昨日に続いて、ジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判について取り上げます。
ジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判の結果が出たことは、以前に取り上げました。その結果は、ジョニー・デップの勝訴。しかし、ジョニー・デップの人気は下がっているということです。アンバー・ハードは、ジョニーデップは嘘をついているなどと言っています。今日は、このことを取り上げた記事を読んでいきたいと思います。まずは記事全体を読んでみたいと思います。Johnny Depp emerged victorious in his defamation case against ex-wife Amber Heard following three days of deliberations by the jury, which also hande... 【英字新聞を読む】ジョニーデップの人気はアンバーハードとの裁判の後に急落した... - こうぷーぶろぐ |
この裁判の陪審員さんがコメントをしたということです。
どうして、アンバー・ハードは裁判に負けてしまったのか?
その理由を陪審員さんがコメントしています。
今日は、この話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
7人の陪審団の5人のうちの1人である陪審員は、「グッドモーニングアメリカ」に、裁判中のハードの感情的な証言は現実的ではないと語った。
“The crying, the facial expressions that she had, the staring at the jury. All of us were very uncomfortable,” the juror said. “She would answer one question and she would be crying, and two seconds later she would turn ice cold. Some of us used the expression ‘crocodile tears.’”
「泣きながら、彼女が持っていた表情、陪審員を見つめていました。私たち全員が非常に不快でした」と陪審員は言いました。 「彼女は1つの質問に答えて泣き、2秒後に氷を冷やしました。私たちの中には「ワニの涙」という表現を使った人もいました。」
“A lot of the jury felt what [Depp] was saying, at the end of the day, was more believable,” the juror added. “He just seemed a little more real in terms of how he was responding to questions. His emotional state was very stable throughout.”
「多くの陪審員は、[デップ]が言っていることを、一日の終わりにはもっと信じられると感じました」と陪審員は付け加えました。 「彼は、質問にどのように答えているかという点で、もう少しリアルに見えました。彼の感情的な状態はずっと安定していた。」
Heard’s team has repeatedly claimed that social media and all of the vitriol against Heard on platforms such as TikTok swayed the jury in favor of Depp.
ハードのチームは、ソーシャルメディアと、TikTokなどのプラットフォームでのハードに対するすべての批評がデップを支持して陪審員を動揺させたと繰り返し主張しています。
The juror denied such accusations about social media, saying, “We followed the evidence … myself and other jurors don’t use Twitter or Facebook. Others who had it, made a point not to talk about it.”
陪審員はソーシャルメディアに関するそのような非難を否定し、「私たちは証拠に従いました…私と他の陪審員はTwitterやFacebookを使用していません。それを持っていた他の人たちは、それについて話さないように言いました。」
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
7人の陪審員の5人のうちの1人である陪審員(the juror, one of five men on the seven-person jury)は、「グッドモーニングアメリカ」に、裁判中のハードの感情的な証言は現実的ではなかった(Hard’s emotional testimony during the trial was not realistic)と語った。
ジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判で、陪審員の1人がアメリカのニュース番組に語った。
裁判中のアンバー・ハードの証言は、信ぴょう性に欠けていた。
彼女は感情的な証言をしていたので、信じられなかったと言っているのだと思います。
“Heard’s emotional testimony during the trial was not realistic”で「裁判中のハードの感情的な表現は現実的ではなかった」と訳しています。
“during the trial”で「裁判中」と表現しています。
“realistic”は「現実的な、実際的な」という意味。
「泣きながら、彼女が持っていた表情(the facial expressions that she had)、陪審員を見つめていました(the staring at the jury)。私たち全員がとても不快でした(all of us were very uncomfortable)。」と陪審員は言いました。
「彼女は1つの質問に答えて泣き(she would answer one question and she would be crying) 、2秒後に氷を冷やしました(two seconds later she would turn ice cold)。私たちの中には「ワニの涙」という表現を使った(used the expression “crocodile tears”)人もいました。」
アンバー・ハードは泣きながら証言をしていた時もありました。
ABC News’ Stephanie Ramos reports on Amber Heard’s second day of testimony in her defamation trial, recounting an alleged fight with ex-husband Johnny Depp i... Amber Heard details alleged graphic abuse in second day of testimony l ABCNL - YouTube |
そのような感じがとても芝居がかって見えたのでしょうか?
陪審員はみんな、とても不快な思いをしたようです。
そして、泣いていたかと思ったら、すぐにすごく冷たい表情に変わった。
それを評して、「ワニの涙」と表現した陪審員もいたということです。
“crocodile tears”は「ウソ泣き」という意味があります。
Amber Heard's World's best Acting She has rehearsed at home with her sister to act as Crying in Courtand to make it more realisticCry ActAmber Heard Crying i... Amber Heard's World's best Acting | Crying in Court - YouTube |
“the facial expression that she had”で「彼女が持っていた表情」と訳しています。
“expression”は「表現」という意味。”facial”「顔の」「表現」なので、「表情」ですね。
「彼女の持っていた」と”that”以下で説明しています。
「多くの陪審員はデップが言っていること(what Depp was saying)を、1日の終わりにはより信じられる(was more believable)と感じました。」と陪審員は付け加えた。
「彼は、質問にどのように答えているかという点で、もう少しリアルに見えました(just seemed a little more real)。彼の感情的な状態はずっと安定していた。」
陪審員の多くの人は、ジョニー・デップの言っていることの方が本当に思えた。
ジョニー・デップの方が感情が安定しているように見えて、本当のことを話しているかのように見えたということです。
この裁判は、原告被告ともに役者なので、芝居がかって見えてしまいますよね。
その観点で言うと、ジョニー・デップの方が芝居がよりリアルだったという可能性もなきにしもあらず。
アンバー・ハードは大根役者だったのかもしれません。
Law&Crime presents a collection of top moments from Johnny Depp's testimony including his comebacks and reactions to questions from attorneys. It can be infe... Top Johnny Depp Comebacks & Reactions to Questioning While Testifying - YouTube |
“what Depp was saying”で「デップが言っていたこと」という表現しています。
“what ~”で「~ということ」という表現はよく使います。
ハードのチームは、ソーシャルメディアとTikTokなどのプラットフォームでのハードに対するすべての批評がデップを支持して、陪審員を動揺させた(social media and all of the vitriol against Heard on platforms such as TikTok swayed the jury in favor of Depp)と繰り返し主張しています(has repeatedly claimed)。
アンバー・ハードをサポートする弁護団は、TikTokなどのソーシャルメディアが陪審員を動揺させたと繰り返し主張している。
ソーシャルメディアでジョニーデップを支持し、アンバー・ハードを批評することが多かったため、陪審員はそちらが正しいのではないか?と考えていると。
“has repeatedly claimed”で「繰り返し主張した」と表現しています。
主張した内容は、その直後の”that”節で説明しています。
すなわち、「ソーシャルメディアと~陪審員を動揺させた」という部分です。
陪審員は、ソーシャルメディアに関するそのような非難を否定し(denied such accusation)、「私たちは証拠に従いました(we followed the evidence)…私と他の陪審員はTwitterやFacebookを使用していません。それを持っていた他の人たちは、それについて話さないように言いました(made a point not to talk about it)。」
陪審員がコメントしています。
判決がソーシャルメディアに影響されていたというのは違う。
自分たちは、証拠に基づいて、判断をした。
陪審員たちは、TwitterやFacebookにアカウントを持っていなかった。
そして、持っている人たちも、それについてはコメントしないように言っていた。
だから、アンバー・ハード側の主張は、筋違いだということが言いたいんだと思います。
“made a point not to talk about it”で「それについて話さないように言いました」と訳しています。
“make a point”は「主張する、強調する」という意味です。
今日は、ジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判の陪審員がコメントしたという話を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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