現代美術が売れているようです。
百貨店のアートコーナーでは、これまでの主な顧客だった60代以上の人たちのほかに、若い人たちも訪れている。
テレワークで家にいることが多くなったので、家の中を充実させようという意図があるようです。
また、現代美術は、作者がこれから有名になると、価値が上がる可能性もあります。
そこで、投資という意味でも買っていく人がいるようです。
自分が新しい芸術家を発掘したような気分にもなれるのかもしれません。
では、記事全体を読んでみたいと思います。
コロナウイルスの大流行の中で、人々が生活の中で癒しとインテリアの色を求めているため、現代美術を家庭で展示することへの関心が高まっているようです。多くの作品を手頃な価格で購入でき、百貨店では販売に努めています。
Contemporary art refers to paintings, sculptures, calligraphy and other works created mainly after World War II. Prices range from over ¥100 million to tens of thousands of yen and according to the Art Tokyo Association, the domestic market in 2020 was ¥236.3 billion, with contemporary art accounting for ¥29.4 billion.
現代美術とは、主に第二次世界大戦後に制作された絵画、彫刻、書道などの作品を指します。価格は1億円以上から数万円で、アート東京協会によると、2020年の国内市場は2,363億円、現代美術は294億円です。
The Daimaru Matsuzakaya Department Store said its art section used to attract customers in their 60s and older, but the increasing amount of those in their 20s to 40s who are teleworking at home are now making purchases to display at home.
大丸松坂屋百貨店によると、60代以上のお客さまを魅了していたアートコーナーでしたが、今では自宅で展示する商品を購入する在宅勤務をしている20代から40代の方が増えています。
In 2021, the Japan Department Stores Association compiled nationwide department store sales figures, and sales of art, jewelry and precious metals rose by 25.7% from the previous year.
2021年、日本百貨店協会は全国百貨店売上高を集計し、美術品、宝飾品、貴金属の売上高は前年比25.7%増となりました。
Contemporary art is becoming a popular target for investment because the price of contemporary art rises as the artist becomes more famous.
現代美術は、芸術家が有名になるにつれて現代美術の価格が上昇するため、人気のある投資対象になりつつあります。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
コロナウイルスのパンデミックの中で(amid the coronavirus pandemic)、人々が生活の中で癒しとインテリアの色を求めている(seeking)ため、現代美術を家庭で展示することへの関心(an interest in display contemporary art at home)が高まっているようです(seems to be growing)。
多くの作品を手ごろな価格(affordable price)で購入することができ、百貨店では販売に努めています(making efforts)。
コロナパンデミックで、人々が家で過ごすことが多くなっています。
このことが影響しているためか、家の中のインテリアを充実させようとする人が増えているようです。
そして、百貨店では現代美術が売れている。
現代美術の作品は、手ごろな価格で購入できるようです。
“amid coronavirus pandemic”で「コロナウイルスのパンデミックの中で」と訳しています。
“amid”は「~の中で、~の真っ只中で」という意味。
“affordable price”で「手ごろな価格」と表現しています。
“affordable”は「手ごろな、手の届く」という意味。”reasonable”などでもいいと思います。
ちなみに”cheap”は「安っぽい」という意味になるので、注意が必要です。
現代美術は、主に(mainly)第二次世界大戦後に制作された絵画、彫刻、書道などの作品(other works)を指します(refers to)。
価格は1億円以上から数万円(price range from over \100 million to tens of thousands of yen)で、アート東京協会によると(according to)、2020年の国内市場(the domestic market)は2,364億円で、現代美術は294億円です。
現代美術というのは、主に第二次世界大戦後に制作された作品のことを指します。
値段は、数万円から1億円以上。
作者の人気などによって値段が違うのは、古典芸術作品と同じですね。
日本のアートの市場は、2,364億円、そのうち現代美術は294億円。
だいたい10%ぐらいが現代美術。
まだまだ、価格的には小さい市場ということでしょうか?
“refers to ~”で「~を指す」と訳しています。
“refer to ~”は「~を参照する」というような意味があります。
大丸松坂屋百貨店によると、60代以上の顧客を魅了していた(used to attract)アートコーナー(its art section)でしたが、今では自宅で展示する(display at home)商品を購入する(purchases)在宅勤務をしている(are teleworking)20代から40代の人が増えています。
百貨店によると、これまではアートコーナーと言えば、60代以上の年代の人が主な顧客でした。
でも、最近になって、テレワークをして在宅している20代から40代の人たちが増えている。
家の中で現代美術を展示する人が勝っていくようです。
“used to attract”で「かつては魅了していた」と表現しています。
“used to ~”で「以前は~だった」という意味。
また、”attract”は「引き付ける、魅了する」という意味です。
2021年、日本百貨店協会は、全国百貨店売上高を集計し(compiled nationwide department store sales figures)、美術品、宝飾品、貴金属の売上高は前年比25.7%増(rose by 25.7% from the previous year)となりました。
日本百貨店協会によると、全国の百貨店の美術品、宝飾品、貴金属の売上高は前年度比で25.7%増。
コロナパンデミックの中で、かなりの売り上げ増です。
旅行とか外食とかを控えている分、家の中のものとか、自分自身をきれいに見せるものとかの消費に回っているということでしょうか?
“compiled nationwide department store sales figures”で「全国百貨店売上高を集計した」と訳しています。
“compile”は「蓄積する、集める、編集する」という意味。
“sales figures”で「売上高、販売数量」という意味があります。
現代美術は、芸術家が有名になるにつれて(as the artist becomes more famous)現代美術の価格が上昇するため(because the price of contemporary art rises)、人気のある投資対象(a popular target for investment)になりつつあります。
現代美術の魅力には、投資という意味もあるようです。
まだ、有名でない芸術家の作品を購入した場合、その後その作者が有名になると、値段が跳ね上がる。
その後、その作品を売ると、高い値段で売れる可能性がある。
そのような投資の意味でも、現代美術を購入する人たちがいるみたいです。
古典のアートはある程度評価が固まってますからね。
現代美術は、作者がまだ存命だったりするので、今後の活躍で価値が上がる可能性があります。
“a popular target for investment”で「人気のある投資対象」という意味です。
“investment”は「投資」という意味。よく出てくる単語です。
今日は、現代美術が百貨店でよく売れているという話でした。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
コメント