これまで3年間コロナパンデミックに苦しんできた航空会社が回復してきているようです。
ANAの上半期の決算が発表され、3年ぶりに黒字を計上した。
明らかに、コロナの規制が緩和されて、旅行やビジネスでの航空需要が回復したことが要因のようです。
これから、国際線の回復も見込まれることから、さらに元に戻っていくことが期待されます。
今日はこの話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
ANA Holdings Inc. は月曜日、COVID-19 パンデミックから旅行需要が回復したため、9 月に終了した 6 か月間で純利益を上げ、3 年ぶりの黒字を記録したと発表しました。
The parent of All Nippon Airways Co. posted a net profit of 19.54 billion yen ($132 million) for the reporting period, a reversal from a net loss of 98.80 billion yen a year ago, as more people started flying for leisure and business after the easing of COVID restrictions.
全日本空輸株式会社の親会社は、COVIDの制限が緩和された後、レジャーやビジネスのために飛行機に乗る人が増えたため、1年前の988億円の純損失から一転、報告期間に 195 億 4000 万円 (1 億 3200 万ドル) の純利益を計上しました。
“We were able to capitalize on the recovering trend,” CEO Koji Shibata told a press conference. The company said demand for domestic and international flights is now at 74 percent and 35 percent, respectively, of the pre-pandemic level.
「回復傾向を十分に生かすことができた」と柴田浩司社長は記者会見で語った。同社によると、現在、国内線と国際線の需要は、パンデミック前のレベルのそれぞれ 74% と 35% に達しています。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
ANA Holdings Inc. は月曜日、COVID-19 パンデミックから旅行需要が回復したため(as travel demand rebounded from the COVID-19 pandemic)、9 月に終了した 6 か月間で純利益を上げ、3 年ぶりの黒字を記録した(it made a net profit for the six months that ended in September, marking its first black ink for the period in three years)と発表しました。
コロナパンデミックからの旅行の回復が急速に進んでいます。
これによって、航空需要も回復をしています。
ANAも4月から9月までの半年間で、3年ぶりの純利益をあげたということです。
“it made a net profit the six months that ended in September, marking its first black ink for the period in three years”で「9月に終了した6か月間で純利益を上げ、3年ぶりの黒字を記録した」と訳しています。
“black ink”で「黒字」という意味。
日本語でも利益が出ることを「黒字」、損失が出ることを「赤字」と言いますが、英語も一緒なんですね。
全日本空輸株式会社の親会社は、COVIDの制限が緩和された後、レジャーやビジネスのために飛行機に乗る人が増えたため(as more people started flying for leisure and business)、1年前の988億円の純損失から一転(a reversal from a net loss of 98.80 billion yen a year ago)、報告期間に 195 億 4000 万円 (1 億 3200 万ドル) の純利益を計上しました(posted a net profit of 19.4 billion yen ($132 million) for the reporting period)。
今年は、徐々にコロナの制限が緩和されて行きました。
入国の規制緩和も最近行われましたが、その前から国内の旅行などの規制は徐々に緩和されてきていた。
このこともあって、1年前の大赤字から一転して、今年の会計年度の上半期には黒字に転換した。
3年間苦しんで、ようやく明るい兆しが見えてきました。
“as more people started flying for leisure and business”で「レジャーやビジネスのために飛行機に乗る人が増えたため」と訳しています。
ここでの”as”は、記事でよく出てくる「~のため、~が理由で」という意味。
「回復傾向を十分に生かすことができた(we were able to capitalize on the recovering trend)」と柴田浩司社長は記者会見で語った。同社によると、現在、国内線と国際線の需要は、パンデミック前のレベルのそれぞれ (respectively)74% と 35% に達しています。
ANAの柴田社長は、「回復傾向を十分に生かすことができた」と言っています。
コロナパンデミックからの回復するところで、取りこぼすことなく、需要を取り込めたという意味でしょう。
“we were able to capitalize on the recovering trend”で「回復傾向を十分に生かすことができた」と訳しています。
“capitalize”は「現金化する、資本化する」という意味の他に、「利用する、活用する」という意味もあります。
今日は、ANAが3年ぶりに黒字転換したという話題を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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