5,000万ドルで訴えたデップは、10.3百万ドルの損害賠償を与えられ(was awarded $10.35m in damages)、その額は、ハードの弁護士であるエレイン・ブレデホフトが支払う余裕が「絶対にない」(“absolutely not” afford to pay)可能性があり、提出書類では、その価格を「弁解の余地がない」と言った(calling the figure “indefensible”)。
ジョニー・デップは、アンバー・ハードを5,000万ドル(50億円以上)で訴えた。
そして、結果として10.35百万円(10億円以上)の損害賠償が認められた。
訴えられたアンバー・ハード側の弁護士であるエレイン・ブレデホフトさんは、これはあり得ない額であると言っている。
そして、上告した書面では、「弁解の余地がない」価格であると表現しているようです。
今日は、アンバー・ハードがやはり上訴したという話題を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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