エリザベス女王の国葬がロンドンで行われようとしています。
これに伴って、ロンドンの警察は、警備を強化しています。
しかし、一般市民はエリザベス女王に敬意を示したいと思っており、そのバランスが難しい。
世界のリーダーたちが集まるので、警備を強化したいけれども、国民の気持ちも汲まなければならない。
そのような状況について、ロンドンの警察は長年検討を続けて来ていたようです。
今日はこの話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
ロンドンの警察署長たちと衛生兵たちは、世界のトップリーダーと高官を保護する必要性と、愛されている君主を悼みたいという国民の願望とのバランスをとることによって、月曜日の女王の葬式でセキュリティの悪夢に備えています.
Codenamed “Operation London Bridge,” arrangements for Britain’s longest-serving monarch have been carefully pored over for years by the many agencies involved, with the Queen herself signing off on every detail before her death.
「オペレーション ロンドン ブリッジ」というコードネームが付けられた、英国で最も長く在位している君主のための取り決めは、女王自身が亡くなる前にすべての詳細を承認して、関係する多くの機関によって何年にもわたって慎重に検討されてきました。
The three police forces which operate in the British capital – the Metropolitan Police, the City of London Police and British Transport Police – initiated their well-rehearsed plans across London as soon as the death of Elizabeth II was announced on September 8.
9 月 8 日にエリザベス 2 世の死去が発表されるやいなや、イギリスの首都で活動する 3 つの警察 – メトロポリタン警察、ロンドン市警察、イギリス交通警察 – は、ロンドン中でよく練られた計画を開始しました。
The size of the crowds turning out to pay their last respects is “impossible” to predict, according to Andy Byford, commissioner for Transport for London (TfL).
ロンドン交通局 (TfL) のコミッショナーであるアンディ・バイフォード氏によると、最後の敬意を払う群衆の規模を予測することは「不可能」です。
US President Joe Biden was among the first to confirm his attendance at the event, which will be attended by up to 2,000 people. Japanese Emperor Naruhito and Empress Masako will also travel to London, as will many other royals and global leaders.
米国のジョー・バイデン大統領は、最大 2,000 人が参加するこのイベントへの出席を最初に確認した 1 人でした。日本の徳仁天皇と雅子皇后もロンドンを訪れ、他の多くの王族や世界の指導者も同様です。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
ロンドンの警察署長たちと衛生兵たちは、世界のトップリーダーと高官を保護する必要性と、愛されている君主を悼みたいという国民の願望とのバランスをとることによって(as they balance the need to protect the world’s top leaders and dignitaries with the public’s desire to mourn their much-loved monarch)、月曜日の女王の葬式でセキュリティの悪夢に備えています(are bracing themselves for a security nightmare).
エリザベス女王の国葬が行われます。
ロンドンの各警察関係者は、とても難しい局面の中で備えています。
1つは、世界のトップリーダーが国葬に参列するので、その警備が必要なこと。
もう一つは、エリザベス女王を見送りたいという一般市民の想い。
この両方のバランスを取るのがとても難しいということです。
“are bracing themselves for a security nightmare”で「セキュリティの悪夢に備えている」と訳しています。
“brace”は名詞で「かすがい、留め具、締め具」という意味があり、動詞でも「補強する、備える」という意味があります。
「オペレーション ロンドン ブリッジ」というコードネームが付けられた(codenamed “Operation London Bridge”)、英国で最も長く在位している君主のための取り決めは、女王自身が亡くなる前にすべての詳細を承認して(with the Queen herself signing off on every detail before her death)、関係する多くの機関によって何年にもわたって慎重に検討されてきました(have been carefully pored over for years)。
この警備対応は、「オペレーション・ロンドンブリッジ」というコードネームが付けられていた。
そして、たくさんの機関が参加して、その対応を慎重に検討してきた。
驚くべきことは、この対応の詳細について、亡くなったエリザベス女王が承認していたということ。
自分が死んだ後のことについて、どうするべきかの検討に参加していたということです。
“have been carefully pored over for years”で「何年にもわたって慎重に検討されてきた」と訳しています。
“pore”は「熟考する、じっくり考える」という意味。
“have been ~”の現在完了形を用いることによって、「これまでずっと考えられてきた」ということを表現しています。
9 月 8 日にエリザベス 2 世の死去が発表されるやいなや(as soon as the death of Elizabeth II was announced on September 8)、イギリスの首都で活動する 3 つの警察 – メトロポリタン警察、ロンドン市警察、イギリス交通警察 – は、ロンドン中でよく練られた計画を開始しました(initiated their well-rehearsed plans across London)。
エリザベス女王は、9月8日にお亡くなりになったのですが、それが発表されるとすぐに、ロンドンの警察は動き始めた。
これまで、何年にもわたって「オペレーション・ロンドンブリッジ」として検討してきたことを実行に移したということです。
“as soon as the death of Elizabeth II was announced on September 8″で「9月8日にエリザベス2世の死去が発表されるやいなや」と訳しています。
“as soon as ~”は「~されるとすぐに」というあまりにも有名な熟語。
“ASAP”を”as soon as possible”という意味で使うこともあります。
ロンドン交通局 (TfL) のコミッショナーであるアンディ・バイフォード氏によると、最後の敬意を払う群衆の規模を予測することは「不可能」です(the size of the crowds turning out to pay their last respects is “impossible” to predict)。
ロンドン交通局のアンディ・バイフォード氏のコメントが書かれています。
エリザベス女王に対する最後の敬意を示すために、どれだけの群衆が集まるのかを予測することは「不可能」
それだけ、女王は国民に愛されているということです。
そして、その群衆が集まることを見越して、テロなどが行われる可能性について、警察は警戒しないといけない。
とても難しい仕事です。
“the size of the crowds turning out to pay their last respects is “impossible” to predict”で「最後の敬意を払う群衆の規模を予測することは「不可能」です」と訳しています。
“predict”は「予測する」という意味。
米国のジョー・バイデン大統領は、最大 2,000 人が参加するこのイベントへの出席を最初に確認した 1 人でした(was among the first to confirm his attendance at the event)。日本の徳仁天皇と雅子皇后もロンドンを訪れ、他の多くの王族や世界の指導者も同様です(as will many other royals and global leaders)。
アメリカのバイデン大統領は、早々にエリザベス女王の国葬に参加するということを表明していた。
そして、日本の天皇、皇后両陛下も参加されるということを書いています。
先日、天皇、皇后両陛下が参加をされるということは取り上げました。
イギリスのエリザベス女王がお亡くなりになって、数日が経過しました。女王の国葬がイギリスでは予定されているようです。この国葬に、日本の天皇である徳仁天皇が出席される予定だということです。日本の皇室とイギリスの王室は、深い絆で結ばれています。このことから、異例ではあるけれども、日本の天皇陛下が外国の葬儀に参加するということです。今日はこの話題を取り上げようと思います。まずは記事全体を読んでみたいと思います。Emperor Naruhito plans to attend Queen Elizabeth II's state funeral in Britain, Japane... 【英字新聞を読む】日本の天皇陛下、エリザベス女王の国葬に出席予定 - こうぷーぶろぐ |
この記事はBBCの記事なんですが、BBCは日本のことを結構よく報道しています。
お互い島国で国王がいる国ということで親近感があるのでしょうか?
“was among the first to confirm his attendance at the event”で「このイベントへの出席を最初に確認した一人だった」と訳しています。
“confirm”は「確認する」という意味。よく使われる動詞です。
今日は、9月8日にお亡くなりになったエリザベス女王の国葬にあたって、ロンドンの警察がかなり苦労をしているという話題を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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