【オンライン英会話の実感】果たして、年を取ってからでも英語は上達するのか?

英語、英会話

一般に英語を勉強して習得するのは、若ければ若いほどいいと言われます。

僕は、もうすでに年齢が50歳を過ぎています。

でも、思い立って、今年の始めからオンライン英会話のレッスンを受講し始めました。

毎日欠かさず授業を受け続けているので、今日5月5日で121日目になります。

実際に、オンライン英会話を受講していると、思った以上の成果が上がっているように思います。

そこで、今日は、「果たして年を取ってからでも英語は上達するのか?」ということについて考えてみようと思います。

脳の老化には個人差があるらしい

普通、一般的に世間では、年を取ると、

  • 脳は年を取るとともに認知力が低下
  • 思考速度が遅くなる
  • 忘れっぽくなる
  • 新しいことにチャレンジする意欲も失われていく

と言われています。

でも一方で、年をとってもチャレンジする意欲もあり、思考力も鋭い人もたくさんいます。

僕の個人的な感覚で言うと、年齢が進んでからも、

  • 会社の経営をしている経営者
  • 継続して本を出しているような作家
  • 人間国宝になっているような芸能人
  • いろんな分野で現役を続けているような人

このような人は、皆さん、思考が鋭く、みんながハッと思うようなことを言われる方が多いように思います。

インターネットで調べてみると、年齢は60~80歳と高齢だが、思考力は20~30歳代の若者のレベルを維持しているような人を「スーパーエイジャー」というらしいです。

ということは、やっぱり、年をとっても若者と同じように若々しい脳を維持している人がいることが脳科学の専門家からも認められているということのようです。(詳しくはここに書いてあります。)

他にも脳科学者は次のようなことも言っています。

「脳はいくつになっても前頭前野を活性化させて鍛えることができます。たとえば、計算やゲームなどの脳トレや音読などを続けると前頭前野が活性化されて、新しいことへの興味も生まれ、やる気も芽生えさせることができるのです。」

このことから言えるのは、若い脳を維持するためにはそれなりに努力が必要だということです。

逆に言えば、若い脳を持っている人は特殊な人ではないのです。

脳を若々しく保つために、脳を積極的に使っている。

だいたい、年を取って物覚えがわるくなったとか言っているような人は、たぶん物覚えが悪くなるような生活しかしていないと思います。

すなわち、新たなチャレンジはせず、むしろこれまでやってきたようなこともやらなくなって、毎日何も考えずにテレビばかり見ている。

そんなことをしていれば、若者でも脳の機能が廃れてきて、どんどん老化することになると思います。

英語学習をするのに最適な年齢は?

それでは、高年齢になってから、英語を習得するというのは、ムリなのでしょうか?

確かに、ネイティブのようになるためには、英語を勉強する年齢が若いほどいい、というような研究結果があります。(詳しくはここに書かれています。)

私たちの感覚的にも、同様なことを感じます。

それぞれの言語のネイティブとなるためには、やっぱり幼少期のできれば早ければ早いほど良い、ということのようです。

習得したそれぞれの言語の切り替えも、自然に身につけるようです。

しかし、そんなことができるのは、幼少期の頃だけのことです。

私たちは、一般的に英語の勉強を始めるのは中学校、最近になって早く勉強をはじめるといっても小学校からです。

それであれば、もうすでにネイティブと同じように英語を話せる年齢は過ぎてしまっています。

でも、わたしたちがマスターしたい英語というのは、外国人の人達とコミュニケーションがとれてお互いにいろんな考えや思いをかわせる英語ということだと思います。

そういった英語の習得には年齢は、関係ないのではないでしょうか?

ネイティブになるためには、その言語にあった下の筋肉の使い方や息遣いなど、後からでは習得が難しいことがいっぱいあります。

でも、外国人の人とコミュニケーションを取るための英語であれば、そんなものは必要ありません。

ですから、ネイティブになろうという考えは捨てて、ネイティブとコミュニケー書できることを目指せばいいのです。

それであれば、年齢に関係なく、英語をマスターすることは可能だと思います。

英会話の勉強で僕が感じること

僕は今年の始めに、オンライン英会話のレッスンを受講し始めました。

そして、英語の習得には、いくつかの段階がありました。

速度は遅いのかもしれませんが、着実に上達していると思っています。

その上達のしかたは、なだらかに円弧を描くようにスムーズに昇って行っているような感覚ではありません。

むしろ、階段を上るようにガタンガタンと昇っているようなイメージです。

まず、一番最初に始めたころは、言葉自体が英語で全く出てきませんでした。

  1. トレーナーが話す英語を聞く
  2. 頭の中でその英語を日本語に直す
  3. それから自分の答えが日本語で頭に浮かぶ
  4. それを英訳しようとする

という段階を踏むのですが、その英語の単語が出ない。

そんな感じで、時間も非常にかかりますし、話そうとするたびに、つっかえてしゃべれない。

この状態は非常に時間がかかるし会話になりません。

しかし、この期間はそんなに長くなかったです。最初の10日間ぐらいだったでしょうか。

次に来るのが、相手の言っていることはダイレクトで英語で理解ができる。

でも、自分がしゃべることは日本語で頭に浮かんで、英語に直そうとしてしまうという期間です。

これは1カ月ぐらい続いたでしょうか。

以前に僕は、会社の通訳さんに通訳をするときはどのように考えているのかを聞いていました。

彼曰く、「英語で考えて英語で話す」

なので、努力をして、日本語を極力頭から追い出そうとしました。

そうすると、次第に簡単なやり取りであれば、そのようなことができるようになっていきました。

英語で聞いてダイレクトに英語で理解し、頭で考えたことを直接英語にして話す。

この作業を繰り返します。

それでも、もちろん頭で考えたいことが、すぐには英語で出てこない場合があります。

そのときは、僕の頭の中では、直接英語にならないので、代わりに日本語の単語が出てきます。

そして、それを英語に直そうとする作業になってしまいます。

そういう場合は、会話がつっかえつっかえな感じになってしまいます。

そして、とてもぎこちない居心地の悪い状態になってしまうのです。

現在の僕の英会話の状態は、そんな感じの状態です。

少しずつそのつっかえが少なくなってきているのかな?

いやまだまだだな。

というのを行ったり来たりしている感じです。

その中でも、不思議なことに、それもその日によって調子がいいなと思う日と、今日はあまり調子が良くないなという日があります。

ちょうど、スポーツに似ているかもしれません。

たぶんそんなことを繰り返して、徐々に上達していくんだと思います。

更にオンライン英会話を続けて感じること

これまで書いてきたことは、僕が、5月に書いたことです。

現在は11月で、僕は、さらに6か月ぐらい毎日オンライン英会話を続けてきました。

最近、僕がオンライン英会話の勉強をやっている状況は次の通りです。

ここまでやってきて思うことは、やはり年を取ったとしても、頑張れば、英語は上達するということです。

自分自身の実感としても、1月の始めの頃とは格段に違っていると思います。

調子のいいときは、自分が言いたいことが、スラスラ出てくることもあります。

僕のお気に入りのトレーナーの1人のTerryは、次のようなことを言ってくれました。

I enjoy the energy and focus you bring to the lesson it’s as if the lesson is the first thing you do in the day.

Your drive is certainly infectious and you motivate me to outperform myself, thank you Ko and remain as eager every day.

要約すると、次のような内容だと思います。

私はあなたがレッスンにもたらすエネルギーと集中力を楽しんでいます。

まるでレッスンがその日の最初のことであるかのようです。

あなたのレッスンに臨む姿勢は確かに影響力があり、私が自分よりも頑張らないとと思わせてくれます。

あなたに感謝し、毎日熱心に取り組んでください。

こんな感じのコメントをもらえるので、50歳を超えて英会話を始めても、十分上達できると思います。

トレーナーさんのお世辞も入っているので、100%そのまま受け取れませんけど…。

また、他のトレーナーのFrancに初めてレッスンを受けたときにも、レッスン後、次のようなメッセージをもらいました。

It was great meeting you Ko.

Your English is pretty good and you were able to express your thoughts freely and clearly.

I am sure that there will always be new words and phrases to learn so keep up the good work and practice often.

Thanks for the interaction. Take care and see you again soon.

これは、要約すると次のような意味だと思います。

あなたの英語はかなり上手で、自分の考えを自由に、そしてはっきりと表現することができていました。

学ぶべき新しい単語やフレーズは常にあると思うので、良い勉強を続け、頻繁に練習してください。

良いやり取りをありがとう。

こんな言葉を、初めて会話をしたトレーナーさんからもらえることからも、毎日一生懸命やっていれば、英会話の上達は確実にできると思います。

確かに、長く続けていると、毎日劇的に何かが進歩することは感じられません。

でも、一定期間が経った後に、以前の自分を振り返ると、確実に成長していることがわかります。

その成長を知るためには、2つの方法があると思います。

1つは初めてのトレーナーさんと会話をすること。

純粋に、初めて話して、自分の英語がどんな風に聞こえるかを聞いてみます。

What do you think about my English? (僕の英語どうですか?)

ぐらいでもいいでしょう?

たぶん、率直に答えてくれると思います。(少しお世辞も入るかもしれませんが…。)

もう1つは、期間をあけて久々に話をするトレーナーさんに聞いてみること。

これをすると、トレーナーさんが以前からどれぐらい成長したかを教えてくれます。

僕は、1月6日に初めてレッスンを受けたのが、Yelenaさんというトレーナーさんだったのですが、彼女に久々にレッスンを受けたときに、聞きました。

どれくらい成長しましたか?と。

すると、彼女は、このようなコメントをくれました。

This is what I had in mind when we started with your very first lesson and I seemed to be right.

Your hard work and dedication to the studies are really remarkable and admirable, keep up the great work! 

 

これはあなたが最初のレッスンを始めた時に私が心に留めていたものであり、私は正しいように思えました。

あなたの努力と勉強への献身は本当に注目に値し、称賛に値します。

素晴らしい勉強を続けてください!

このように、毎日頑張っていれば、ちゃんと認めてもらえるほど、成長することができます。

僕がこれまで約11か月間、毎日オンライン英会話を続けてきて、感じていることは、次のことです。

年を取ってからでも、英語の能力を上達させることはできる!

これからも、頑張って、英語の勉強を続けようと思います。

まとめ

僕の結論は、英語の上達に年齢は関係ないということです。

確かにいまさらネイティブと同じようにはなれないですが、外国人の人と英語でコミュニケーションを問題なくとれる程度に上達するのには、年齢は全く関係ないと思います。

要は本人の心がけ次第です。

年を取ったと言って何にもチャレンジしないということであれば、どんどん脳は衰えていきます。

逆にそんなことは関係なく、どんどんチャレンジを続けて行けば、脳は若々しく保つことができるということです。

そして、英語の能力は上達させることができます。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

こうぷー

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