航空業界は、コロナパンデミックで辛い時期を過ごしてきました。
最近になって、やっとコロナも収束する気配も見えてきました。
国際線はまだまだ回復まで時間がかかりそうですが、国内線は徐々に戻りつつあります。
新型コロナパンデミックで航空業界は苦しんできました。約2年間にわたって、需要が激減して、経営も非常に苦しくなっています。そんな中、ANAとJALは今年の春からは国内線の需要が回復するとみているようです。2022年度のフライトスケジュールが発表されたみたいです。そこでは、春からは新型コロナパンデミック前のレベルに需要が戻ることを前提とした路線計画がされています。今日は、この話題を取り上げようと思います。まずは、記事全体を読んでみたいと思います。 ANA Holdings Inc. and Japan Airlines said Tuesday they w... 【英字新聞読解のコツ!】ANA、JALが国内線のスケジュールをパンデミック前のレベ... - こうぷーぶろぐ |
そんな中、ANAは新しい航空サービスを始めるということを発表しました。
LCCとフルキャリアの間のサービス。
エアージャパンのという名前らしいです。
では、今日はこの記事を読んでいきたいと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
日本の航空会社であるANAホールディングスは火曜日、2023年度後半から開始する新たな中距離国際線サービスであるエアージャパンの創設を発表した。
AirJapan will be positioned between the group’s flagship All Nippon Airways and low-cost carrier Peach Aviation, offering fares similar to those of Peach and optional services equivalent to those of ANA.
エアージャパンは、グループの旗艦である全日本空輸と格安航空会社のピーチアビエーションの間に位置し、ピーチと同様の運賃とANAと同等のオプションサービスを提供します。
AirJapan flights will link Japan with other areas in Asia and Oceania, where demand for travel to Japan is expected to grow.
エアージャパンのフライトは、日本とアジアやオセアニアの他の地域を結び、日本への旅行の需要が高まると予想されます。
At Japan Airlines, ANA’s key rival, LCC arm Zipair Tokyo Inc. operates flights between Narita International Airport near Tokyo and foreign cities such as Bangkok, Seoul and Honolulu.
ANAの主要なライバルである日本航空では、LCC部門のZipair Tokyo Inc.が、東京近郊の成田国際空港とバンコク、ソウル、ホノルルなどの外国の都市との間を運航しています。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
日本の航空会社であるANAホールディングスは、火曜日、2023年度後半から開始する(starting in the latter half of fiscal 2023)新たな中距離国際線サービス(new medium-distance international flight service)であるエアージャパンの創設を発表した(announced the creation of AirJapan)。
ANAが新たな航空会社の創設を発表したようです。
会社名がエアージャパン。
中距離の国際線サービスを行い、2023年度後半の運航開始を目指すようです。
エアージャパンですか。
名前がだんだんなくなって行っているような感じがします。
“starting in the latter half of fiscal 2023″で「2023年度後半から開始する」と表現しています。
“latter”は「後半」という意味があります。
また、”fiscal”は「年度」という意味でよく使う単語です。
“announced the creation of AirJapn”で「エアージャパンの創設を発表した」と訳しています。
“creation”は「創作、創造」という意味や、「生物」という意味でも使われる単語です。
エアージャパンは、グループの旗艦である(the group’s flagship)全日本空輸と格安航空会社のピーチアビエーションの間に位置し(will be positioned between)、ピーチと同様の運賃(fares similar to those of Peach)とANAと同等のオプションサービス(optional services equivalent)を提供します(offering)。
エアージャパンのサービスレベルについて述べています。
エアージャパンの位置づけとしては、フルキャリアのANAとLCCのピーチの間の位置づけを目指している。
ピーチと同様の安い料金で、ANAと同等のオプションサービスを提供する。
いいとこ取りのサービスで、実現できるのかな?と思ってしまいますが…。
オプションサービスと言っているところに意味がありそうです。
“will be positioned between ~”で「~の間に位置する」と訳しています。
“position”は「位置」という名詞のイメージが強いですが、「位置する」という動詞の意味もあります。
“fares similar to those of Peach”で「ピーチと同様の運賃」と表現しています。
“fare”は「料金」、”similar to ~”で「~と同様の」という意味です。
エアージャパンのフライトは、日本とアジアやオセアニアの他の地域を結び(will link)、そこでは、日本への旅行の需要(demand for travel to Japan)が高まると予想されます(is expected to grow)。
エアージャパンのフライトの行き先は、アジアやオセアニアが中心のようです。
そこでは、日本への旅行の需要が高まることが予想されている。
コロナ前は、インドネシアなどからの日本への旅行客が増えていましたからね。
どちらかというと、日本人の海外旅行よりも、海外の人の日本旅行をターゲットにしているということでしょうか。
“is expected to grow”で「高まると予想される」と表現しています。
“expect”は「予想する、期待する」という意味の動詞。
ここでは受け身形で使われていて「予想される」となっています。
ANAの主要なライバルである(key rival)日本航空は、LCC部門(LCC arm)のZipair Tokyo会社が、東京近郊の成田国際空港とバンコク、ソウル、ホノルルなどの外国の都市との間を運航しています(operates flights)。
ANAのライバルであるJALは、同じような中距離のLCC部門をすでに持っています。
Zipairというその航空会社は、成田とバンコク、ソウル、ホノルルなどの路線を運航している。
ソウルはLCCでも行けそうな感じですが、バンコク、ホノルルはちょっと遠い。
なので、ちょっと違ったグレードのLCCとフルキャリアの間ぐらいの航空会社が必要なのかもしれません。
“key rival”で「主要なライバル」と表現しています。
“key”は、もちろん「鍵」という意味が有名ですが、そこから「重要な」という意味も想像がつきやすい。
今日は、ANAがフルキャリアとLCCの間に位置する航空会社を設立するという話題を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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