【英字新聞を読む】日本の「ドライブ・マイ・カー」がアカデミー国際長編映画賞を受賞!

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日曜日に行われたアカデミー賞では、日本の「ドライブ・マイ・カー」が最優秀国際長編映画賞を受賞しました。

カンヌ映画祭で脚本賞を受賞したり、アメリカの映画評論家賞を受賞したり、ゴールデン・グローブ賞でも最優秀外国語映画を受賞したりしていたので、アカデミー賞でも、もしかしたら作品賞を受賞するかもと期待されていました。

結果は、最優秀外国長編映画賞。

素晴らしい結果でしたが、できれば作品賞も取って欲しかったですね。

では、今日はこの話題を取り上げようと思います。

まずは記事全体を読んでみたいと思います。

Japan's 'Drive My Car' wins Academy Award for best international film
Riding on a wave of critical acclaim and prizes, Ryusuke Hamaguchi’s “Drive My Car” won the Academy Award for best international feature film in Los Angeles on Sunday.
濱口竜介の「ドライブ・マイ・カー」は、批評家の称賛と賞の波に乗って、日曜日にロサンゼルスで最優秀国際長編映画賞を受賞しました。

During his acceptance speech, Hamaguchi thanked the members of the academy and his cast, including lead actor Hidetoshi Nishijima, in English, undeterred by an attempt by the band to interrupt his speech midway.
濱口氏は受賞スピーチで、スピーチの途中でバンドがスピーチを中断しようとしたことを気にせず、アカデミーのメンバーと主演俳優の西島秀俊を含むキャストに英語で感謝の意を表した。

He concluded his remarks by complimenting the driving skills of lead actress Toko Miura, who was behind the wheel of the film’s signature Saab 900 as a chauffeur and confidant to the troubled theater director played by Nishijima.
彼は、映画の代表的なサーブ900の運転手として、西島が演じる問題を抱えた演出家に自信を持って対した主演女優の三浦透子の運転技術を称賛して、発言を締めくくりました。

However, Hamaguchi’s film failed to snag a statuette in the three other categories for which it was nominated: best adapted screenplay, best director and best picture.
しかし、濱口の映画は、ノミネートされた他の3つのカテゴリー、つまり、脚色賞、監督賞、作品賞の小像を手に入れることができませんでした。

では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。

Riding on a wave of critical acclaim and prizes, Ryusuke Hamaguchi’s “Drive My Car” won the Academy Award for best international feature film in Los Angeles on Sunday.
濱口竜介の「ドライブ・マイ・カー」は、批評家の称賛と賞の波に乗って、日曜日にロサンゼルスで最優秀国際長編映画賞を受賞しました。

濱口竜介の「ドライブ・マイ・カー」は、批評家の称賛と賞の波に乗って(riding on a wave of critical acclaim and prizes)、日曜日にロサンゼルスで最優秀国際長編映画賞を受賞しました(won)

濱口監督の「ドライブ・マイ・カー」がアカデミー賞で最優秀国際長編映画賞を受賞しました。

これまでも、カンヌ映画祭で脚本賞を受賞しています。

また、ゴールデン・グローブ賞でも最優秀外国映画賞を受賞しています。

“riding on a wave of critical acclaim and prizes”で「批評家の称賛と賞の波に乗って」と訳しています

“acclaim”は「称賛、拍手喝さい」という意味の名詞。

動詞だと「~を称賛する」という意味になります。

During his acceptance speech, Hamaguchi thanked the members of the academy and his cast, including lead actor Hidetoshi Nishijima, in English, undeterred by an attempt by the band to interrupt his speech midway.
濱口氏は、スピーチの途中でバンドがスピーチを中断しようとしたことを気にせず、アカデミーのメンバーと主演俳優の西島秀俊を含むキャストに英語で感謝の意を表した。

濱口は受賞スピーチで、スピーチの途中でバンドがスピーチを中断しようとしたことを気にせず(undeterred by an attempt by the band interrupt his speech midway)アカデミーのメンバーと主演俳優の西島秀俊を含むキャストに英語で感謝の意を表した(thanked the members of the academy and his cast)

濱口監督は、受賞後のスピーチを行いました。

その途中で、バックバンドが濱口監督のスピーチが終わったと思って、音楽を始めようとしました。

そのことを気にせずに、濱口監督は、アカデミー賞のメンバーや映画のキャストに感謝の意を表しました。

“undeterred by an attempt by the band interrupt his speech midway”で「スピーチの途中でバンドがスピーチを中断しようとしたことを気にせず」と訳しています

“undeterred”で「気にせず」と訳しています。

「引き止められていない、阻止されていない」という意味です。

He concluded his remarks by complimenting the driving skills of lead actress Toko Miura, who was behind the wheel of the film’s signature Saab 900 as a chauffeur and confidant to the troubled theater director played by Nishijima.
彼は、映画の代表的なサーブ900の運転手として、西島が演じる問題を抱えた演出家に自信を持って対した主演女優の三浦透子の運転技術を称賛して、発言を締めくくりました。

彼は、映画の代表的な(the film’s signature)サーブ900の運転手として(as a chauffeur)、西島が演じた問題を抱えた演出家に自信を持って対した(confidant to)主演女優の三浦透子の運転技術を称賛して、発言を締めくくりました(concluded his remarks)。

濱口監督は、スピーチで、その場には来ていなかった主演女優の三浦透子さんの運転技術を称賛した。

アカデミー賞の受賞スピーチでは、こういったちょっと気の利いたことを話さないといけないんですよね。

でも、英語でちゃんとすピートをしていて、とても良かったと思います。

一方で、昨日も取り上げましたが、今年のアカデミー賞では、歴史に残るような事件もおこりました。

“as a chauffeur”で「運転手として」と訳しています

“chauffeur”は「お抱えの運転手」という意味です。あまり見かけない単語。

ここでの”as”は「~として」という意味です。

However, Hamaguchi’s film failed to snag a statuette in the three other categories for which it was nominated: best adapted screenplay, best director and best picture.
しかし、濱口の映画は、ノミネートされた他の3つのカテゴリー、つまり、脚色賞、監督賞、作品賞の小像を手に入れることができませんでした。

しかし、濱口の映画は、ノミネートされた他の3つのカテゴリー(the three other categories)、すなわち、脚色賞、監督賞、作品賞の肖像を手に入れることはできませんでした(failed to snag a statuette)

最優秀国際長編映画賞を受賞したものの、他にノミネートされた3部門の受賞はなりませんでした。

特に、アカデミー賞で最も注目される作品賞を取ることはできなかった。

“failed to snag a statuette”で「肖像を手に入れることはできませんでした。」と訳しています。

直訳すると「肖像を手に入れることに失敗した」という意味。

“snag”は「ひっかける、さっとつかむ」というような意味です。

今日は、濱口竜介監督のドライブ・マイ・カーがアカデミー賞で最優秀国際長編映画賞を受賞した話を取り上げました。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

こうぷー

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