井上尚弥選手は、ノニト・ドネア選手との第2戦に圧勝し、WBA、WBC、IBFのバンタム級統一チャンピオンになりました。
主要4団体のベルトを統一するには、残りはWBOのベルトだけ。
そのベルトを持っているのは、イギリスのバトラー選手です。
実力差は歴然としているので、バトラー選手は逃げるのではないかともいわれていました。
しかし、実際には、そうではないようです。
しかも、日本でやってもいいと言っているようです。
今日は、この話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
火曜日の再戦で井上尚弥が2ラウンドでノニト・ドネアを破り、日本のスターはバンタムウェイト部門の4つの主要タイトルのうちの1つだけを欠いており、誰もが認めるチャンピオンシップに挑戦したいことを戦い後のインタビューで明らかにしました。
That title is the WBO’s, and is currently held by Paul Butler. Butler (34-2, 15 KO), who won the interim title against Jonas Sultan on Apr. 22 and was elevated to full titleholder status when the sanctioning body finally decided to strip John Riel Casimero, got out quickly and said not only does he want the fight, but he’s fully willing to go to Japan.
そのタイトルはWBOのものであり、現在ポールバトラーによって保持されています。 4月22日にジョナス・サルタンに対して暫定王座を獲得し、制裁機関が最終的にジョンリル・カシメロをはく奪することを決定したときに完全なタイトル保持者の地位に昇格したバトラー(34-2、15 KO)はすぐに出て、彼は戦いを望んでいるだけでなく、彼は完全に日本に行きたいと思っていると話した。
“I’ve read all sorts of comments and predictions about the fight already: ‘Butler has a death wish,’ ‘Inoue to win by murder,’ and agreeing to the fight would be like ‘Signing someone’s death warrant.’
「私はすでに戦いについてのあらゆる種類のコメントと予測を読みました。「バトラーには死の願いがあります」、「井上は殺人で勝つ」、そして戦いに同意することは「誰かの死の令状に署名する」ようなものです。
“He hits very hard but what’s the worst that can happen? He knocks me out. I’ve been stopped before and let me make it clear, I will be going into that fight believing I can win.
「彼は非常に激しく打撃を与えますが、起こりうる最悪の事態は何ですか?彼は私をノックアウトすることです。私はその前に立ち止まって、はっきりさせておきます。私は勝つことができると信じてその戦いに参加します。
I will be walking to the ring believing, as I always do, that I can win the fight and become the undisputed bantamweight champion of the world.”
私はいつものように、戦いに勝ち、誰もが認める世界のバンタム級チャンピオンになることができると信じて、リングに向かって歩きます。」
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
火曜日の再戦で井上尚弥が2ラウンドでノニト・ドネアを破り、日本のスターはバンタム級の4つの主要タイトルのうちの1つだけを欠いており(the Japanese star now lacks just one of the four major titles in the bantamweight division)、誰もが認めるチャンピオンシップに挑戦したい(he wants to take a crack at the undisputed championship)ことを戦いの後のインタビューで明らかにしました。
井上尚弥選手がノニト・ドネア選手に勝ったことは以前、取り上げました。
戦前の予想を覆した2ラウンドでの圧勝。
そして、井上選手は主要4団体のうち、WBA、WBC、IBFのチャンピオンを獲得しました。
試合後のインタビューで井上選手は、「4団体統一戦を年内にやれるのなら、バンタムでやる。そうでないのなら、階級を上げる」と言っていました。
“he wants to take a crack at the undisputed championship”で「誰もが認めるチャンピオンシップに調整したい」と訳しています。
“take a crack”は「挑戦する、試みる」という意味。
“undisputed”は「誰もが認める、紛れもない」という意味。
ボクシングの選手紹介の時にチャンピオンに対してリングアナウンサーがよく使ってます。
そのタイトルはWBOのものであり、現在ポール・バトラーによって保持されています(is currently held by Paul Butler)。
4月22日にジョナス・サルタンに対して暫定王座を獲得し(won the interim title)、制裁機関が最終的にジョンリル・カシメロをはく奪することを決定したときに(when the sanctioning body finally decided to strip John Riel Casimero)完全なタイトル保持者の地位に昇格した(elevated to full titleholder status)バトラー(34勝2敗15KO)は、すぐに出て、彼は戦いを望んでいるだけでなく、完全に日本に行きたいと思っている(not only dose he want the fight, but he’s fully willing to go to Japan)と話した。
残りのバンタム級の王座はWBOだけですが、その王座は現在、イギリスのバトラーが持っている。
バトラーは、そもそも、4月22日にジョナス・サルタンに勝利して、WBOバンタム級の暫定王者になった。
その後、正規王者のカシメロが制裁で王座はく奪をされたので、正規王者に昇格している。
そのバトラーは、井上選手との戦いを望んでいるだけではなく、日本に行っていいと言っている。
“not only does he want the fight, but he’s fully willing to go to Japan”で「彼は戦いを望んでいるだけなく、完全に日本に行きたいと思っている」と訳しています。
いわゆる”not only ~ but also ~”の構文。「~だけではなく~も」という意味。
私はすでに戦いについてあらゆる種類のコメントと推測を読んだ(have read all sort of comments and predictions about the fight already)。
「バトラーには死の願いがあります(Butler has a death wish)」「井上は殺人で勝つ」
そして戦いに同意することは「誰かの死の令状に署名する」ようなものです(would be like ‘Signing someone’s death warrant’)。
いろんな人からのバトラーに対するコメントは辛辣なものでした。
バトラーはこれらについて、既に知っていると言っています。
バトラーが井上選手と対戦するのは、「死の願いがあるとしか言えない」とか、「井上は殺人をして勝つ」とか。
すなわち、ボコボコにやられると言っているわけです。
“have read all sort of comments and predictions about the fight already”で「すでに戦いについてあらゆる種類のコメントと推測を読んだ」と訳しています。
“have read ~ already”で「すでに読んだ」と現在完了形の「完了」の意味合いを出しています。
“prediction”は「予測、推測」という意味。
「彼は非常に激しく打撃を与えますが、起こりうる最悪の事態は何ですか(what’s the worst that can happen)?
彼が私をノックアウトすることです(he knocks me out)。
私はその前に立ち止まって、はっきりさせておきます(let me make it clear)。
私は勝つことができると信じて(believing I can win)その戦いに参加します。
バトラーの言葉が続きます。
「井上選手はとても激しいパンチを打ちます。」
「でも、それで起こり得る最悪の事態は何でしょうか?それは彼が私をノックアウトすることです。」
「私は、勝つことを信じて戦いに参加したいと思います」と言っています。
“he knocks me out”で「彼が私をノックアウトすることです。」と訳しています。
ここで注意するのは語順。
日本人は、”knock out me”とやりたいところですが、”knock me out”なんですね。
私はいつものように(as I always do)、戦いに勝ち、誰もが認める世界のバンタム級チャンピオンになる(become the undisputed bantamweight champion of the world)ことができると信じて、リングに向かって歩きます。
バトラーのコメントが続きます。
井上選手とやるのであれば、いつものように戦いに勝って、誰もが認めるバンタム級チャンピオンになると信じて、リングに向かおうと思う。
今のところ、カシメロが王座はく奪されたので、チャンピオンになったと思われている。
しかも、対戦相手として言われているのがパウンドフォーパウンド1位の井上選手。
もし、バトラーが井上選手に勝つことができれば、本物のチャンピオンと認められるでしょう。
今日は、井上尚弥選手の次の対戦相手と思われているイギリスのバトラー選手の話題を取り上げました。
今日も、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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