【英字新聞読解のコツ!】ハローキティのデザイナーが象徴的なカワイイキャラクターで彼女の旅を振り返る!

英語、英会話

今日は、ハローキティの話題です。

誕生からもう50年近くたっているハローキティ。

でも、最初のころは人気がなかったようです。

今日の記事では、デザイナーさんが、そのあたりの苦労話などをしています。

そして、現在では、世界的な人気キャラクターになりました。

では、まずは記事全体を読んでみたいと思います。

Hello Kitty designer reflects on her journey with the iconic kawaii character
Sanrio Co. has been at the forefront of Japan’s kawaii culture for over 60 years, gaining global popularity through hundreds of cute characters including the iconic Hello Kitty. サンリオは60年以上にわたって日本の
カワイイ文化の最前線に立っており、象徴的なハローキティを含む何百ものかわいいキャラクターを通じて世界的な人気を博しています。

Yuko Yamaguchi, the third designer of Hello Kitty, has recently spoken with The Yomiuri Shimbun about the company’s history of products that revolve around the world of kawaii.
ハローキティの3人目のデザイナーである山口裕子は、最近、読売新聞とカワイイの世界を中心に展開する同社の製品の歴史について話しました。

Yamaguchi said matter-of-factly, recalling the days when it wasn’t exactly smooth sailing with the character that debuted in the autumn of 1974.
1974年秋にデビューしたキャラクターとの航海がスムーズではなかった時代を振り返りながら、山口氏は当然のことながら語った。

Despite her current role as the company’s most famous character, Hello Kitty was on the verge of being axed in the early 1980s when Yamaguchi was tasked with her development.
会社の最も有名なキャラクターとしての彼女の現在の役割にもかかわらず、ハローキティは山口が彼女の開発を任された1980年代初頭に挫折する寸前でした。

“What should I do to make her a big seller?” she asked her boss, who reportedly replied, “That’s something you should come up with on your own. I’m sure if you just talk to Kitty every day, she’ll tell you.”
「彼女を大きな売り手にするために私は何をすべきですか?」彼女は上司に尋ねたところ、上司はこう答えたと伝えられています。「それはあなたが自分で思いつくべきものです。毎日キティと話すだけなら、彼女が教えてくれると思います。」

“It’s not like she can actually talk,” Yamaguchi thought. Even so, she reluctantly began talking to a Hello Kitty plush toy sitting upon her desk.
「実際に話せるわけではない」と山口は思った。それでも、彼女はしぶしぶ机の上に座っているハローキティのぬいぐるみと話し始めました。

For weeks and weeks, Yamaguchi set up a desk outside of a Sanrio shop in Tokyo and began drawing pictures of Hello Kitty and asking for children’s opinions.
山口さんは何週間もの間、東京のサンリオショップの外に机を設置し、ハローキティの絵を描いたり、子供たちの意見を聞いたりし始めました。

Their comments were pretty harsh, with some saying things like, “She’s not cute” or “She’s always wearing the same clothes.”
彼らのコメントはかなり厳しく、「彼女はかわいくない」や「彼女はいつも同じ服を着ている」などと言っていました。

Yamaguchi recalls that one of the most shocking comments was that “her ears look like the horns of an oni ogre.”
山口氏は、最も衝撃的なコメントの1つは、「彼女の耳は鬼鬼の角のように見える」というものだったことを思い出します。

She still visits Sanrio shops from time to time, talking with customers and seeking new ideas.
彼女は今でも時々サンリオのショップを訪れ、顧客と話をし、新しいアイデアを求めています。

では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。

Sanrio Co. has been at the forefront of Japan’s kawaii culture for over 60 years, gaining global popularity through hundreds of cute characters including the iconic Hello Kitty.
サンリオは60年以上にわたって日本のカワイイ文化の最前線に立っており、象徴的なハローキティを含む何百ものかわいいキャラクターを通じて世界的な人気を博しています。

サンリオは、60年以上に亘って日本のカワイイ文化(kawaii culture)最前線(forefront)いて(has been)象徴的な(iconic)ハローキティを含む何百ものカワイイキャラクターを通じて(through)世界的な人気(global popularity)得ている(gaining)

サンリオは、かわいいキャラクターで有名です。

いろんなかわいいキャラクターのグッズなどを売っていますよね。

その中でも、ハローキティは特別です。

一番有名で、世界中でも人気があると思います。

日本のカワイイ文化の象徴のようなキャラクターです。

“forefront”で「最前線」という意味。戦争などの戦いの「最前線」の意味でも使われます。

“iconic”は「象徴的な」という意味。「アイコン」というので、日本語にもなっています。

Yuko Yamaguchi, the third designer of Hello Kitty, has recently spoken with The Yomiuri Shimbun about the company’s history of products that revolve around the world of kawaii.
ハローキティの3人目のデザイナーである山口裕子は、最近、読売新聞とカワイイの世界を中心に展開する同社の製品の歴史について話しました。

ハローキティの3人目のデザイナー(the third designer)の山口裕子さんは、最近(recently)、読売新聞とカワイイ世界を中心に展開する(revolve)同社の製品の歴史について話ました。

ハローキティの3代目のデザイナーの山口裕子さんが読売新聞の取材を受けた。

そこで、サンリオの製品の歴史について語った。

主に、ハローキティの話をされたんだと思います。

“revolve”は動詞で、「(中心に)展開する、回る」という意味。ちょっと難しい単語です。

Yamaguchi said matter-of-factly, recalling the days when it wasn’t exactly smooth sailing with the character that debuted in the autumn of 1974.
1974年秋にデビューしたキャラクターとの航海がスムーズではなかった時代を振り返りながら、山口氏は当然のことながら語った。

1974年秋にデビューした(debuted)キャラクターとの航海(sailing)実際は(exactly)スムーズでなかった時代を振り返りながら(recalling)、山口さんは冷静に(matter-of-factly)語った。

ハローキティができたのが1974年。

そこからのこのキャラクターの歴史は、決して順調なものではなかったようです。

そのことを振り返りながら、3代目のデザイナーの山口さんは、ハローキティの歴史を語った。

“recall”は「振り返る、思い出す」というような意味

“matter-of-factly”は「当然のように、冷静に」などというような意味です。難しい。

Despite her current role as the company’s most famous character, Hello Kitty was on the verge of being axed in the early 1980s when Yamaguchi was tasked with her development.
会社の最も有名なキャラクターとしての彼女の現在の役割にもかかわらず、ハローキティは山口が彼女の開発を任された1980年代初頭に挫折する寸前でした。

会社の最も有名なキャラクター(most famous character)としての彼女の現在の役割(current role)にもかかわらず(despite)、ハローキティは山口さんが開発(development)任された(was tasked)1980年代初頭には、挫折する(being axed)寸前(verge)でした。

現在では、サンリオの最も有名なキャラクターであるキティは、山口さんが開発を任されたころは、崖っぷちだった。

1980年初頭には、打ち切り寸前の状況だったようです。

そこから、現在では、世界的なキャラクターまで上り詰めた。

“current role”で「現在の役割」です。

“current”は「現在の」という意味でよく使われます。

“being axed”で「挫折する」と書いています。“ax”は名詞では「斧」という意味。

動詞では、「打ち切る」などの意味になります。

“What should I do to make her a big seller?” she asked her boss, who reportedly replied, “That’s something you should come up with on your own. I’m sure if you just talk to Kitty every day, she’ll tell you.”
「彼女を大きな売り手にするために私は何をすべきですか?」彼女は上司に尋ねたところ、上司はこう答えたと伝えられています。「それはあなたが自分で思いつくべきものです。毎日キティと話すだけなら、彼女が教えてくれると思います。」

「彼女を大きな売り手(a big seller)にするためには、私は何をすべきですか(what should I do)?」と彼女は上司に尋ねたところ、上司はこのように答えた(replied)伝えられている(reportedly)

「それはあなたが自分で(your own)思い付くべき(should come up)ものです。あなたがキティと毎日話さえすれば、彼女が教えてくれる(she’ll tell you)と思います。」

山口さんは、どうすればいいのかわからなかったので、上司に尋ねた。

「私はどうしたらいいでしょうか?」と。

すると、上司はこのように言ったと伝えられている。

「それは自分で思い付くべきことです。あなたがキティと毎日話をすれば、キティが教えてくれるはず。」

なんとも、難しい答えだったんだとおもいます。

“what should I do?”は覚えておくと使える言い回しだと思います。「私はどうすればいいでしょうか?」

“she’ll tell you”「彼女が教えてくれるでしょう」も覚えておきたいです。

“tell”で「教える」という意味です。

学校で勉強を教える以外では、”teach”ではなく、”tell”を使いますね。

“It’s not like she can actually talk,” Yamaguchi thought. Even so, she reluctantly began talking to a Hello Kitty plush toy sitting upon her desk.
「実際に話せるわけではない」と山口は思った。それでも、彼女はしぶしぶ机の上に座っているハローキティのぬいぐるみと話し始めました。

実際に(actually)話せるわけではない」と山口さんは考えた。

それでも(even so)、彼女は渋々(reluctantly)机の上に座っているハローキティのぬいぐるみ(plush toy)と話し始めた。

上司に言われたけれども、「実際には話ができるわけじゃないのに。」と山口さんは考えた。

でも、しぶしぶ、机の上のハローキティのぬいぐるみと話をし始めたそうです。

すると、何かがわかるようになったんでしょうか?

“reluctantly”は「しぶしぶ、嫌々ながら」というような意味

“plush toy”で「ぬいぐるみ」。これはもう、単語として覚えましょう。

For weeks and weeks, Yamaguchi set up a desk outside of a Sanrio shop in Tokyo and began drawing pictures of Hello Kitty and asking for children’s opinions.
山口さんは何週間もの間、東京のサンリオショップの外に机を設置し、ハローキティの絵を描いたり、子供たちの意見を聞いたりし始めました。

毎週毎週(for weeks and weeks)、山口さんは、東京のサンリオショップの外に(outside)机を設置しました(set up)

そして、ハローキティの絵をかいた(drawing pictures)り、子供たちの意見(children’s opinions)を聞いたりし始めました。

山口さんは、いろんな人の意見を聞くことも始めました。

東京のサンリオショップの店の前で、毎週毎週机を置いた。

そして、そこで、ハローキティの絵を描いたり、子供たちの意見を聞いたりした。

それで、ハローキティのデザインを少しでも変えようとしたのでしょうか?

“draw”は「絵を描く」という意味。よく使います。

“opinion”は「意見、考え」。これも実際話をするときにもよく使います。

Their comments were pretty harsh, with some saying things like, “She’s not cute” or “She’s always wearing the same clothes.”
彼らのコメントはかなり厳しく、「彼女はかわいくない」や「彼女はいつも同じ服を着ている」などと言っていました。

彼らのコメントはかなり(pretty)厳しかった(harsh)、何人かはこのように言っていました。

「彼女はかわいくない(not cute)」とか「彼女はいつも(always)同じ服を着ている(wearing)

子どもたちの意見は厳しかった。

キティはかわいくないとか、同じ服を着ているとか…。

逆に言えば、これらを改善していったということだと思います。

“pretty harsh”は「かなり厳しい」という意味です。

ここでの”pretty”は「かわいい」ではなく「かなり」の意味です。

Yamaguchi recalls that one of the most shocking comments was that “her ears look like the horns of an oni ogre.”
山口氏は、最も衝撃的なコメントの1つは、「彼女の耳は鬼の角のように見える」というものだったことを思い出します。

山口さんは最も衝撃的なコメント(the most shocking comments)の一つが「彼女の耳は鬼(ogre)角(horns)のように見える」というのを思い出します(recalls)

山口さんが、子供たちからもらったコメントの中で一番衝撃的だったことを言っています。

それは、「キティの耳は鬼の角みたいだ」と言ったことだったようです。

最初んキティの耳はとんがっていたんでしょうか?

“ogre”は「鬼」という意味。日本語の”oni”と併用して説明しています。

She still visits Sanrio shops from time to time, talking with customers and seeking new ideas.
彼女は今でも時々サンリオのショップを訪れ、顧客と話をし、新しいアイデアを求めています。

彼女は今でも(still)時々(time to time)サンリオショップを訪れ、お客さんと話をして、新しいアイデアを求めています(seeking)

山口さんは、今でも時々、サンリオショップに行って、お客さんと話をしている。

そのことで、新しいアイデアをもらえるからのようです。

服なんかは、いろんなアイデアを貰えそうですね。

今日は、ハローキティの話題でした。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

こうぷー

コメント

タイトルとURLをコピーしました