僕は、断酒・禁酒を続けて今日で320日目です。
これまでの4年間は、断酒・禁酒を続けようとしては失敗し続けてきました。
でも、今回は昨年の8月下旬から断酒・禁酒を始めて、今まで順調に断酒・禁酒を続けてこられています。
今日は「断酒・禁酒を続けるには、どうすれば良いか?」ということについて考えてみます。
具体的にどのようにすれば、断酒・禁酒が続けられるのかについて、書いてみようと思います。
断酒・禁酒をどうやって続ける?
「どうやって続ける?」って、簡単に言えば、お酒を飲まなければいいだけです。
でも、毎日お酒を飲んでいた人からすると、それがとても難しいんですよね。
それは、お酒が科学的に言えば薬物で、その薬物に少なからず依存しているからだと考えられます。
アルコールの依存性は、大麻より高いという研究結果もあるほどです。
だから、依存してしまっていると、そこから抜けるのは本当に大変です。
お酒をやめるために最初にするべきことは、その日にお酒を飲まないということです。
もがいても、何をしてでも…。
とにかく、そんなことをしながら、お酒を飲まない日を積み重ねましょう。
具体的な方法は、以前のブログでも書いてみています。
参考にしてみてください。
そんな風にとにかく断酒・禁酒をはじめるわけですが、すると少し安定するようになります。
でも、「お酒を飲みたい!!」という、飲酒欲求の波は何度となく訪れてくるものです。
なので、その都度、それに対処しなければなりません。
その何度となく訪れてくる飲酒欲求に、何度となく対処して逃れ続ける。
それが、本格的に断酒・禁酒を続けるということになります。
そうなんです、断酒・禁酒は何度となく襲ってくる飲酒欲求の波と戦っていかないといけない。
そんな、ハードな道のりなのです。
お酒をやめるために、何をやる?
では、具体的に何をやればいいのでしょうか?
まずやるべきは、安定して飲酒欲求がなくなるまでは、お酒から遠ざかることです。
家にはお酒を置かない、スーパーやコンビニのお酒コーナーには近づかない、飲み会には参加しない…。
とにかく自分の周りにはお酒を近づけないことです。
お酒に近づくと、「ついつい手が伸びてしまった…。」ということになりかねません。
そんな風にして、またお酒を飲むようになってしまった、という人は枚挙にいとまがありません。
ですから、まず最初にするべきことは、物理的にお酒を自分から遠ざけることです。
次にやるべきことは、何か新しくすることを見つけることです。
お酒を飲まないようになると、お酒を飲んでいた時間がそのままなくなります。
なので、かなり時間ができます。
その時間が手持ち無沙汰で結局またお酒に戻ってしまった、という人も数多くいます。
そうならないようにするためには、その時間を有意義に過ごすことができる、何か新しいもの(楽しいもの)を見つけることが必要です。
ゲームでもいいですし、映画を見るのでもいいと思います。
勉強や読書を始めたり、ジムで運動をするなどのより有意義なことであれば、なおさら良いでしょう。
とにかく楽しく続けられることがおすすめです。
それに没頭することによって、お酒を忘れられればパーフェクトです。
さらに、自分以外の誰かに、毎日断酒・禁酒の宣言をすることもおすすめです。
例えば、僕は毎日Twitterで「#今日の積み上げ」の1項目として断酒・禁酒を続けることを宣言しています。
今日であれば、「断酒・禁酒320日目貫徹!」と宣言しています。
そうすることによって、今日も断酒・禁酒を続けないといけないということを、ある意味みんなに約束しているわけです。
そうすると、お酒を飲みたいと思ったときにも「約束しているから飲んではいけない!」という気持ちで耐えることができます。
それは、一人で何も言わずに断酒しているよりも、ストップがかかりやすいと思います。
断酒・禁酒を続ける上での注意点
次に、断酒・禁酒を続けて行く上での注意点です。
先ほども書いた通り、お酒をちょっとしたことで飲んでしまうことがないようにすることです。
よく断酒・禁酒に失敗した人が、「気づいたら飲んでしまっていた…。」などといいます。
普通の人からすれば、「そんなことはないだろう。飲もうと思うから飲むんじゃないか。」と思うと思います。
僕も基本的には、普通の人と同じように思います。
でも、確かにちょっとした拍子に手が伸びてしまって飲んでしまうことはあると思います。
僕は以前、まさしくそのような経験をして、半年間断酒・禁酒をしていたにも関わらず、お酒を飲んでしまいました。
それは、初めて海外出張に行くために乗った、国際線の飛行機の座席に着いたときです。
外国人のキャビンアテンダントさんが、ウェルカムドリンクとして、シャンパンとオレンジジュースを持ってきました。
どちらかを取るように言われたとき、一瞬で、何の躊躇もなく、シャンパンに手が伸びてしまったのです。
後から考えると、確かに「シャンパンを取ろう」と思って取っているのには違いないのですが、その決断は本当に無意識に近いものでした。
初めての海外出張だったので、そんなところでシャンパンが出てくるのも予想外でした。
一旦、そんな風にして、断酒・禁酒が途切れてしまうと、それからはもうその1回の飲酒が「アリの一穴」のようになってしまいます。
そして、結局、飲酒するほうに逆戻りしてしまいました。
ですから、飲み会に行くなどの行為も、僕と同様のシチュエーションになる可能性があるので、かなり断酒・禁酒が安定してからでも要注意だと思います。
専門病院に行く
お酒をやめたいのに、どうしても続かない場合には、アルコール専門病院に行くのも良いかと思います。
アルコール専門医院というと、自分自身をアルコール依存症(昔で言う”アル中”)だと認めるような感じがして敷居が高いように思われます。
でも、最近はそんなに依存度が高くなっていない人でも、自主的に通院している人も多くなってきているように思います。
最近は、飲酒欲求を抑える効果があると言われている薬もあり、それを処方してもらうこともできます。
また、アルコール専門病院には、ケースワーカーさんも在籍していて、断酒・禁酒をしていく上での、いろんな悩みも聞いてもらえます。
やめ続けるということは、すごく長い道のりなので、そんな中、発生するいろんな問題への対処など相談できるととても助かります。
特に、ケースワーカーさんは、断酒・禁酒そのものだけでなくいろんなことにも相談に乗ってくれます。
断酒・禁酒を続けていると、お酒だけでなくいろんな悩みも出てきます。
そんな話にも、親身になって聞いてくれるケースワーカーさんの存在は大きいです。
断酒・禁酒していていろんなことに悩むようであれば、是非、相談するべきだと思います。
自助グループに行く
お酒をやめ続けている人が集まる、自助グループに行くのもいいかと思います。
日本では、アルコールの自助グループとしては、AA(アルコホリック・アノニマス)と断酒会があります。
それぞれ、特徴はありますが、いずれもアルコールをやめ続けようとしている人たちの団体です。
これに参加することにより、アルコールをやめ続けるための方法を継続的に考えたり、同じ悩みを持つ人たちと交流を持つことができます。
また、自分が飲酒をして行ってきた、様々な良くないことなどを、振り返って反省をすることは、再度飲酒をしないということを常に認識するためにも非常に効果的です。
それぞれの団体には何十年もやめ続けている人もいらっしゃるので、断酒を継続する目標にもなります。
最初はちょっと敷居が高い感じがすると思います。
でも、思いきって参加をできれば、断酒・禁酒にはプラスに働くことは間違いないと思います。
まとめ
今日は「断酒・禁酒を続けるには、どうすれば良いか?」について書いてきました。
一旦、お酒に依存するようになった人にとって、お酒をやめる続けることは本当に大変なことです。
そして、今の日本では、お酒に再び引き込まれるような環境があちこちにあります。
でも、その中でもやめなければならない人はやめ続けないといけません。しかも何十年も…。
僕もその一人ですが、断酒・禁酒の生活は、結局は、一日一日の積み重ねです。
今日もお酒を飲まずに頑張ろうと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
こうぷー
コメント