【英字新聞を読む】侵略を非難する国連決議は、ロシアの孤立の明らかな証拠です!

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国際社会のロシアへの非難が強まっています。

国連の総会の臨時特別会合が開かれました。

ここで、ロシアのウクライナ侵攻に対する非難と、即時撤退の要求の決議が採択された。

しかも、多数の賛成で採択されたことにより、国際社会全体として、ロシアの行動が非難されているということが示されました。

今日は、この記事を読んでみたいと思います。

ではまず、記事全体を読んでみたいと思います。

U.N. resolution condemning invasion is clear evidence of Russia’s isolation
The resolve of the international community to firmly refuse to accept Russia’s invasion of Ukraine has been clearly demonstrated. Russian President Vladimir Putin must recognize Russia’s deepening isolation and immediately halt the aggression.
ロシアのウクライナ侵攻を断固として受け入れることを拒否するという国際社会の決意は明確に示されている。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアの孤立が深まっていることを認識し、直ちに侵略を阻止しなければなりません。

A resolution condemning Russia and calling for the immediate withdrawal of Russian forces from Ukraine was adopted by a majority vote at an emergency special session of the U.N. General Assembly.
ロシアを非難し、ウクライナからのロシア軍の即時撤退を求める決議は、国連総会の緊急特別会合での多数決により採択された。

Of the 193 U.N. member states, 141 voted in favor of the resolution, including the United States, European countries and Japan. Only five countries voted against it: Russia, Belarus, North Korea, Eritrea, and Syria. All of these countries are dictatorships, and their leaders’ disdain for international law was clearly evident.
米国、欧州諸国、日本を含む193の国連加盟国のうち、141が決議に賛成票を投じた。ロシア、ベラルーシ、北朝鮮、エリトリア、シリアの5か国のみが反対票を投じました。これらの国はすべて独裁政権であり、国際法に対する指導者の軽蔑は明白でした。

Unlike U.N. Security Council resolutions, U.N. General Assembly resolutions are not legally binding. Nevertheless, it is significant in that it clarifies the resolve of the international community that Russia’s subversion of the international order must not be tolerated and that justice must be served.
国連安全保障理事会決議とは異なり、国連総会決議は法的拘束力を持ちません。それにもかかわらず、ロシアの国際秩序の破壊は容認されてはならず、正義が提供されなければならないという国際社会の決意を明確にするという点で重要です。

では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。

The resolve of the international community to firmly refuse to accept Russia’s invasion of Ukraine has been clearly demonstrated. Russian President Vladimir Putin must recognize Russia’s deepening isolation and immediately halt the aggression.
ロシアのウクライナ侵攻を断固として受け入れることを拒否するという国際社会の決意は明確に示されている。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアの孤立が深まっていることを認識し、直ちに侵略を阻止しなければなりません。

ロシアのウクライナ侵攻(Russia’s invasion of Ukraine)を受け入れることを断固として拒否する(firmly refuse)という国際社会の決意(the resolve of the international community)明確に示されています(has been clearly demonstrated)

ロシアのウラジミール・プーチン大統領は、ロシアの孤立が深まっていることを認識し(recognize Russia’s deepening isolation)直ちに侵略を阻止しなければなりません(must immediately halt aggression)

国際社会が、ロシアのウクライナ侵攻を非難しています。

しかも、その意思は、強固なものです。

それが明確に示されたということです。

ロシアのウラジミール・プーチン大統領は、その状況を理解して、直ちにウクライナ侵攻から撤退するべきだと言っています。

“firmly refuse”で「断固として拒否する」と訳しています

“firmly”は「固く、きっぱりと、毅然と」という意味の副詞です。

“must immediately halt aggression”は「直ちに侵略を阻止しなければならない」と表現しています。

“immediately”は「直ちに、すぐに」という意味の副詞。よく使う単語です。

“halt”は「停止する、止まる」や「休止させる、中止させる」という意味です。

A resolution condemning Russia and calling for the immediate withdrawal of Russian forces from Ukraine was adopted by a majority vote at an emergency special session of the U.N. General Assembly.
ロシアを非難し、ウクライナからのロシア軍の即時撤退を求める決議は、国連総会の緊急特別会合での多数決により採択された。

ロシアを非難し(condemning Russia)、ウクライナからのロシア軍の即時撤退を求める(calling for the immediate withdrawal of Russian forces)決議(a resolution)は、国連総会の緊急特別会合での多数決により採択された(was adopted by a majority vote)

国連総会の緊急特別会合が開かれたようです。

そこで、ロシアを非難し、ウクライナ侵攻からの即時撤退を求める決議が採択された。

多数の国々が、今回のロシアのウクライナ侵攻の正当性を認めないということを表明しています。

“calling for immediate withdrawal of Russian forces”で「ロシア軍の即時撤退を求める」と訳しています

“withdrawal”は「引くこと、引き下がること、撤退」という意味の名詞です。

Of the 193 U.N. member states, 141 voted in favor of the resolution, including the United States, European countries and Japan. Only five countries voted against it: Russia, Belarus, North Korea, Eritrea, and Syria. All of these countries are dictatorships, and their leaders’ disdain for international law was clearly evident.
米国、欧州諸国、日本を含む193の国連加盟国のうち、141が決議に賛成票を投じた。ロシア、ベラルーシ、北朝鮮、エリトリア、シリアの5か国のみが反対票を投じました。これらの国はすべて独裁政権であり、国際法に対する指導者の軽蔑は明白でした。

アメリカ、EU諸国、日本を含む193の国連加盟国のうち、141が決議に賛成票を投じた(voted in favor of the resolution)

ロシア、ベラルーシ、北朝鮮、エリトリア、シリアの5か国のみ(only five countries)反対票を投じました(voted against it)

これらの国はすべて独裁政権(dictatorship)であり、国際法対する指導者の軽蔑は明白でした(disdain for international law was clearly evident)

国連に加盟する193か国のうち141か国が賛成票を投じた。

反対票を投じたのは、5か国のみ。

ロシア自身とベラルーシ、北朝鮮、エリトリア、シリアだけです。

ベラルーシはロシアと一緒にウクライナを攻撃していますし、北朝鮮は独裁国家。

エリトリアもアフリカの独裁国家のようです。

シリアも独裁国家で、内戦の時に、ロシアにかなり援助してもらっていましたからね。

“voted in favor of the resolution”で「決議に賛成票を投じた」と訳しています

投票で”in favor”は賛成票、”against”は反対票ということが、ここの文章で分かります。

Unlike U.N. Security Council resolutions, U.N. General Assembly resolutions are not legally binding. Nevertheless, it is significant in that it clarifies the resolve of the international community that Russia’s subversion of the international order must not be tolerated and that justice must be served.
国連安全保障理事会決議とは異なり、国連総会決議は法的拘束力を持ちません。それにもかかわらず、ロシアの国際秩序の破壊は容認されてはならず、正義が提供されなければならないという国際社会の決意を明確にするという点で重要です。

国連安全保障理事会決議とは異なり(Unlike U.N. Security Council resolutions)、国連総会決議は法的な拘束力を持ちません(are not legally binding)

それにもかかわらず(nevertheless)、それは、ロシアの国際秩序の破壊(subversion of the international order)容認されてはならず(must not be tolerated)正義が提供されなければならない(justice must be served)という国際社会の決意を明確にする(clarifies the resolve of the international community)という点で重要です(significant)

国連総会の決議というのは、法的拘束力がない。

それが、安全保障理事会の決議とは違っています。

安全保障理事会での決議は、ロシアの拒否権によって否決されています。

しかし、国連総会でこれだけ多数の国の賛成票を得たということは、国際的に全体から非難を受けているということが明確に分かります。

ロシアの行動は容認されないという国際的な意思が明確に表明されたと言えると思います。

“are not legally binding”で「法的に拘束力を持たない」と表現しています。

“bind”が「縛る、結びつける」という意味から「(法的に)強制する、義務を負わせる」という意味があります。

“must not be tolerated”で「容認されてはならない」と訳しています

“tolerate”は「許す、許容する、容認する」という意味です。

これの受身形で「容認される」という風に使っています。

今日は、国連総会でロシアのウクライナ侵攻を非難する決議が採択された記事を読んできました。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

こうぷー

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