【英字新聞読解のコツ!】日本の有名な読者が新しい書店の在庫を形作る!

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今日は、新しいタイプの本屋さんの話題です。

今日の記事で紹介されている本屋さんは、普通の本屋さんと同じようにジャンル別に棚に本が並んでいるのではないようです。

ちょっと違った本の並べ方になっている。

それが、新しい本の発見のきっかけになりそうな方法で…。

では、今日の記事に入っていきます。

A bookstore with a selection committee of about 100 prominent people from various fields choosing the titles to fill its shelves has recently opened inside Tottori University Hospital in Yonago, Tottori Prefecture.
鳥取県米子市の鳥取大学医学部病院内に、さまざまな分野の著名人約100名が棚を埋めるために選考委員会を設置した書店が最近オープンしました。

さまざまな分野(various fields)著名人(prominent people)約100人が棚を満たすために(to fill its shelves)タイトルを選ぶ選考委員会(a selection committee)を持つ書店が、鳥取県米子市の鳥取大学病院内に最近オープンしました(has recently opened)

めっちゃ長い主語ですね。

いろんな有名人約100人による本屋さんの棚を埋めるために選考委員会があるという本屋がオープンした。

鳥取大学病院の中に。

“prominent people”「著名人」ですが、“prominent”には、「突出した、目立つ、有名な」という意味があるので、覚えておきたいです。

めっちゃ長い主語でしたが、結局は、“A bookstore has recently opened”「本屋さんが最近オープンした」ということなんですね。

それに、いろんな説明がくっついているだけです。

この部分をとらえられたら、肝心の意味はわかります。

Kanijiru Bookstore bills itself as a “select bookshop” because committee members, including tanka poet Machi Tawara and nonfiction writer Hazuki Saisho, choose books based on their own preferences under themes such as nonfiction, medical care and quality of life.
短歌人の俵万智やノンフィクション作家の最相葉月などの委員が、ノンフィクション、医療、生活の質などをテーマに、自分の好みに合わせて本を選ぶことから、カニジル書店は「セレクトブックショップ」と自称しています。

カニジル書店は、「セレクト書店」と自分自身を宣伝している(bills itself)

なぜなら、委員会のメンバーに短歌人の俵万智さんやノンフィクション作家の最相葉月さんなどが含まれている(including)

そして、彼らの自身の好み(their own preferences)基づいて(based on)本を選ぶ、ノンフィクション、医療、生活の質などのようなテーマのもとで(under themes)…。

カニジル書店は、自称「セレクト書店」らしいです。

有名人が自分の好みで選んだ本を置いているということから、このように言っているみたいです。

“bill”という単語をここでは「宣伝している」と訳しています。

“bill”は、名詞では「請求書、手形、紙幣、法案、訴状、ビラ、貼り紙」などの意味があります。

この「ビラ、貼り紙」から、動詞で「(ポスターを貼って)広告、宣伝する」という意味があって、ここでは、その意味で使われています。

“preference”「好み」も、動詞の”prefer”「好む」と一緒に覚えておきたいです。

Welcoming hospital staff, patients and the public, the bookshop was established after the about 50-square-meter library on the first floor was remodeled.
1階の約50平方メートルの図書館が改装された後、病院のスタッフ、患者、そして一般の人々を歓迎する本屋が設立されました。

病院のスタッフ、患者そして一般の人々を歓迎して(welcoming)本屋さんは設立されました(the bookshop was established)。

1階の50平方メートルの図書館が改装された(was remodeled)後で…。

この本屋さんは、病院のスタッフや患者さんはもちろん、一般の人も歓迎してくれるようです。

そりゃ、そうでしょう。

これだけ魅力のある本屋さんだったら、一般の人も行ってみたいと思うはずです。

そして、この本屋さんは、病院の図書館が改装された後で作られたそうです。

“was established”「設立された」はよく使う表現です。

会社とか、ビルとか、ここで使われたようにお店とか…。

お店でもよく“Established 1997”とかって書いているお店とかもありますよね。

あれです。あと、“Since 1997”とかもありますね。

これは、「1997年から」ということで、「1997年からやってます」という意味です。

The bookstore was opened by venture firm Kanijiru, whose president is 53-year-old nonfiction writer Kenta Tazaki. The company’s head office is located in the hospital, and its employees help produce Tottori University Hospital’s PR bulletin, also named Kanijiru.
書店は、53歳のノンフィクション作家田崎健太を社長とするベンチャーキャピタルのカニジルが開店した。本社は病院内にあり、鳥取大学医学部病院の広報報「カニジル」の制作を手伝っています。

書店はベンチャー企業(venture firm)のカニジルによって開店された。

それは53歳のノンフィクション作家田崎健太を社長とする(ベンチャー企業)。

その会社の本社(head office)病院内にある(is located in the hospital)

そして、従業員(employees)は鳥取大学病院の広報誌(PR bulletin)(その名前もまたカニジル)の制作を手伝っている(help produce)

書店は、ノンフィクション作家の田崎健太さんを社長とするベンチャー企業によってオープンされた。

そして、そのベンチャー企業の本社は鳥取大学病院の中にあって、その広報誌を制作している。

本屋の従業員は、その広報誌の制作を手伝っている。

すべてが、鳥取大学病院で完結しているんですね。

“head office”「本社」と”branch office”「支社」を合わせて覚えましょう。

あと、「(何かが)そこに存在する」というときに”be located”もよく使います。

この文では、“The company’s head office is located ~”「この会社の本社は~に存在する」となってました。

Tazaki’s connections yielded some significant names: Yoshimoto Kogyo Holdings Co. Chairman Hiroshi Osaki, Kodansha Ltd. President Yoshinobu Noma and TV personality Suidobashi Hakase are also on the committee.
田崎氏のつながりから、いくつかの重要な名前が生まれました。吉本興業ホールディングスの大崎洋会長、講談社株式会社の野間省伸社長、テレビタレントの水道橋博士も委員会に参加しています。

田崎氏のつながりからいくつかの重要な名前(significant names)生み出されました(yielded)

吉本興業ホールディングの大崎洋会長、講談社の野間省伸社長、テレビタレントの水道橋博士も委員会に参加しています。

ノンフィクション作家の田崎氏の知り合いということで、いろんな有名な人が選定委員会に名を連ねている。

その業界も幅広い感じがします。

“yield”は「生産する、生み出す、結果を出す」などの意味です。

この文では、「田崎氏のつながりが、重要な名前を生み出した」と書かれています。

Each member has chosen about 30 books.
各メンバーは約30冊の本を選びました。

それぞれのメンバーは、約30冊の本を選んだ(has chosen)

すでに本の選定は終わっているので、“has chosen”と現在完了形になっています。

いろんな分野から、自分の好きな30冊を選んで置いているということです。

The concept is to have customers find a new favorite title among a jungle of books. As such, the books are not lined up on the shelves by genre, but by the selector’s name.
コンセプトは、顧客に本のジャングルの中から新しいお気に入りのタイトルを見つけてもらうことです。そのため、本はジャンルごとではなく、セレクターの名前ごとに棚に並べられています。

コンセプトは、お客様に本のジャングルの中から新しいお気に入りのタイトル(a new favorite title)見つけてもらうこと(to have customers find)です。

そのため(as such)、本はジャンルごと(by genre)ではなく、選定者の名前ごとに棚に並べられています(are lined up)

ここが、この本屋さんの最大の特徴だと思います。

ジャンルごとに棚に並んでいるのではなくて、本を選んだ人ごとに棚に並んでいる。

新しい本の見つけ方を提案しているということなんだと思います。

この文では、注目したいのは、なんといっても、“not (only) ~ but (also) ~”「~ではなく、~である」でしょう。

「ジャンルではなく、選定者の名前で棚に並べている」”not by genre, but by the selectors’ name”ということを表現していました。

Management is considering adding selection committee members in the future and swapping out books occasionally.
経営陣は、将来的に選考委員を追加し、時折本を交換することを検討しています。

経営陣は検討しています(management is considering)

将来的に(in the future)選考委員を追加すること(adding selection committee members)を…。

そして、時折(occasionally)本を交換すること(swapping out)を…。

田崎氏をはじめとする経営陣は、今後、選考委員を追加することも検討してる。

そして、時々本を交換することも考えている。

飽きない方法も、検討する必要があると思います。

この方法だと、1度でだいたいわかりますからね。

誰がどんな本に興味があるのか?ということも。

なので、将来的には変化も必要だということだと思います。

今日の記事はここまで。

明日もまた、頑張ります。

こうぷー

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