世の中のいろんなことは、絶妙なバランスの上に成り立っていることが多いです。
有名な話としては、地球の位置自体が絶妙なバランスで成り立っていると言われていることがあります。
ほんの少し太陽に近くても、逆にほんの少し太陽より遠くても、生命は存在できなかったのではないかと言われています。
そんなたいそうなことだけじゃなくて、私たちの身の周りのこともいろんなバランスで成り立っていると思います。
また、いろんなことの両極端ではなくて、それらについてバランスをとって生きていくことが、上手に生きていく上では重要です。
今日はいろんなことはバランスが大事ということについて書いてみようと思います。
いろんなことは2極の間のバランス
少し前から、仕事と私生活の関係について、「ワークライフバランス」ということが言われるようになってきました。
昔はよくできる人イコールたくさん働く人みたいに、たくさん働くことがよいことだ考えられていました。
でも、最近はそうではなくて、仕事と個人的な生活のバランスを取れる人が、よくできる人という考えに変わりつつあるように思います。
仕事と個人的な生活だけではなく、いろんなことは2つの性質の間バランスで成り立っていることが多いです。
ポジティブかネガティブか、外交的か内向的か、アグレッシブ(積極的)かパッシブ(消極的)か…など。
一件、ポジティブとか外交的とかアグレッシブ(積極的)とかのような前向き、明るい、強い感じの方が良いように思われがちです。
でも、本当はそうではなくて、バランスが取れているのが一番よい。
何事も偏りすぎは良くないのです。
あまりにもポジティブだったりアグレッシブだったりすると、慎重に考えずに行動に移ってしまって、失敗をするようなことが考えられます。
やはり、時にはネガティブだったりパッシブ(消極的)な考え方にもなって、行動することが正しいのかどうか判断できるほうが、望ましい結果になります。
会社のチーム構成でも同じようなことが言えると思います。
積極的な人ばかりが集まると、いろんなことにチャレンジするのはいいけれども、失敗も多いということになると思います。
そこにはやはり慎重な人もいて、いろんな想定されるネガティブな面も検討した上で行動に移すようになれば、チームとしては強い。
そういった意味でもチームはポジティブな人とネガティブな人がバランスよくいるほうがいよいです。
今日の英会話でも話になった
今日の英会話のレッスンでも、同じような話になりました。
レッスンの話題は「ストレスマネジメント」だったのですが、その中でトレーナーのオーストラリア人のBesimさんが、僕に聞くわけです。
Are you positive or negative?(あなたはポジティブですか?ネガティブですか?)と。
僕は、Maybe basically I am positive, but not always be positive. I am also sometimes negative.(基本的にポジティブだと思いますが、いつもポジティブではありません。ネガティブな時もあります。)と答えました。
彼も、同じ意見でポジティブすぎるとよくないという例に「Story of Ikarus.(イカロスの話)」を挙げました。
蝋で作られた翼をもらったイカロスが調子に乗りすぎて太陽に近づきすぎ、蝋が溶けて海に落ちてしまう話です。
このように、彼もあまりに積極的すぎる(too positive)のも良くないと言っていました。
バランスのとり方に個性が生まれる
これまで書いてきたとおり、いろんなことは2極の性質のバランスが大事だと思います。
ですが、そのバランスをどのように取るかによって個性が生まれると思います。
これまで書いてきた通り、極端なのはあまりよくないのですが、すべて真ん中というわけにもいきません。
僕が英会話のトレーナーに答えた通り、基本的にはポジティブだけれども、もちろんネガティブな時もある、のようにそのバランスが個性を生むんだと思います。
しかも、1つのことだけじゃなく、いろんなことのバランスをどのように取るのかでその人の個性が分かります。
どの程度内向的で、どんなことには外交的なのか、どういうときにアグレッシブで、どうなるとパッシブなのか…。
そのいろんな要素に対するバランスのとり方で、その人がどういう人なのかが決まります。
また、それが自分らしい、自分の考えに正直なバランスなのかどうかが、自分らしく生きられているかどうかのパラメータになるのではないでしょうか。
自分らしくいたい
ですから、そのバランスのとり方について、周りの人や環境や雰囲気にあまりにも影響をされないようにすることが必要だと思います。
無理をして、何にでもポジティブである必要はないのです。
その配分は人それぞれなので、自分が正しいと思う配分のバランスを取ればいいし、それが自分らしさなのだと思います。
そこで無理をすると、本当の自分との齟齬に違和感を感じながら生きていくことになります。
すると、ストレスを感じ、それが極端な場合、精神的に病んでしまうことにもなりかねません。
そのバランスのとり方は自分らしさの証明なのだから、どのようにバランスを取るのかも自分の意思で決めていきたいものです。
そうすれば、自信を持って周りや人のせいにすることなどなく、堂々と生きていけるのだと思います。
まとめ
今日はいろんな物事はバランスで成り立っていて、そのバランスのとり方で自分自身の個性が決まってくるということについて書いてきました。
自分らしくいるためには、いろんなことに対するバランスのとり方が、自分に正直なのかどうかを考えることが重要だと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
こうぷー
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