【断酒の現実】 お酒をやめたら何かいいことあるの?【メリットはいろいろあります!】

断酒、禁酒、お酒

僕は、今日で断酒をして314日目(2020年7月4日現在)です。

9年半ぐらい前に僕は、慢性膵炎を患いました。

それによって、お酒をやめなければならなくなりました。

しかし、慢性膵炎になってから4年ぐらいたった後、体も健康になり、もう、お酒を飲んでも大丈夫なんじゃないか?と勝手に思い始め、家族に隠れて再び飲酒を始めてしまいました。

その後、お酒をやめなければならないのにも関わらず、約4年間に亘って、お酒をやめることができませんでした。

隠れ飲みを見つかっては、断酒をし、そしてまた隠れ飲みをするということを繰り返しました。

家族には本当に心配をかけました。

そして、何度も嘘をついたことにより、信用も失いました。

これまで、何度も断酒に失敗してきた僕ですが、今回は、この先ずっと、やめ続けられるような気がしています。

ところで、お酒が大好きな人にとっては、お酒をやめるということは、人生におけるすべての楽しみがなくなってしまうだけのように思いがちです。

それは、絶望にも近い感覚だと思います。

かつての僕も、隠れ飲みが見つかって、今度こそお酒が飲めなくなると思ったとき、そんな風に考えていました。

でも、実際に断酒をしてみると、人生のすべての楽しみがなくなってしまうというようなことはありません。

逆に、お酒をやめると、お酒をやめたなりに、実はいろんなメリットもあります。

今日は「お酒をやめたら何かいいことあるの?」ということで、お酒をやめたらどのようなメリットがあるかについて、書いていこうと思います。

お酒をやめるメリット

お酒をやめて、なにかメリットがあるんですか?

今までずーーっとお酒を飲んできた人にとって、お酒をやめるということはとてもつらいことです。

なんだか、お酒を飲むのをやめると、人生の楽しみのすべてを失ってしまうような感じさえしてしまいます。

でも、実際に1年以上断酒をして実感することなんですが、お酒をやめることで、人生の楽しみをすべて失ってしまうようなことはありません。

むしろ逆に、お酒をやめると様々なメリットもあります。

僕が今、思いつくだけでも、「健康になる」「人間関係が良くなる」「お金がたまる」「時間ができる」「頭がよくなる」「考え方がポジティブになる」など、具体的にもたくさんのメリットがあります。

ということで、これから、お酒をやめると得ることができるメリットについて、ひとつひとつ見ていきたいと思います。

健康になる

お酒をやめて、最初に感じることができるメリットが、からだが健康になるということではないでしょうか。

僕の経験で言うと、お酒を飲むと、そんなに飲みすぎたわけでもなくても、翌朝なんとなくけだるい感じがつきまとうものです。

やはり、お酒というのは、それなりに内臓にダメージを与えるので、それによって、からだ全体にけだるさが出てくるんだと思います。

でも、お酒をやめると、毎日つきまとっていた、そんなけだるさは全くなくなって、ものすごくさわやかな朝が訪れます。

そのさわやかさはちょうど、小学生のころの朝に感じたような気分です。

もう、長年忘れていたかのような、さわやかさが訪れます。

気分がスッキリして、「今日一日、また頑張ろう!」という意欲が湧いてくるような感じがします。

これがなんといっても、お酒をやめて一番最初に実感できる、お酒をやめることで得られるメリットだと思います。

また、毎日の食事もおいしくなります。

お酒を飲んでいたころは、食事と言っても、食べるものと言えば、お酒のアテと言う感じではなかったでしょうか?

そうではなくて、お酒を飲むのをやめると、毎日の食事自体が、とてもおいしくなります。

もちろん、食べ過ぎには注意ですが、お酒を飲んできたこれまでと、食事の意味合いが全く違ってきます。

毎回の食事が、本当に楽しみになると思います。

食事自体に喜びを感じる…。

なんと健康的なことではないでしょうか?

これも、お酒を飲むようになってからは、長い間忘れてしまっていたという人も多いと思います。

さらに、健康診断などの時に検査をされる、いろんな血液成分の数値も、目に見えて改善すると思います。

たとえば、γ-GTPなどの肝臓の数値やそのほかの内臓の数値などもすこぶる改善されて、客観的にも健康であると証明できるようになります。

お酒をやめると、すぐに体の調子が良くなったことを実感できますよ。

毎日さわやかな朝も迎えることができます!

人間関係が良くなる

お酒を飲みすぎていたような人は、これまで、お酒が原因で、少なからず人間関係がギクシャクしてしまうことがあったのではないでしょうか?

お酒を飲みすぎることによって、暴言暴力までは行かなくても、言わなくていいことを言ってしまったり、いろんな人ともめてしまったり、家族に飲みすぎだと言われてしまったり…。

お酒を飲むと、変な緊張感がなくなってリラックスできて、普段は話しづらい人とも気軽に話せるようになるなどのメリットもあります。

でも、一方で、一旦、酔っぱらってしまうと、みさかいがつかなくなって、後で後悔するような失敗をすることもよくあります。

お酒をやめると、当然そのようなことでいろんな人ともめるようなことはなくなります。

だから、そのようなことで人間関係が悪くなるようなことは起こらなくなります。

さらに、悪くなってしまった人間関係も場合によっては、良くなっていきます。

実際にもめてしまって、関係が相当悪くなってしまった人とは、すぐに良好な関係になることはないかもしれません。

でも、お酒を飲むのをやめて、いつも何かで、もめるようなこともなくなれば、徐々に周りとの関係が回復していくこともあるでしょう。

少なくとも、お酒を飲みすぎることが原因で、起こしてしまっていた、いろんな人に迷惑をかけるようなことは、お酒を飲むことがなくなれば、なくなります。

そして、お酒をやめる期間が長くなっていって、人当たりもよくなっていけば、悪くなっていた人間関係も、とてもゆっくりではありますが、改善していくこともあると思います。

この点も、お酒をやめるメリットと言えると思います。

すぐにすべての人間関係が良くなるわけではなくても、

お酒をやめて迷惑をかけないようになれば、

徐々に人間関係も回復するかもしれないな。

お金がたまる

お酒をたくさん飲む人は、お酒を飲んだり、それに関連して出費したお金は、すごい金額になります。

そのお金の合計は、一説には家が一軒建つぐらいになるとも言われます。

お酒をたくさん飲む人は、当然お酒を飲むため自体にも、相当お金がかかります。

でも、それ以外に付随する出費もかなりの額という人が多いです。

例えば、いつもはしご酒で二軒、三軒行く人は、一軒一軒でその飲み代がかかる上に、深夜まで飲んで家に帰ることになれば、タクシー代も馬鹿になりません。

けがをしたり、財布をなくしたり、そのほかにもいろんなことで、お金がかかることもあったと思います。

お酒をやめると、それだけの出費が全部なくなるのですから、当然お金がたまることになります。

家が一軒建つぐらいのお金ですから、相当な金額です。数千万円単位でしょう。

お酒を飲むのをやめれば、それらのたくさんのお金を、別の有意義なことに使うことができるようになります。

新しく始める趣味でもいいですし、家族との旅行に充てるのでもいいでしょう。

それこそ、家が一軒建つぐらいの出費をしていたのですから、本当に家を建てることができるかもしれません。

それまでお酒のために消えてしまっていたたくさんのお金が、お酒をやめるともっと大事なことに使うことができます。

これも明らかにお酒をやめることでのメリットです。

お酒にそんなにたくさんのお金が消えていっていたとは…。

それを他のことに使えば、なんでもできますね。

時間ができる

お酒を飲んでいたころを思い出すと、後から考えるとどうでもいい話を繰り返してしていたのではないでしょうか?

それも、3時間も4時間も長い時間を使って…。

それに、だいたい、お酒を飲みながらしていた話など、ほとんど覚えていない。

会社や上司への不満や愚痴などは、お酒を飲みながら話すことによって、その時は気分が少し解消されたかもしれません。

でも、いくら愚痴を言っても、問題や不満に思っている状況は、何も変わっていません。

だから、実は根本的には、何の解決にもなっていなかったのです。

このように、お酒を飲んで時間を使うことは、結局、何にもならないことに、ものすごい時間を浪費してしまっていることも多いです。

そして、お酒を飲んでいる間だけでも相当時間を使った上に、仮にお酒を飲みすぎてしまうと、二日酔いになってしまいます。

すると、お酒を飲んだ翌日も、朝から昼、時には翌日の一日まるまる全部、ムダに過ごしてしまうことになってしまいます。

お酒を飲むのをやめると、これだけムダに過ごしていた時間が、すべて有効に使えるようになります。

たくさん有効に使えるようになった時間を、勉強や読書に充てるのでもいいですし、趣味に充ててもいいです。

子供や家族と一緒に過ごすのもいいでしょう。

いずれにしても、あまり言っても意味のない愚痴や、いつも同じような話の繰り返しに時間を使っているよりは、よっぽど有意義な時間の使い方ができます。

短い人生、こんなに同じ無意味な話や、二日酔いで苦痛な思いをして時間を浪費しているのは、もったいないじゃないですか。

これも明らかにお酒をやめるメリットと考えられると思います。

お金だけじゃなくて、時間も相当浪費してきていたんですね。

今から考えるともったいない…。

頭がよくなる

お酒を飲むと、当然酔っぱらいますよね。

酔っぱらっているというのは、ある意味、脳がマヒしているようなものです。

だから、その間の思考能力は、ふだんに比べて著しく低下します。

僕は、お酒を飲んでいたころ、一旦お酒を飲んでしまうと、決して仕事に戻ることはできませんでした。

そして、お酒を飲んだ帰りの電車で、本を読もうとしても、全く頭に入ってきませんでした。

また、細かいことを結構忘れていることも多かったです。

すなわち、お酒が入ってしまうと、それからは後は、全く脳が使い物にならなかったのです。

さらに、お酒の脳への影響は、お酒を飲んでいるときに、このように短期的にマヒさせられるだけではありません。

実は、お酒を飲むということは、長期的にも脳には良くありません。

お酒をずーっと飲んでいると、脳が委縮してだんだん小さくなっていくというのは、とても有名な話です。

お酒を飲むのをやめると、当然、飲んでいる間に頭が回らないというようなことはなくなります。

当然、記憶がなくなるというようなことも起こりません。

さらに、しばらくの期間断酒を続けていると、実感としてお酒を飲んでいない普段の生活でも、頭が良くなったように感じることができます。

実際、僕の経験でも、お酒を飲まなくなると、いろんなことも考えられるようになりますし、頭がいつもスッキリしているので、記憶力なども回復したように思います。

まぁ、少なくともお酒で頭をマヒさせて、馬鹿なことばっかり考えていたり、大事なことを忘れているようなことは、間違いなくなくなります。

僕は、お酒を飲むのをやめてから、このブログや、オンライン英会話、Twitter、Webライティング、プログラミングなど、いろんなことにチャレンジできるようになりました。

これも、頭が常にすっきりしていて、いろんなことが頭に入ってくるからだと思います。

まだお酒を飲んでいた40代の前半の頃は、物忘れがひどくなって、困っていたことを覚えています。

お酒をやめてからは、そんなことはなくなりました。

このように、お酒をやめると、頭の回転などもよくなるというのも、お酒をやめるメリットと言えると思います。

考え方がポジティブになる

さらに、お酒を飲むことをやめると、いろんなことに対する考え方や取り組み方が、ポジティブになるように思います。

お酒を飲んでいるときには、もちろん楽しいお酒もあったでしょう。

でも、問題のある飲み方をしていた人は、どちらかと言えば憂さ晴らしのような飲み方が多かったのではないでしょうか?

確かに、お酒を飲むのをやめると、お酒を飲んでの憂さ晴らしはできなくなります。

毎日起こるさまざまな気に入らない出来事などに、真正面から向き合わなければならなくなります。

でも、しばらくするとそれにも慣れますし、さまざまな出来事に正面から向き合うことによって確実に問題を解決していくことができます。

お酒を飲んで酔っ払って忘れていたときは、結局それを見ないようにしていただけなのです。

しばらくの間、目をつぶってみないようにしていたのと同じで、肝心の問題は全く解決できていなかったのです。

結局、しばらくの間忘れようが忘れていまいが、解決しなければならない問題は、正面から向き合って解決しなければならないのです。

また、お酒をやめて物事への考え方がポジティブになると、いろんなことにチャレンジしようという意欲もわいてきます。

僕の場合は、前述した通り、今年の始めからオンライン英会話、Webライティング、Twitter、このブログ、コンピュータプログラミングにチャレンジしてきました。

このようにいろんなことに新たに取り組めたのも、お酒をやめたからだと思います。

いろんな物事への考え方がポジティブになるというのも、お酒を飲むのをやめて得られるメリットの一つだと思います。

嘘をつかなくてよくなる

お酒の飲み方に問題があった人は、多かれ少なかれ、嘘をつくことが多かったのではないでしょうか?

お酒をやめるようになると、嘘をついたり、隠しごとをしたりすることもなくなると思います。

僕も、慢性膵炎にかかって、お酒を飲んではいけない体になったのに、お酒に執着して、家族に隠れてお酒を飲むことを繰り返していました。

「自分はお酒を飲んでもいいはずだ!」という、勝手な理屈を自分で作って、それなのに、堂々とそれを言うことはできないので、隠れて飲むという卑怯なことを繰り返していました。

「今日1日を悔いなく生きるためには、もし死ぬかもわからなくても、お酒を飲む方がいいんだ!」などという、今から考えれば、馬鹿馬鹿しい考えで、飲酒を続けました。

そんなことを繰り返していると、嘘ばっかりつくので、家族からの信用も無くなりました。

家族はお酒のことだけでなく、僕の言うことすべてを信用できなくなりました。

それは、そうですよね。

自分の都合だけ考えて、嘘ばっかり、ついているのですから。

そして、そんなことを続けている人の心は、根っから腐っていきます。

人の気持ちを全く考えずに、自分のことしか考えていませんから…。

でも、お酒をやめると、すべてに正直になることもできます。

もう、隠しごとや嘘をつく必要はありません。

そうすると、心がとても晴れやかになります。

失った信用を取り戻すのは、そう簡単なものではないです。

でも、何の隠しごとや嘘のない生活というのは、とても晴れ晴れとしています。

また、何に対しても、隠しごとや嘘がないので、堂々と振る舞うことができます。

そんな生活を送れるということが、本当は一番のメリットかもしれません。

まとめ

今日は「断酒のすすめ(お酒をやめるメリット)」について書いてきました。

お酒が大好きで、これまでずーーっとお酒を飲んできた人は、「お酒をやめなければいけない」ということになったときには、何かこの世の中から楽しみが全部なくなってしまうかのように感じます。

でも、実はそんなことはなくて、今日、このブログで書いてきたように、断酒してみると断酒したことによって、いろんな良いことやメリットを得ることができるということが分かります。

何らかの理由で、お酒をやめないといけなくなった人も、お酒をやめようなかな?と考えている人も、

お酒をやめるということを、単にネガティブに考えるのではなく、これまで書いてきたような良いこともあるんだということを認識して、断酒をポジティブにとらえ、より充実した生活を送ってほしいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

こうぷー

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