今日は、G20の話題です。
主に、地球温暖化について話し合われたようです。
でも、宣言はされたものの、実際の活動は???なようで…。
このあたりのことについで、記事では結構辛らつに書いています。
では、記事を読んでいきましょう。
G20の首脳会議(leaders’ summit)が日曜日に終了した。
加盟国が年末までに石炭融資を終了し、産業革命前のレベルよりも1.5度以上の地球温暖化を抑えること(to contain)を目指す(aim to)という気候に関する合意(an agreement on climate)で終了した。
日本では、衆議院議員の選挙をやっている間に、G20が終わったようです。
イタリアのローマで行われていたようです。
日本の首相は参加していなかったので、日本ではあまり取り上げられていませんでした。
主な議題は地球温暖化だったようで、産業革命前より1.5度以上の温暖化を抑えることで合意したそうです。
“aim to ~”で「~を目指す」という意味。よく使いますね。
あと、“contain”は、よく使う意味は「含む」ですが、ここでは「抑える」という意味で使っています。
今年の東京オリンピックでも、暑さが問題になりました。
これも地球温暖化の一環の問題だと思います。
しかし、最終的な声明書は、確固たる誓約(firm pledges)を欠いていた(lacked)。
なので、石炭の実際の使用の最終日を設定できなかった(failed to put)。
地球の温暖化を目指すということでは合意したんだけれども、そこには明確な誓約がなかった。
なので、いつまで石炭の実際の使用を認めるのか?というようなことが設定できなかった。
“firm”は「確固たる」とか「固い」とかいうような意味。
“fail to ~”で「~に失敗する」という意味から、ここでは「~できなかった」と訳しています。
月曜日に本格的に(earnest)開始するグラスゴーでのCOP26サミットでの困難な交渉(difficult negotiation)への道を開く(paving)ための、気候融資のような問題を改善する約束(commitments)をしなかった。
このG20に引き続いて、月曜日からは気候について話し合うCOP26がグラスゴーで本格的に開始するようです。
そのCOP26での難しい問題解決に結びつけるような、約束がG20では行われなかった。
“earnest”は「熱心に、本気で」などの意味から、ここでは「本格的に」と訳しています。
そして、“pave”には名詞で「道」という意味のほかに、動詞で「道を開く」という意味もある。
最終声明の中で世界最大の20の経済圏は、今世紀の半ば又はその前後で(by or around mid-century)正味ゼロの排出量(net-zero emissions)を達成するために、「私たちの行動を加速する(accelerate)」と述べました。
G20の最終声明では、今世紀の中頃には、二酸化炭素排出量を正味ゼロにすることを目標にするようです。
そして、その目標を達成するために、「私たちの行動を加速する」と言っている。
でも、どのように?という部分が欠けているようです。
だから、今回のG20ではCOP26に繋げられるような合意がなかったと言われている。
“accelerate”は「加速する」。
車の「アクセル」と同じ意味ですね。
“emission”が「排出量」というのもよく出てくる単語です。
以前、勉強してたBizmates英会話でも、元アメリカ副大統領のアル・ゴアさんの環境活動について、勉強したこともありました。
首脳たちは、2050年までに正味ゼロにするための軌道に乗せる(put them on track)には、国家的に決定された(Determined)貢献(Contributions)として知られる(known as)メンバーの排出削減計画(emissions reductions plans)を、この10年(this decade)で強化する必要がある(needed to be firmed up over)ことを初めて正式に認めた(for the first time acknowledged officially)。
結構、難しい文章です。
G20の首脳たちは、2050年あたりまでに、二酸化炭素の排出量を正味ゼロにするべきだと合意しました。
その合意を軌道に乗せるためには、この10年で排出削減計画を強化する必要があることを初めて正式に認めた。
G20では、炭素排出量の削減について、やらなければならないということについては、強く合意がなされている。
けれども、具体策がないということが何度もこの記事では言われているように思います。
“put them on track”で「軌道に乗せる」という表現をしています。
“track”が「軌道」という意味です。陸上の「トラック」と同じですね。
それに“put ~ on”で「~に乗せる」ということ。
一部の国の現在の貢献(current contributions)は、今世紀半ばの正味ゼロの目標(net-zero goals)を達成するための軌道に乗っていない(do not put them on track)といくつかの分析(several analyses)が示しています(have shown)。
G20では、二酸化炭素の排出量の正味ゼロへの取り組みへの加速が必要だと合意していても、一部の国はその軌道に乗っていないことが分析からわかっている。
つまり、言葉では重要だと言いながらも、行動が伴っていない国があるようです。
“do not put them on track”は先述の「軌道に乗せる」の否定で「軌道に乗っていない」
“current contributions”で「現在の貢献」という意味も覚えておきたい。
“current”「現在の」”contribution”「貢献」ともによく使う単語です。
科学者たちは、2050年までに正味ゼロに達し(hitting net zero)、摂氏1.5度までに地球温暖化を封じ込める(containing)可能性を得るため(have any chance)には、世界はこの10年間で排出量を半分にする(halve)必要があると述べています。
科学者たちは、悲観的な観測をしているようです。
本当に2050年までに二酸化炭素の排出量を正味ゼロにして、摂氏1.5度の気温の上昇に留めるためには、この10年間で排出量を半分にしないといけない。
半分にできないのであれば、2050年の正味ゼロは難しいということです。
“halve”は「半分にする」という動詞。
ちょっと出てくるのが珍しい単語です。
他にも、環境保護活動家の人の話題について、Bizmates英会話で勉強したこともありました。
COP26議長国(presidency)からの最近の報告(recent report)によると、世界は2023年までにはこの目標を達成しない(would not meet)。
COP26の議長国によれば、2023年まででも、二酸化炭素の排出量を半分にすることはできない。
実際に気候について議論している立場からは、厳しい見解が出ているようです。
“would not meet this target”で「目標を達成しない」と表現しています。
“target”「目標に」”meet”しない。すなわち「目標に合わない」⇒「目標を達成しない」です。
なかなか、厳しい現状を知らされる記事でした。
では、今日の話題を振り返ってみましょう。
20代の首脳会談は日曜日に終了し、加盟国が年末までに石炭融資を終了し、産業革命前のレベルよりも摂氏1.5度以上の地球温暖化を抑えることを目指す気候に関する合意で終了しました。
But the final communiqué lacked firm pledges and failed to put an end date on the actual use of coal.
しかし、最終的なコミュニケは確固たる誓約を欠いており、石炭の実際の使用に終了日を設定することができませんでした。
It did not make any commitments to improve on issues like climate finance, paving the way for difficult negotiations at the COP26 summit in Glasgow, which kicks off in earnest on Monday.
月曜日に本格的に開始されるグラスゴーでのCOP26サミットでの困難な交渉への道を開いて、気候変動枠組のような問題を改善することを約束しなかった。
In the final statement, the 20 biggest world economies said they “would accelerate our actions” to achieve net-zero emissions by or around mid-century.
最終声明の中で、世界最大の20の経済圏は、世紀半ばまでに、またはその前後で正味ゼロの排出量を達成するために「私たちの行動を加速する」と述べました。
Leaders for the first time acknowledged officially that its members’ emissions reductions plans, known as Nationally Determined Contributions (NDCs), needed to be firmed up over this decade to put them on track for net zero by 2050.
首脳は初めて、2050年までに正味ゼロに向けて軌道に乗せるために、全国的に決定された貢献(NDC)として知られるメンバーの排出削減計画をこの10年間で強化する必要があることを公式に認めた。
Some countries’ current contributions do not put them on track to achieve their net-zero goals for the mid-century, several analyses have shown.
一部の国の現在の貢献は、世紀半ばのネットゼロの目標を達成するためにそれらを軌道に乗せていない、いくつかの分析が示しています。
Scientists say that the world must halve emissions over this decade to have any chance of hitting net zero by 2050 and containing global warming to around 1.5 degrees Celsius.
科学者たちは、2050年までに正味ゼロに達し、摂氏約1.5度までの地球温暖化を封じ込める可能性を得るには、世界がこの10年間で排出量を半分にする必要があると述べています。
A recent report from the COP26 presidency showed that the world would not meet this target until 2023.
COP26議長国からの最近の報告によると、世界は2023年までこの目標を達成しないでしょう。
今日は、日本では衆議院議員選挙が行われている間に、イタリアのローマで行われていたG20の話題でした。
G20では、世界の気候のことについて話し合われていたようです。
そして、声高に、「地球温暖化に対する活動を加速させる」と宣言したようですが、その実態が伴わない。
宣言だけ勇ましくて、実際の活動についてはあまり現実的でないということだったようです。
猶予のない問題なので、解決に向けて世界が一つになる必要があるんだと思います。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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