日本の鈴木財務大臣が、先週行われた日銀のドル円相場への介入についてコメントを出しました。
そして、今後も必要な措置を取ると言っています。
ドル円相場は、現在は止まっているような感じですが、アメリカと日本の金利の差があまりにも大きいので、ドルはまだまだ上がるのではないか?と言われています。
今日は、この話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
鈴木俊一財務相は、日本は必要に応じて急速な投機的な通貨の動きに対応する準備ができていると、対ドルでの急激な円安を食い止めるための介入から1週間後の木曜日に述べた。
Suzuki said rapid, one-sided currency fluctuations are undesirable, adding that the government is closely monitoring market developments. The yen-buying, dollar-selling intervention last week, the first since 1998, was meant to “correct” speculative movements.
鈴木氏は、急激で一方的な通貨変動は望ましくないと述べ、政府は市場の動向を注意深く監視していると付け加えた。 1998年以来初めての先週の円買いドル売り介入は、投機的な動きを「是正」することを意図していた。
“It was important to correct something that … was altered by speculators,” Suzuki said. “We will take further necessary steps if needed.”
「投機家によって変更されたものを修正することが重要だった」と鈴木氏は語った。 「必要に応じて、さらに必要な措置を講じます。」
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
鈴木俊一財務相は、日本は必要に応じて急速な投機的な通貨の動きに対応する準備ができている(Japan is ready to respond to rapid, speculative currency movements if needed)と、対ドルでの急激な円安を食い止めるための介入から1週間後の(a week after its intervention to stem the yen’s sharp fall versus the U.S. dollar)木曜日に述べた。
日本の日銀が財務省と連携してがドル円相場に介入してから1週間が経過しました。
鈴木財務大臣は、このことに対してコメントをした。
「必要な場合には、急速な投機的な通貨の動きに対応する準備ができている」と。
でも、先週の日本の介入は3兆円規模だったということです。
50兆円規模のドル円相場に対して3兆円というのは、あまり大きくない。
“Japan is ready to respond to rapid, speculative current movements if needed”で「日本は必要に応じて急速な投機的な通貨の動きに対応する準備ができている」と訳しています。
“current”は「通貨」という意味。
鈴木氏は、急激で一方的な通貨変動は望ましくない(rapid, one-sided currency fluctuations are undesirable)と述べ、政府は市場の動向を注意深く監視していると付け加えた(adding that the government is closely monitoring market developments)。 1998年以来初めての先週の円買いドル売り介入は、投機的な動きを「是正」することを意図していた(was meant to “correct” speculative movements)。
鈴木財務大臣は、今回の急速な円安は、投機的な動きによるものだと言っています。
でも、そうではなくて、日本とアメリカの金利差が原因だというのが一般的な見方です。
何か、そもそもの見方自体が間違っているように思います。
円安が進んでいます。144円台にまで進んでいて、ダン高橋などは、160円まで行くと言っています。https://www.youtube.com/watch?v=qr31rswvLKI&t=563s円安は、輸出企業にとっては、利益が増えるので良いという面もあります。一方で、資源や食料などを輸入に頼っている日本にとっては、生活必需品が高騰するという悪い面もあります。あまりに急速な円安は、国民の生活にとって望ましくないということで、日本政府がコメントを出しました。「これ以上の円安には、市場介入の可能性もある」というのがコメント。財務大臣と官房長官が... 【英字新聞を読む】日本は「一方的な」円の動きに対処するための介入の可能性を警告! - こうぷーぶろぐ |
“rapid, one-sided currency fluctuations are undesirable”で「急激で一方的な通貨変動は望ましくない」と訳してます。
“fluctuation”は「変動、上下」という意味です。
「投機家によって変更されたもの(was altered by speculators)を修正することが重要だった」と鈴木氏は語った。 「必要に応じて、さらに必要な措置を講じます(we will take further necessary steps if needed)。」
鈴木財務大臣は、今後も必要に応じて措置を講じると言っています。
ドル円相場に介入するのであれば、全体で180兆円を持っている資金をどのように使うかです。
3兆円であれば、毎日介入しても60日、約2ヶ月しか持ちません。
だから、口先介入と言って、このように実際にはお金を使わなくて為替に影響を与えようとします。
“we will take further necessary steps if needed”で「必要に応じて、さらに必要な措置を講じる」と訳しています。
“further necessary steps”で「さらに必要な措置」という意味です。
今日は、鈴木財務大臣が先週の日銀のドル円相場への介入について話したという話題を取り上げました。
どちらにしても、日本は財政や経済があんまり得意な国ではないように思います。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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