昨日、北京オリンピックでは、フィギュアスケートの男子シングルスのショートプログラムが行われました。
日本では、羽生結弦選手が注目を浴びていました。
昨日、フィギュアスケートでは、団体戦が行われていました。団体戦は開会式の前から行われており、その記事についても取り上げました。結果は、ロシアが優勝。2位がアメリカ。3位が日本。でも、フィギュアスケート競技では、この団体戦以上に注目される出来事があったようです。それは、メイン会場の近くのトレーニングリンクでの羽生結弦選手の練習。メディアもそちらの方にかなり集まったようです。今日は、羽生結弦選手の話題を取り上げようと思います。The Russians may have won figure skating’s first gold medal at the Beijin... 【英字新聞読解のコツ!】「4A」の「王子」羽生結弦選手の練習は、ロシア人の金メ... - こうぷーぶろぐ |
しかし、結果は8位と意外なものになってしまいました。
プログラムの最初に予定されていた4回転サルコウができなかったのが主な要因のようです。
でも、それには、理由があったようですが…。
では、まずは記事全体を読んでみたいと思います。
フィギュアスケート選手の羽生結弦の3回連続で金メダルの獲得は、北京の首都体育館で行われた男子シングルスのショートプログラムで日本のスーパースターが8位になったため、火曜日に大きな後退に見舞われました。
Three-time world champion Nathan Chen of the United States was atop the roster Tuesday with the highest score of 113.97. Hanyu scored 95.15.
3度の世界チャンピオンである米国のネイサン・チェンは火曜日に最高スコアの113.97で登録名簿のトップに立ち、羽生は95.15点を獲得しました。
“I didn’t feel like I made a mistake,” Hanyu told reporters after his performance, during which he failed to execute a planned quad salchow at the beginning of his routine.
「私は間違いを犯したような気がしませんでした」と羽生は彼のパフォーマンスの後に記者団に語りました、演技の間、彼は彼のルーチンの始めに予定された4回転サルコウを実行することができませんでした。
“Right at the takeoff, there was a hole [made by an earlier skater],” Hanyu recalled. “I tried [a quad salchow], but my brain protected my body.”
「まさに離陸の時に、[前のスケーターによって作られた]穴がありました」と羽生は回想しました。「[4回転サルコウ]を試しましたが、脳が体を保護していました。」
Hanyu pulled off a quad toe loop-triple toe loop combination and a triple axel. “I was able to focus during the performance. Overall, this was one of my best performances [in the short program].”
羽生は、4回転トウループとトリプルトウループの組み合わせとトリプルアクセルをやってのけました。 「パフォーマンス中に集中することができました。全体として、これは[ショートプログラムで]私の最高のパフォーマンスの1つでした。」
There are nearly 20 points between Chen and Hanyu. “My form is perfect” for the free skate on Thursday, Hanyu stressed. “I was unlucky today, but I want to prepare well to perform [a quadruple axel],” Hanyu said.
チェンと羽生の間には20点近くあります。木曜日のフリースケーティングには「私の調子は完璧だ」と羽生は強調した。 「今日は運が悪かったのですが、[4回転アクセル]を上手にこなす準備をしたいです」と羽生は語った。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
フィギュアスケートの羽生結弦選手の3回連続(three consecutive)での金メダル獲得(quest)は、火曜日に大きな後退に見舞われた(suffered a huge setback)。
北京の首都体育館で行われた男子シングルスのショートプログラムで日本のスーパースターが8位になった(placed eighth)ので(as)…。
フィギュアスケートの羽生結弦選手がショートプログラムで8位でした。
これは、3回連続のオリンピック金メダル獲得に大きな痛手となりました。
記事でも大きな後退に見舞われたと表現しています。
“three consecutive”で「3回連続」という意味。
“consecutive”は「続けて、連続して、継続的な」という意味です。
“quest”は「獲得、探求」という意味。「ドラゴン・クエスト」の「クエスト」です。
“suffered a huge setback”で「大きな後退に見舞われた」と表現しています。
“suffer”が「苦しむ」とか「損害を被る」という意味があるので、災難であったという意味が込められているのがわかります。
3度の世界チャンピオンであるアメリカのネイサン・チェンは、火曜日に最高スコアの113.97で出場選手名簿(the roster)のトップに立ち(was atop)、羽生は95.15を獲得しました(scored)。
アメリカのネイサン・チェン選手が世界最高得点でトップに立った。
得点は、113.97。
一方で、8位に留まった羽生結弦選手は、95.15。
その差18.82。なかなか厳しそうです。
今回は、羽生結弦選手とネイサン・チェン選手の金メダル争いと思われていましたからね。
明暗が分かれてしまいました。
“was atop”で「トップに立った」と訳しています。
“atop”は「頂上に」という意味の副詞です。
「私は間違いをしたような気がしませんでした(didn’t feel like)。」と羽生は彼の演技の後に記者団に話しました。
演技の間、彼は彼の決められた一連の動作(routine)の始めに予定された4回転サルコウを実行することに失敗しました(failed to execute) 。
羽生結弦選手は、ショートプログラムで8位に終わりましたが、そのあとの記者会見では、「自分はミスをしたとは思わなかった」と言っています。
ショートプログラムで最初に予定されていた、4回転サルコウを飛べなかった。
それでも、それはミスではなかったと言っています。
“failed to execute”で「実行することに失敗した」と表現しています。
“execute”は「実行する」という意味。
「まさに飛ぶときに(right at the takeoff)、前のスケーターによって作られた(made by an earlier skater)穴がありました。」と羽生は回想した(recalled)。
「4回転サルコウを試みましたが、脳が体を守りました(protected)。」
4回転サルコウを飛ぼうとしたその時に、穴があったのを感じたんだと思います。
それでも、飛ぼうと思ったが、脳が体を守った。
飛んでは危ないと一瞬で察知したんだと思います。
“recalled”で「回想した」と表現しています。
羽生は、4回転トウループと3回転トウループのコンビネーションとトリプルアクセルをやってのけました(pulled off)。
「演技中、集中することが出来ました(was able to focus)。全体として(overall)これはショートプログラムで私の最高のパフォーマンスの一つ(one of my best performances)でした。」
最初の4回転サルコウができなかったあとは、問題なく演技ができたようです。
4回転トウループと3回転トウループのコンビネーションやトリプルアクセルも成功した。
「演技に集中することが出来た」と羽生結弦選手は言っています。
最初のジャンプで失敗すると、精神的にダメージを受けてガタガタになることが多いですが、ここできちっと決めれるところが羽生選手のすごいところだと思います。
“pulled off”で「やってのけた」と表現しています。
“pull off”は「服を脱ぐ」という意味のほか、「(困難な状況を)うまくやり通す、成功させる」という意味があります。
今回の羽生選手の状況は、まさにこれに当てはまります。
“overall”は「全体として」という意味。よく使う単語です。
チェンと羽生の間には20点近く(nearly 20 points)あります。
木曜日のフリーのスケーティングに向けて「私の調子は完璧だ(my form is perfect)」と羽生は強調しました(stressed)。
「今日は運が悪かったですが、4回転アクセルを上手にこなす(well to perform)準備をしたいです。」と羽生は言いました。
トップのネイサン・チェン選手と羽生結弦選手との差は18.82。
20点近くの点差がついてしまいました。
でも、羽生選手は「調子は完璧だ」と強調しています。
木曜日に行われるフリーの演技では、4回転アクセルという誰も成功していないジャンプにチャレンジするつもりのようです。
果たして、ものすごいドラマが待っているのか?
木曜日が楽しみです。
“my form is perfect”で「私の調子は完璧だ。」と表現しています。
“form”は「型、形、種類」という良く知られた意味のほかに、「調子、体調、健康状態」という意味もあります。
“stressed”で「強調した」と訳しています。
“stress”は名詞で「圧力、ストレス」という意味のほかに、動詞では「強調する」という意味でよく使われます。
今日は、北京オリンピック、フィギュアスケート男子シングルスのショートプログラムの結果についての記事を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
コメント