今日はユーモラスな写真のマウンテンゴリラの話題です。
とても面白い写真ですが、この写真に写っているゴリラが、亡くなってしまったそうです。
愛嬌があって、とてもやさしいゴリラだったようです。
でも、そのゴリラが人間の保護のもとで育っていたのにも理由があったようで…。
いろいろ考えさせられる話題です。
では、記事に入っていきます。
ンダカシ、コンゴのヴィルンガ国立公園でレンジャーと一緒に自撮り写真でポーズを撮った(posed for a selfie)ことで有名なマウンテンゴリラは、長い病気の末(after a long illness)、14歳で亡くなった(has died at 14)と公園は述べました。
写真にもあるように、レンジャーと一緒にポーズを取ることで有名なゴリラが亡くなったようです。
なんかとてもユーモラスな写真ですよね。
ちょっと、胸を張っているかのようにも見えます。
まるで、着ぐるみで、中に人が入っているかのようです。
人間に近い動物なのに、わりと早く亡くなった感じがします。14歳。
“posed for a selfie”で「自撮りのためにポーズを取る」という意味になると思います。
それは心からの悲しみ(heartfelt sadness)です。
ヴィルンガが愛する孤児の(orphaned)マウンテンゴリラのンダカシの死を発表する(announces)のは…。
(ンダカシ)は、10年以上も(for more than a decade)公園のセンクウェクウェセンターの保護下にあった。
今週の公園からの声明(a statement from the park)は述べていました。
“It is with heartfelt sadness”で「それは心からの悲しみです」と言っておいて、そのあとのthat節でその内容を説明しています。
さらに“Ndaksai, who~”でwho以下でンダカシの説明をしています。
“decade”というのは、「10年」という意味。
英語には、10年という単語があるというのがちょっと面白いですね。
ンダカシはわずか2カ月(just two months)でした。
レンジャーズが2007年に武装民兵によって狙撃された(had been gunned down)母親の命のない体(the lifeless body)にしがみついている(clinging)のを発見したときには…。
ゴリラを保護するレンジャーズが、ンダカシを見つけたときは、彼女はまだ2カ月だった。
武装民兵に母親が打たれて死んでしまって、その体にしがみついているところを見つかった。
この辺の表現でも、すべて詳細な内容は後ろから説明するという、英語の構文の特徴が出てますね。
まずは、「ンダカシがたった2カ月だった」”Ndagasi was just two months old”ということだけを述べて、その時のンダカシの状況を後から付け加えていっています。
マウンテンゴリラの人生(the mountain gorilla’s life)は、ショーやドキュメンタリー映画「ヴィルンガ」で取り上げられました(was featured)。
そして、彼女は2019年に2本足でリラックスして立ち(standing relaxed on two feet)、他のゴリラのンデザの隣で(next to another gorilla, Ndeze)、彼女のおなかを出している(her belly out)のを、その前に立ったレンジャーが自撮りしている(taking the selfie)写真で、インターネットで名声を(fame)得た(gained)。
まさに、今日の写真のことのようです。
レンジャーが自撮りしている後ろで、2本足でおなかを出しているような格好をしているのが、ンダカシのようです。
とてもユーモラスな写真なので、インターネットで有名になったようです。
“was featured”「取り上げられた」という単語が今日も出てきました。
“feature”で、「取り上げる」とか「注目する」とか、「特徴づける」とかという表現がよく出てきます。
「そのような愛情のある生き物(such a loving creature)を支援し、世話をする(support and care for)ことは、特権(a privilege)だった」とバウマさんは声明で述べました。
ンダカシの面倒を見ていたバウマさんのコメントです。
このようにかわいらしいンダカシの世話をするのは、特権だったと言っています。
これだけ愛嬌のあるゴリラなら、一緒にいて、毎日楽しいだろうと思います。
たぶん、ンダカシの方からも愛情表現が毎日のようにあったんでしょう。
この文の中では、“privilege”「特権」という単語を覚えておきたいですね。
私が人間と類人猿の間の関係(the connection between humans and great apes)や、私たちがなぜ彼らを守るために(to protect them)私たちの力をすべてを尽くす必要があるのか(should do everything in our power)を理解するのに役立ったのは、ンダカシの甘い性格と知性(sweet nature and intelligence)でした。
長い文です。
バウマさんが、人間と類人猿との関係やなぜ彼らを守らなければならないのかを理解するのに役立ったのが、
ンダカシの甘い性格や知性だったと言っています。
彼女が愛情をこめて接してくれるので、バウマさんはこのような動物たちを守らなければならないと思ったんでしょう。
“nature”は「自然」という意味をまず思い出しますが、そこから「性格」なども思い浮かびますよね。
自然に授かったものという意味で「性格」も自然のものです。
この文でも“It was Ndakasi’s sweet nature and intelligence”「それはンダカシの甘い性格と知性でした。」と言っておいて、そのあとのthat節でその内容を説明してます。
「私は彼女を子供のように愛しました。そして彼女の陽気な性格(her cheerful personality)は私が彼女と交流するたびに(every time I interacted with her)私の顔に笑顔をもたらしました(brought)。」
バウマさんは、ンダカシを自分の子供のように愛しました。
そして、ンダカシの陽気な性格がバウマさんに笑顔をいつももたらした。
“every time I interacted with her”で「私が彼女と交流するときはいつでも」という意味です。
本当にンダカシは良い性格であったということが分かります。
コンゴ東部のヴィルンガ国立公園には、世界で最後のマウンテンゴリラ(the world’s last mountain gorillas)の一部が生息しています(is home to)。
マウンテンゴリラは、絶滅が心配されていて、世界の中でも生き残っているのが、この地域だけのようです。
「生息しています」というのを”is home to”で表現しています。
「家にしている」というのが直訳でしょうか。
前にも何かの記事で見かけたことがあったと思います。
700人近くのヴィルンガ国立公園のレンジャーは、その地域の野生動物を守るために(to protect its wildlife)命を危険にさらしています(risk their lives)。
(その地域は)20年以上(more than two decades)の武力紛争と不安定さ(armed conflict and instability)が見られています(has seen)。
ンダカシが住んでいたヴィルンガ国立公園には、700人近くのレンジャーがいます。
彼らは、その地域の野生動物を保護するために、自らの命を危険にさらしている。
何故なら、その地域は、20年以上にもわたって、武力紛争と不安定な状態が続いているからです。
ここでも、“a region”「その地域」について、あとから説明がくわえられています。
that以下で“has seen more than two decades of armed conflict and instability”「20年以上武力紛争と不安定さが見られ続けている」と説明しています。
that以下が文章になっていないので、thatは、”a region”を説明する関係代名詞だとわかります。
今日の記事はここまで。
明日もまた、頑張ります。
こうぷー
コメント