日本馬のラヴズオンリーユーがアメリカのブリーダーズカップで優勝しました。
これは、日本馬としては初の快挙。
ジョッキーの川田将雅も初の海外G1レースでの優勝。
また、新たな日本競馬界の歴史が生れたような気がします。
あとは、凱旋門賞ですかね。
では、今日の記事に入っていきます。
まずは、全体を読んでみます。
ラヴズオンリーユーは、土曜日にカリフォルニアのデルマー競馬場でブリーダーズカップレースに勝つために日本で訓練された最初の馬になりました。
The 5-year-old mare, trained by Yoshito Yahagi, won the Filly & Mare Turf, a 2,200-meter race, under jockey Yuga Kawada, who earned his first win at an overseas top-level Grade 1 race.
矢作芳人のトレーニングを受けた5歳の牝馬は、海外トップレベルのG1レースで初優勝した騎手川田将雅の下で、2,200メートルのレースであるフィリー&マーレターフで優勝しました。
Loves Only You is the daughter of late legendary racehorse Deep Impact and bred at Northern Farm in Hokkaido.
ラヴズオンリーユーは、故伝説の競走馬ディープインパクトの娘で、北海道のノーザンファームで飼育されています。
“She used her legs well and won the race,” Kawada said with delight.
「彼女は足を上手く使い、レースに勝った」と川田は喜んで言った。
“I am proud that a horse from Japan has left its name in the long history of U.S. horse racing and that I was able to be there as the jockey.”
「アメリカの競馬の長い歴史の中で、日本の馬がその名を残し、騎手としてそこにいることができたことを誇りに思います。」
では、それぞれの文の内容を細かく見ていきたいと思います。
ラヴズオンリーユーは、土曜日にカリフォルニアのデルマー競馬場でブリーダーズカップレースに勝つために日本で調教された(trained in Japan)最初の馬になりました(became the first horse)。
ラヴズオンリーユーがアメリカのカリフォルニアで行われたブリーダーズカップで優勝しました。
日本で調教された馬で初めての快挙。
これまで、このレースで勝った日本馬はなかったんですね。
ダビスタとかで、強い馬が生れると、ブリーダーズカップで勝ったりしたことを思い出しますが、現実世界では、日本馬は勝てていなかったみたいです。
“trained in Japan”「日本で調教された」は”the first horse”「最初の馬」を後ろから修飾しています。
何回も言っている通り、英語の語順って、後ろから詳細を説明することが多いです。
この語順が、日本語と違うので、難しいんだと思います。
矢作芳人さんの調教を受けた5歳の牝馬は、海外トップレベルのG1レースで初優勝した(earned his first win)川田将雅騎手の下で、2,200メートルのレースであるフィリー&マーレーターフで優勝しました(won)。
ジョッキーは川田将雅でした。
彼もまた、海外のG1のレースでは初勝利。
馬も、騎手も日本人で、それぞれ初優勝だったようです。
YouTubeでレースを見ましたけど、2,200メートルなのに、コースを1週半ぐらいするレース。
わりと小さなレーストラックを走るレースのように見えました。
この文では、「勝った」ということを2種類の表現をつかっています。
“won”では単純に「勝った」、もう1つは、“earned his first win”で「彼の最初の勝利を得た」というような表現で「勝った」を表しています。
ラヴズオンリーユーは、伝説の競走馬(legendary racehorse)である故(late)ディープインパクトの娘で北海道のノーザンファームで飼育されています(bred)。
ラヴズオンリーユーは、ディープインパクトの娘らしいです。
ディープインパクトは、2019年に亡くなったようですから、最後の方の子になるんじゃないでしょうか。
“late”は「故」ということで、亡くなったということの表現ができます。
“bred”は”breed”「育てる」の過去形。
「彼女は足をうまく使い(used her legs)、レースに勝った」と川田は喜んで(with delight)言った。
ラヴズオンリーユーは、最後にすっとかわして、優勝しました。
そこのことを言っているんだと思いますが、川田騎手としてもうまく行ったレースだったんだと思います。
“with delight”で「喜んで」という表現をしています。
これも、後ろから足すようにして説明を追加している感じです。
「アメリカの競馬の長い歴史の中で(in the long history)、日本の馬がその名を残し(has left its name)、そして私が騎手として(as the jockey)そこにいることができたことを誇りに思います(I am proud)。」
これで、間違いなくブリーダーズカップの歴史にラヴズオンリーユーという日本馬の名前が刻まれた。
そして、同時に川田将雅という騎手の名前も刻まれた。
そのことを、とても誇りに思うと、川田騎手は言っています。
この文でもまず、“I am proud”「私は誇りに思っている」と表現してから、その内容を”that”以下で説明してます。
内容は、日本の馬がアメリカの長い競馬の歴史に残されたことと、そこに自分がジョッキーとしていたこと。
それを”that”以下に書いて、説明しています。
今日は、アメリカのブリーダーズカップで日本馬のラヴズオンリーユーが優勝したという記事を解読しました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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