コロナウィルスによる外出自粛要請によって、僕の会社でもテレワークが推奨されています。
在宅勤務の比率を全従業員の70%にすることを目標に掲げています。
僕は4月の第3週ぐらいから在宅勤務をするようになって、最近(今日は5月17日)はほとんど会社に行っていませんが、それでもちゃんと仕事はできていると思います。
さらに半年以上たって(リライト日は11月29日)、僕は最近はほとんど会社に行っていません。
やむを得ず、実際に現地で調整をしないといけないときか、社外の人との打ち合わせでどうしても、対面で会議をしないといけないとき以外は、ほとんど家で仕事をしています。
しかも、やむを得ず会社に行ったとしても、次の会議まで時間があれば、すぐに家に帰ってきて、また家から次の会議に参加しているような状態です。
今日は、そんなテレワークについて、僕が感じていることや、思っていることについて、書いてみようと思います。
テレワークは、時間を有効に使える
実際にテレワークをしたことがある人は、みんな簡単に気づいていると思いますが、在宅勤務でテレワークになると、時間がとても有効に使えます。
まず、通勤時間が必要でなくなります。
僕の場合は、ドアtoドアで会社まで片道約1時間30分かかるので、それだけで往復3時間の時間は浮きます。
まぁ、通勤時間でも読書とか勉強とかをしていれば、通勤時間もまったく無駄な時間とは言えません。
でも、その時間を家で机に向って何かほかのことがやれるのと比較すれば、効率が悪いですよね。
その分、家事や他のことに使うこともできるし、次の仕事のための準備にも使えます。
その他にも、細かい時間のムダがなくなりますよね。
トイレに行く時間とか飲み物を買いに行く時間とか…。
家にいると、そういった細かい時間のロスもほとんどなくなります。
さらに、食事に行く時間などもムダがなくなりますよね。
会社に弁当を持って行っていれば、あまり変わらないかもしれません。
でも、会社に行くときはいつも外食だったのなら、店に行ったり、注文をして待っている時間などが必要なくなるので、全然違うと思います
昼食を、家にあるものを食べることにすれば、その分の時間もムダになりません。
ストレスフリーになる
在宅勤務でテレワークになると、時間のムダがなくなるだけでなくて、ストレスフリーにもなると思います。
奥さんに疎ましがられている人だけは別でしょうか?(笑)
服装も基本的に気にする必要がないし、どのような格好で仕事をしていても分かりませんからね。
会社に行っていれば、勤務時間内は、常に一応きちんと自分の席に座っていなければいけない。
逆にテレワークで、家にいれば、極端な話、寝そべっていてもいいわけです。
この間、僕は、久しぶりに会社まで通勤しましたが、電車に乗るってこと自体でも結構疲れますね。
毎日通勤しているときには気付かなかったですが、通勤するってことだけで、結構ストレスがかかるってことに気付きました。
在宅勤務をしていると、そのようなストレスとは無縁になることができます。
さらに、疲れてしまった場合には、家にいると、ちょっと横になって休憩することもできます。
会社にいるとそんなことはできません。
できるとしても、せいぜい昼休みに机に突っ伏して、少し仮眠をとることができるぐらいでしょう。
テレワークのシステムで会議をしている間でも、ビデオとマイクをオフにしていれば、部屋の中で体操をしながら人の話を聞いていても分かりません。
そのような感じで、テレワークだと、家の中で、自由に過ごすことができるので、ストレスフリーで仕事ができると思います。
より成果主義的な考え方にシフトすると思う
一方で、仕事に関しては、より成果主義的な考え方になっていくと思います。
これまでのように、みんなが会社に出勤して仕事をしている場合は、ある意味、拘束時間にきちんと会社にいて座って仕事をしている風にしていれば、基本的にはきちんと仕事をしているという風にみられます。
でも、在宅勤務でテレワークになった場合、実際に管理職の人がちゃんと仕事をしているのかを目で見ながら勤務管理することは不可能です。
だから、各社員の人たちが、仕事をきちんとしているかどうかの指標はアウトプットに頼らざるを得ない。
むしろ、「それぞれの社員がどのようなアウトプットをしているのか?」それでしか、仕事をキチンとしているのかどうかが解らなくなってしまいます。
ですから、極端な話、実際はさぼっていても、成果がいっぱい出せる人は仕事ができていると評価されるます。
一方で、一生懸命ずっと仕事をしていても、成果が出ない人は仕事ができていないと評価されることになります。
より、アウトプットが重要視されるようになるわけです。
ある意味、それは実は一見冷たいようで、実は公平な評価なのではないかと僕は思っています。
一生懸命やっているかどうかで判断するというのは、どうしても評価する人の主観が大きく関与してくると思うからです。
アウトプットによる成果でも、若干の評価者の主観は入るかもしれません。
でも、だれが見ても、その成果に対する評価にはそんなに違いは出ない。
本来、そのほうが会社に対する貢献という意味では公平なのではないかと思います。
就業時間とそれ以外の時間の境が不明確になってしまう
これまで書いてきた通り、世間一般にも、比較的在宅勤務によるテレワークは、好意的にとらえられていると思います。
でも、一つ不都合な点を挙げるとすれば、勤務時間とそれ以外の時間の区別がだんだんつかなくなってしまうということがあるのではないかと思います。
会社のオフィスで勤務していれば、オフィスを離れれば、仕事はある意味、強制的に終了してしまいます。
でも、在宅勤務でテレワークしていると、コンピュータを立ち上げている限り、会社の他のメンバーからのメールが入ったりしてしまいます。
すると、自分で区切りをつけないと、いつまでも仕事を続けているという状況になりかねません。
コロナ禍が始まるまでは、自宅に会社のパソコンを持って帰っていなかった人が多かったと思います。
また、パソコンを家に持って帰ることがあっても、家にいるときには、会社のサーバへのアクセスができなかった人が多かったと思います。
でも、今回のコロナウィルスでの外出自粛を機会に、多くの社員が会社のパソコンを家に持って帰ることになりました。
更に、会社も社員の多くが社外から会社のサーバへアクセスすることを認めるようになりました。
このことによって、社員のほとんどの人が勤務時間内だけでなく、勤務時間外でも会社と全く同じ環境で仕事ができるようになりました。
このこと自体はとても良いことだと思います。
わざわざ会社に行かなくても、どこでも会社と同じ環境で仕事ができるわけです。
しかし、自分が仕事を終了していても、メールが届けば気になるので返信するなどして、まじめな人ほど勤務時間と時間外の区別がつけにくくなってしまうことになってしまっていると思います。
このような状況は、結果的に働きすぎに結びついて、行く行くは過労死や精神的な病気に繋がる可能性があるので注意が必要だと思います。
まとめ
コロナウィルスによる外出自粛によって、半ば強制的に進んだテレワークですが、僕はおおむね好意的にとらえています。
これまで書いてきた通り、まず時間のロスがなくなったこと、ストレスフリーなこと。
これらによってすごく効率的に仕事ができると思います。
仕事の評価がより成果主義的になることも、ちゃんと仕事をしている人(ちゃんとアウトプットをしている人)からすればウェルカムです。
仕事に対する態度とか、ちゃんと座っているかとか、会社の業績に対する貢献とは直接関係ない部分で評価されたり、上司の主観的な評価が入った評価をされる可能性が小さくなるからです。
そういった意味では、サラリーマンとは言え、今回の一連の仕事の仕方の変化によって、サラリーマンの仕事もよりフリーランスの仕事の評価に近づくのではないかと思います。
ただ、仕事とプライベートの境界線が分かりにくくなるので、特に真面目な人ほど過労になったり、精神的に負担が大きくなる可能性があるので注意が必要です。
この辺は無理がないように、自分でコントロールするべきだと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
こうぷー
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