博多発祥のラーメンの一蘭が発売しているカップ麺の話題です。
一蘭は、人気のラーメンチェーンとして有名です。
僕は食べたことがないですが、名前は聞いたことがあります。
博多発祥なので、当然豚骨ラーメンだと思います。
その一蘭が発売しているカップ麺について、公正取引委員会が調査をしているようです。
どのような疑いがあって、調査をしているのでしょうか?
今日は、この話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
公正取引委員会は、福岡に本拠を置く人気のラーメン店チェーン「一蘭」を独占禁止法違反の疑いで調査していると関係筋は話した。
The ramen company is suspected of having illegally pressured retailers not to lower the prices of its instant bowl noodles and other merchandise, according to the sources.
情報筋によると、ラーメン会社は、インスタントボウルヌードルやその他の商品の価格を下げないように小売業者に不法に圧力をかけた疑いがあります。
Ichiran’s instant bowl noodles have drawn attention for its bullish pricing of ¥490 — relatively expensive for instant ramen. It contains no ingredients other than noodles and soup.
一蘭のインスタントラーメンは、インスタントラーメンとしては比較的高価な490円という強気な価格で注目を集めています。麺とスープ以外の具材は一切使用していません。
The FTC began the investigations voluntarily last year and now suspects the company has tried to maintain its image by preventing discounts. The FTC is expected to uncover actual exchanges between the company and retailers, among other things.
FTCは昨年自主的に調査を開始し、今では値引きを防ぐことでイメージを維持しようとしているのではないかと疑っている。 FTCは、とりわけ、会社と小売業者の間の実際の取引を明らかにすることが期待されています。
A public relations officer of Ichiran told The Yomiuri Shimbun that the FTC has been inspecting the company, but the source cannot speak in detail about the case pending the result of the FTC investigations.
一蘭の広報担当者は読売新聞に、FTCが会社を検査していると語ったが、FTCの調査結果が出るまで、情報筋は事件について詳細に話すことができない。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
公正取引委員会は、福岡に本拠を置く人気のラーメン店チェーン(popular ramen restaurant chain)「一蘭」を独占禁止法違反の疑い(suspicion of violating the Antimonopoly Law)で調査している(is investigating)と関係筋は話した。
福岡に本拠を置く、人気ラーメンチェーン店の「一蘭」を公正取引委員会が調査をしてるようです。
公正取引委員会が調査をしているので、当然容疑は独占禁止法違反。
関係者が話をしたようです。
どんな形での独占禁止法違反なんでしょうか?
“suspicion of violating the Antimonopoly Law”で「独占禁止法違反の疑い」と訳しています。
“suspcion”は「疑い」という意味。”violate”は「犯す、違反する」という意味です。
情報筋によると、ラーメン会社は、インスタントボウルヌードルやその他の商品の価格を下げないように(not to lower the prices)小売業者に不法に圧力をかけた(having illegally pressured retailers)疑いがあります(is suspected)。
一蘭が疑いをもたれているのは、インスタントラーメンやその他の商品の価格を下げないようにしようとしたこと。
小売業者に対して、価格を下げないように不法に圧力をかけた疑いがかかっていると情報筋は言っている。
メーカーが価格を提示して、その価格を維持させるというのは、独占禁止法に違反しています。
なので、一蘭の行為が独占禁止法に違反しているのではないか?と容疑が持たれているということです。
“having illegally pressured retaillers”で「小売業者に不法に圧力をかけた」と訳しています。
“illegally”は「不法な」という意味の副詞。
「圧力をかける」というのを”having pressured”と言うような形で表現しているのが特徴的です。
一蘭のインスタントラーメンは、インスタントラーメンとしては比較的高価な(relatively expensive)490円という強気な価格(bullish pricing)で注目を集めています(have drawn attention)。
麺とスープ以外の具材は一切使用していません(contains no ingredients)。
一蘭のインスタントラーメンは、490円らしいです。
普通のインスタントラーメンは、高くても200円台じゃないでしょうか?
倍ぐらいの価格で販売しているところから、強気な価格と言っています。
そして、一蘭のインスタントラーメンには具材が入っていないということです。
麺とスープのみ。
これで490円なので、かなりの自信があるということかと思います。
↓こんな感じのようです。