【英字新聞読解のコツ!】フェデラーは膝の故障で東京オリンピックに出場しない!

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今日も、東京オリンピックの話です。

今日は、スイスのテニスプレーヤーのフェデラーが、参加を断念したというニュースです。

膝の調子が悪いことを理由にしています。

でも、記事の感じからすると、ちょっとそれだけじゃないように思っているようなふしもあります。

どうなんでしょうか?

では、記事に入っていきます。

Roger Federer will not participate in the Tokyo Olympics, writing on social media Tuesday that he “experienced a setback” with his knee during the grass-court season.
ロジャー・フェデラーは火曜日にソーシャルメディアに、芝生のコートシーズン中に膝で「挫折を経験した」と書いているため、東京オリンピックには参加しない。

テニスのロジャー・フェデラーは東京オリンピックに参加しないようです。

”experienced a setback”を理由にしています。

「挫折を経験した」と訳していますが、”setback”には「後退」などの意味もあるので、膝の状態が悪くなったという意味だと思います。

“during the grass-court season”って言うのは、芝のコートでの試合が続く時期のことを言っているのでしょうか?

Federer had said before Wimbledon that he would make a decision about going to the Summer Games after the Grand Slam tournament ended. The 39-year-old from Switzerland lost in the quarterfinals at the All England Club last week to Hubert Hurkacz.
フェデラーはウィンブルドンの前に、グランドスラムトーナメントが終了した後に夏季オリンピックに行くことを決定すると言っていました。 スイス出身の39歳は、先週のオールイングランドクラブでの準々決勝でホベルトホルカシュに敗れました。

もともと、東京オリンピックに出場するかどうかを考えていたようです。

グランドスラムトーナメントが終わった後に判断すると言っていた。

そして、オールイングランドクラブのトーナメントに負けた後で、不参加を発表しました。

”Federer had said”って過去完了形を使って、ウインブルドンの前に話していたということを表現しています。

Federer had two operations on his right knee in 2020 and went more than a full year between matches. He returned to Grand Slam action at the French Open and then pulled out of that tournament after three victories, saying he wanted to be rested and ready for the grass circuit — especially Wimbledon.
フェデラーは2020年に右膝に2回の手術を行い、試合の合間に1年以上を費やしました。 彼は全仏オープンでグランドスラムのアクションに戻り、3回の勝利の後、休息して芝生のサーキット、特にウィンブルドンの準備ができていると言って、そのトーナメントから撤退しました。

フェデラーは2020年に右膝の手術を2回も受けていて、1年以上のブランクがあった。

”operation”には「手術」という意味があります。

よく、お医者さん系のドラマで手術のことを「オペ」って言いますよね。

フェデラーは全仏オープンで大会に戻ってきた。

そして、3度勝利した後、芝生での試合のシリーズ(特にウィンブルドン)の準備ができていると言って、そのトーナメントから撤退した。

“saying~”で、「~しながら」という意味を表しています。

On Tuesday, he said in a post on Twitter that because of the setback, he has “accepted that I must withdraw from the Tokyo Olympic Games. I am greatly disappointed, as it has been an honor and highlight of my career each time I have represented Switzerland.”
火曜日に、彼はツイッターの投稿で、挫折のために、「私が東京オリンピックから撤退しなければならないことを受け入れた」と述べた。 スイスを代表するたびに私のキャリアの名誉とハイライトであったので、私は非常に失望しています。」

フェデラーは、Twitterへの投稿で調子が悪いので撤退を決めたと言っています。

“withdraw”が「撤退する」という意味です。

とても失望した(greatly disappointed)と言っています。

スイスを代表するというのは、いつもキャリアの名誉とハイライトだったので…。

”as ~”で「~であるので」という内容を表現しています。

Federer won a gold medal alongside Stan Wawrinka in doubles at the 2008 Beijing Olympics and a silver in singles at the 2012 London Olympics, losing to Britain’s Andy Murray in the final at the All England Club. Federer sat out the 2016 Rio de Janeiro Games because of problems with his left knee.
フェデラーは、2008年北京オリンピックでスタンワウリンカとダブルスで金メダルを獲得し、2012年ロンドンオリンピックでシングルスで銀メダルを獲得し、オールイングランドクラブでの決勝で英国のアンディマリーに敗れました。 フェデラーは左ひざの問題で2016年リオデジャネイロ大会に出場しませんでした。

フェデラーは、2008年の北京オリンピックでワウリンカとダブルスを組んで金メダルを獲得しているんですね。

そして、ロンドンオリンピックでは、シングルスで銀メダル。

そこでは、イギリスのマリーに負けた。

ロンドンですからね。

マリーのモチベーションが高かったでしょう。

そして、前回のリオデジャネイロオリンピックは、膝の問題で出場しなかった。

今回もリオデジャネイロと同じ結果になりそうです。

“I have already begun rehabilitation in the hopes of returning to the tour later this summer,” wrote Federer, who turns 40 on Aug. 8. The U.S. Open, the year’s last Grand Slam tournament, is scheduled to begin Aug. 30 in New York.
「今年の夏の後半にツアーに戻ることを期待して、私はすでにリハビリを始めています」と、8月8日に40歳になるフェデラーは書いています。 今年最後のグランドスラムトーナメントである全米オープンは、8月30日にニューヨークで始まる予定です。

フェデラーはすでにリハビリを始めていると言っています。

今年の夏の後半のツアーに戻ることを期待して…。

“have already begun”で「すでにリハビリを始めている」という現在完了形で表現しています。

フェデラーは8月8日で40歳になります。

“who turns 40 on Aug. 8″ということで、”who”はフェデラーのことを表して、その説明を付け加えています。

今年最後のグランドスラムトーナメントの全米オープンは、8月30日にニューヨークで始まる予定。

Federer joins a growing list of tennis stars who are not going to Tokyo, where COVID-19 cases have been rising as the July 23 opening ceremony approaches. Serena Williams, Rafael Nadal, Simona Halep, Dominic Thiem and Nick Kyrgios are among the players who will not be competing for medals.
フェデラーは、7月23日の開会式が近づくにつれてCOVID-19の症例が増加している東京に行かないテニススターの増加するリストに加わります。 セリーナ・ウィリアムズ、ラファエル・ナダル、シモナ・ハレプ、ドミニク・ティエム、ニック・キリオスは、メダルを争うことのない選手の一人です。

これで、フェデラーも東京オリンピックに参加しない人のリストに加わります。

これまでにも、たくさんの選手が不参加を表明しています。

“where COVID-19 cases have been rising”って書いてあります。

whereは、東京のことを指しています。

東京では、コロナの感染者数が増加し続けている。

ここで、この表現があるということは、コロナを理由として不参加の選手がいるということです。

フェデラーは、膝の調子が悪いということを理由にしていますが…。

Novak Djokovic, who tied Federer and Nadal for the men’s record by winning his 20th major championship at Wimbledon on Sunday, said after the final that he was 50-50 on whether to go to the Games. On the eve of Wimbledon’s start, Federer was asked where things stood for him on Tokyo.
日曜日にウィンブルドンで20回目のメジャー選手権で優勝し、フェデラーとナダルに男子記録で並んだノバクジョコビッチは、決勝戦の後で、大会に行くかどうかについて50対50であると語った。 ウィンブルドンのスタートの前夜、フェデラーは東京のどこに立っているのか尋ねられました。

ジョコビッチも東京オリンピックに行くかどうかは5分5分だと言っています。

日曜日にウィンブルドンで優勝して、20個目のメジャータイトルを獲得したんですね。

フェデラーは、ウィンブルドンの大会前夜に、東京でどうしているのかを尋ねられた。

“My feeling is I would like to go to the Olympics. I would like to play as many tournaments as possible. But I think we decided now, let’s just get through Wimbledon, sit down as a team, and then decide where we go from there,” he said then.
「オリンピックに行きたいなと思っています。 できるだけ多くのトーナメントをプレーしたいと思います。 しかし、私たちは今決めたと思います。ウィンブルドンを通り抜け、チームとして座って、そこからどこに行くかを決めましょう」と彼は言いました。

フェデラーは、「私の感情としては、オリンピックに行きたい。」と言っています。

できるだけ多くのトーナメントで戦いたい。

”as many tournaments as possible”で、「できるだけ多く」ですね。

でも、今、私たちは決めました。

ここで、”we”としているところに意味がありそうです。

フェデラー単独で決めたわけではない。ということでしょうか?

いろんな人と相談して決めたと言いたい感じが出ています。

なので、そのあとに”sit down as a team”と言って、チームで考えたと言っています。

“I wish I could tell you more. In previous years, it was definitely easier. At the moment, things are not as simple as in the past. With age, you have to be more selective. You can’t play it all.”
「もっとお話ししたいのですが。 以前は、それは間違いなく簡単でした。 現時点では、物事は以前ほど単純ではありません。 年齢とともに、あなたはより選択的でなければなりません。 すべてをプレイすることはできません。」

フェデラー曰く、昔はもっと簡単だった。

若いころは、すべての大会に出られる体力があったと言いたいんでしょう。

でも、40歳にもなると、すべての試合に出ることはできない。とフェデラーは言います。

そこで、東京オリンピックは回避することに決めたようです。

今日の記事のように、東京オリンピックは始まるまであとわずかです。

参加するためにやってくる選手もたくさんいる一方で、欠場を決める選手もいます。

そのあたりが、いまいち、盛り上がらない理由のような気がします。

今日の記事はここまで。

明日もまた、頑張ります。

こうぷー

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