ウィル・スミスが今年のアカデミー賞のステージ上で、コメディアンのクリス・ロックを平手打ちした事件の続報です。
ウィル・スミスは、既に自ら、アカデミー賞からの辞退を発表しています。
これを受けて、早く処分を決定しないといけないと考えたのでしょう、アカデミー賞側も処分を決めました。
これから10年間のウィル・スミスへのアカデミー賞への参加を認めないというものでした。
今日はこの話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
ウィル・スミスは、今年のオスカー式典でステージ上でコメディアンのクリス・ロックを平手打ちした結果として、今後10年間、アカデミー賞に出席することを許可されない、と映画芸術科学アカデミーはCNNが入手した声明で発表した。
“The Board has decided, for a period of 10 years from April 8, 2022, Mr. Smith shall not be permitted to attend any Academy events or programs, in person or virtually, including but not limited to the Academy Awards,” Academy President David Rubin and CEO Dawn Hudson said in a statement on Friday.
「理事会は、2022年4月8日から10年間、スミス氏は、アカデミー賞を含むがこれに限定されない、直接または仮想的にも、アカデミーのイベントまたはプログラムに参加することを許可されないことを決定しました。」デビッド・ルービンとCEOのドーン・ハドソンは金曜日の声明で述べた。
The decision was made during a Board of Governors meeting held earlier in the day in Los Angeles. The meeting, initially scheduled for April 18, was expedited after Smith announced his resignation from the Academy last week.
この決定は、ロサンゼルスでその日の早い時間に開催された理事会の会議で行われました。当初4月18日に予定されていた会議は、スミスが先週アカデミーからの辞任を発表した後、早められました。
Smith issued a quick, concise statement on his ban from the Oscars for the next decade. “I accept and respect the Academy’s decision,” the actor said in a statement to CNN.
スミスは、次の10年間のオスカーからの彼の禁止について、迅速で簡潔な声明を発表しました。 「私はアカデミーの決定を受け入れ、尊重します」と俳優はCNNへの声明の中で述べました。
The decision came following “tons of debate” on what the consequences of his on-stage slap should be, a board member tells CNN.
決定は、彼のステージ上での平手打ちの結果がどうあるべきかについての「たくさんの議論」に続いてなされた、と理事会メンバーはCNNに語った。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
ウィル・スミスは、今年のオスカー式典でステージ上でコメディアンのクリス・ロックを平手打ちした結果として(as a result of his slapping)、今後10年間、アカデミー賞に出席することを許可されない(will not be allowed to attend the Academy Awards)、と映画芸術科学アカデミーはCNNが入手した(obtained by CNN)声明で発表した。
今年のアカデミー賞は、ウィル・スミスがコメディアンのクリス・ロックを平手打ちしたことが大きく取り上げられました。
その後も、いろんな動きや論争が続いています。
そのような中で、アカデミー賞を主催する映画芸術アカデミーが、ウィル・スミスに対する処分を発表した。
それは、今後10年間、アカデミー賞への出席を許可されなというものだったということです。
“as a result of his slapping”で「彼の平手打ちの結果として」と訳しています。
ここでの”as”は「~として」という意味で使われています。
「理事会は、2022年4月8日から10年間、スミス氏はアカデミー賞を含むこれに限定されない、直接または仮想的にも(in person or virtually)、アカデミーのイベント又はプログラムに参加することを許可されない(shall not be permitted to attend any Academy events or programs)ことを決定しました(has decided)。」と会長のデビッド・ルービンとCEOのドーン・ハドソンは金曜日の声明で述べた。
映画芸術アカデミーの会長とCEOの声明が記載されています。
「2022年の4月8日から10年間、ウィル・スミスはアカデミー賞に関するイベントやプログラムに参加できない」ということです。
直接または仮想的にもということからすると、ウィル・スミスが出演する映画もダメということでしょうか?
そうであると、ウィル・スミスにとっては大きなダメージではないでしょうか?
そもそも、アカデミー賞を狙っていないような、娯楽作品なら、問題はないでしょうが。
“shall not be permitted to attend any Academy events and programs”で「アカデミーのイベント又はプログラムに参加することを許可されない」と訳してます。
“permit”は「許す」という意味ので動詞。
ここでは、受身形になっていて「許されない」と訳しています。
ロサンゼルスでその日の早い時間に開催された(held earlier in the day)理事会の会議でこの決定はなされました(the decision was made)。
当初4月18日に予定されていた(initially scheduled for April 18)会議は、スミスが先週、アカデミーからの辞退(his resignation from the Academy)を発表した後、早められました(was expedited)。
ウィル・スミスの10年間のアカデミーへの参加を認めないという決定は、その日の早い時間に行われた。
当初は、この会議は4月18日に行われる予定でした。
でも、ウィル・スミスがいち早く、アカデミーからの辞退を表明したので、会議の開催が早められた。
まぁ、ウィル・スミスがアカデミーに参加しないと言ってから、10日以上も経ってから、認めないと言っても、効果が薄いですからね。
アカデミーとして罰則を課したということが必要だったんだと思います。
“was expedited”で「早められた」と訳しています。
“expedite”は「~を早める、促進する」という意味です。
スミスは、次の10年間のオスカーからの彼の禁止について、迅速で簡潔な声明を発表しました(issued a quick, concise statement)。
「私はアカデミーの決定を受け入れ、尊重します(accept and respect)。」と俳優はCNNへの声明の中で述べました。
ウィル・スミスは、このアカデミーの決定に対して、すぐに簡潔に声明を発表した。
ないようは、「アカデミーの決定を受け入れ、尊重します。」というそれだけのものだった。
そもそも、自ら辞退を発表しているので、賢明な対応だと思います。
“issued a quick, concise statement”で「迅速で簡潔な声明を発表した」と表現しています。
“issue”は名詞では「論点、問題」などという意味ですが、動詞では「公表する、発表する」などの意味です。
決定は、彼のステージ上での平手打ちの結果がどうあるべきか(what the consequences of his on-stage slap should be)についての「たくさんの議論」に続いてなされた(came following “tons of debate”)、と理事会のメンバーはCNNに語った。
このアカデミーの決定については、たくさんの議論があったようです。
理事会の中でも、たくさんの議論の末にこのような結果になった。
CNNに対して、理事会のメンバーが語ったということです。
“what the consequence of his on-stage slap should be”で「彼のステージ上での平手打ちの結果がどうあるべきか」と訳しています。
“what ~ should be”で「~はどうあるべきか」という表現は使える表現だと思います。
今日は、映画芸術アカデミーが、ウィル・スミスに対する処分を発表したという話題を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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