今日も、ジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判の深掘りをしてみたいと思います。
どうして、アンバー・ハードが悪く言われているのか?
その理由の一つに、アンバー・ハードが約束した慈善団体への寄付が行われていないということもあるようです。
今回の裁判は、ワシントンポスト紙にアンバー・ハードが投稿した記事の名誉棄損の裁判なんで、直接関係ないと思うのですが…。
でも、結局は裁判は印象が良い方が勝つ、印象が悪い方が負けるという側面があることも否めません。
なので、このことも、アンバー・ハードの印象を悪くしたという意味では、ジョニー・デップ側の作戦成功なのかもしれません。
今日は、この話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
アンバー・ハードはかつて彼女の離婚の和解全体を慈善団体に寄付することを約束しましたが、彼女はまだそうしていないことを法廷で確認しました。
Depp’s lawyers are arguing that a 2018 article published by Heard in The Washington Post, suggested that he was physically and sexually abusive towards her during their marriage, despite not naming him in the article.
デップの弁護士は、ワシントンポスト紙でハードが発表した2018年の記事は、記事に名前を挙げていないにもかかわらず、結婚中に彼女に対して身体的および性的に虐待したことを示唆していると主張しています。
During the latest episode of the bombshell trial, Heard was asked about her pledge to donate $3.5million to the ACLU charity.
注目の裁判の最新のエピソードの間に、ハードはACLU慈善団体に350万ドルを寄付するという彼女の誓約について尋ねられました。
The 36-year-old has said in a past interview and while under oath in Depp’s libel case in the UK in 2020, that she would donate the entirety of the divorce settlement she received – $7m– to charity.
36歳の彼女は過去のインタビューで、2020年に英国で行われたデップの名誉毀損事件で宣誓している間、受け取った離婚の和解金の全額(700万ドル)を慈善団体に寄付すると述べました。
She told the court that she has been unable to ‘because Johnny sued me for $50m in March of 2019’. She added: ‘I fully intend to honour all of my pledges. I would love for him to stop suing me so I can.’
彼女は裁判所に、「ジョニーが2019年3月に5,000万ドルで私を訴えたため」、彼女はできなかったと語った。彼女は次のように付け加えました。「私はすべての誓約を尊重するつもりです。私ができるように、彼が私を訴えるのをやめてほしいと思います。」
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
アンバー・ハードはかつて彼女の離婚の和解金全体を事前団体に寄付することを約束しました(once promised to donate her entire divorce settlement to charity)が、彼女はまだそうしていないことを法廷で認めました(confirmed in court that she is yet to do so)。
ジョニー・デップとの名誉棄損の裁判で、ジョニー・デップの元妻のアンバー・ハードは、かつて約束した事前団体への寄付をしていないことを認めた。
それは、ジョニー・デップとの離婚の和解金を寄付すると約束したものでした。
“confirmed in court that she is yet to do so”で「彼女はまだそうしていないことを法廷で認めた」と訳しています。
“confirm”は「確認する」という意味とともに「承認する」という意味があります。
なので、「認めた」と訳しました。
デップの弁護士は、ワシントンポスト紙でハードが発表した2018年の記事(a 2018 article published by Heard)は、記事に名前を挙げていないにも関わらず(despite not naming him in the article)、結婚中に彼女に対して身体的及び性的に虐待したことを示唆している(suggested that he was physically and sexually abusive towards her)と主張しています。
アンバー・ハードは、2018年にワシントンポスト紙に、論説を投稿しています。
その記事で、ジョニー・デップの名前は挙げていないものの、結婚期間中に虐待を受けていたという内容が書かれていた。
それは、ジョニー・デップに受けたものだと誰にでもわかるというのが、ジョニー・デップ側の主張です。
そして、それによって、仕事を得る機会が損なわれたということで訴訟を起こしたというのが、この裁判です。
“despite not naming him in the article”で「記事に名前を挙げていないにも関わらず」と訳しています。
“despite ~”は「~にもかかわらず」という意味。よく使う表現です。
注目の裁判の最新のエピソードの間に(during the latest episode of the bombshell trial)、ハードはACLU慈善団体に350万ドルを寄付するという彼女の制約について尋ねられました(Heard was asked about her pledge to donate $3.5million to the ACLU charity)。
この裁判は、アメリカだけでなく、世界中から注目されています。
その裁判の中で、かつてアンバー・ハードが約束したACLU慈善団体への350万ドルの寄付について尋ねられた。
そして、彼女は、それはまだ行われていないということを認めたということです。
ACLUは(American Civil Liberties Union)で「アメリカ自由人権協会」という慈善団体です。
言論の自由を守ることを目的とした慈善団体のようです。
“Heard was asked about her pledge to donate $3.5million to the ACLU charity”で「ACLU慈善団体に350万ドルを寄付するという彼女の誓約について尋ねられた」と訳しています。
“pledge”は「誓約」という意味。
“donate”は「寄付をする」という意味。いずれも度々使われる単語です。
36歳は過去のインタビューで、2020年にイギリスで行われたデップの名誉棄損事件で宣誓している間(while under oath in Depp’s libel case in the UK)、彼女の受け取った離婚の和解金の全額(the entirety of the divorce settlement she received)(700ドル)を慈善団体に寄付すると述べました。
アンバー・ハードは、2020年にイギリスで行われた訴訟で、彼女が受け取った離婚の和解金を全額慈善団体に寄付すると言っていた。
でも、実際は違っていたということを、ジョニー・デップ側は主張したようです。
今回の名誉棄損とは直接関係ないと思いますが、結局、訴訟は印象に左右される部分も大きいので、言ったことをやらない人という印象を与えてしまったんだと思います。
それは、陪審員がアンバー・ハードに良い印象を持たなかったという記事からもわかります。
“while under oath in Depp’s libel case in the UK”で「イギリスで行われたデップの名誉棄損事件で宣誓している間に」と訳しています。
“while ~”は「~の間に」という基本的な接続詞。
“oath”は「宣誓」、”libel case”は「名誉棄損事件」という意味です。
彼女は裁判所に「2019年3月にジョニーが5,000万ドルで私を訴えたため(because Johnny sued me for $50m)」彼女はできなかった(she has been unable)と語った。
彼女は次のように付け加えた。「私はすべての誓約を尊重するつもりです(I fully intend to honor all of my pledges)。私ができるように(so I can)、彼が私を訴えるのをやめてほしいと思います(I would love for him to stop suing)。」
アンバー・ハードは、ジョニーデップが5,000万円の裁判を起こしたので、寄付ができなくなったと言っています。
そして、自分は誓約を尊重するつもりがあります。
なので、寄付ができるように、ジョニー・デップに裁判をやめてほしいと言っています。
このような発言なども、陪審員に良いイメージを与えなかったということだと思います。
結果的に、アンバー・ハードは、この裁判には負けてしまいました。
“I would love for him to stop suing”で「私は彼に私を訴えるのをやめてほしいと思います。」と訳しています。
この”love for”はもちろん「愛している」という意味ではありません。
“would”と一緒に使って”would love for ~”で「~して欲しい」という意味で、”would like to ~”に近い感じだと思います。
今日も、ジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判の深堀りをやってみました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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