【英字新聞読解のコツ!】新しい家電製品でコーヒー愛好家を甘やかす!

英語、英会話

今日は、コーヒーメーカーの話です。

以前にもコーヒーに関する記事を取り上げたことがありました。

少し前は、カプセルタイプのコーヒーマシンが人気でした。

でも、最近は違ったタイプのコーヒーメーカーの売れ行きが伸びているようです。

完全自動で本格的なコーヒーが飲めるコーヒーメーカー。

機能的でシンプルなデザインのものを作っている会社が販売しているのが多いようです。

では、今日もまずは、記事全体を読んでみたいと思います。

Spoiling coffee lovers with new home appliances
Business is percolating for a new line of coffee makers that provide the enjoyment of an authentic brew at home.
家庭で本格的な醸造を楽しむことができる新しいコーヒーメーカーのラインがビジネスに浸透しています。

Products featuring new functions are appearing one after the other, including The Brew manufactured by rising home appliance maker Balmuda Inc., which finely adjusts the water temperature as it steeps the coffee grounds to draw out the flavor of the beans.
家電メーカーのバルミューダ社が製造するザ・ブリューを含め、コーヒーの挽き割りから抽出するときに、水温を微調整し、豆の風味を引き出すなど、新機能を搭載した商品が次々と登場しています。

Just filling The Brew with grounds and pressing a button to start the drip begins the process of filling the home with the aroma of a cafe.
ザ・ブリューを挽き割りした粉で満たし、ボタンを押してドリップを開始するだけで、家をカフェの香りで満たすプロセスが始まります。

Its temperature-adjustment function re-creates the coffee-making of a true barista.
その温度調整機能は、真のバリスタのコーヒー作りを再現します。

Balmuda, known for its original home appliances, is particularly proud of The Brew, for which it spent six years developing.
オリジナルの家電製品で知られるバルミューダは、6年間の開発に費やしたザ・ブリューを特に誇りに思っています。

After repeated trial and error, the company gave up on the project at one time, but coffee-loving employees saw it to fruition.
試行錯誤を繰り返した結果、一度は諦めましたが、コーヒー好きの社員が実を結びました。

Niigata Prefecture-based Twinbird Corp. worked with the owner of a long-established coffee shop to come up with a coffee-maker that sets the extraction temperature and focuses on aroma and flavor.
新潟県に本拠を置くツインバード工業は、老舗コーヒーショップのオーナーと協力して、抽出温度を設定し、香りと風味に焦点を当てたコーヒーメーカーを考案しました。

From the grinding of the beans through extraction is all automated, making it easy for beginners to use.
豆の粉砕から抽出までがすべて自動化されており、初心者でも簡単に使用できます。

According to retail electronics giant Biccamera Inc., capsule-type coffee machines were popular prior to the COVID-19 pandemic.
小売家電の大手であるビックカメラによると、COVID-19の大流行以前は、カプセルタイプのコーヒーマシンが人気でした。

But since 2020, fully automated coffee makers that do everything from grinding beans to brewing have been selling well as people spend more time at home.
しかし、2020年以降、豆の粉砕から醸造まですべてを行う完全自動化されたコーヒーメーカーは、人々が家で過ごす時間が増えるにつれて売れ行きが良くなっています。

では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。

Business is percolating for a new line of coffee makers that provide the enjoyment of an authentic brew at home.
家庭で本格的な醸造を楽しむことができる新しいコーヒーメーカーのラインがビジネスに浸透しています。

家庭で本格的な(authentic)醸造(brew)楽しむこと(enjoyment)が出来るのを提供する(provide)新しいコーヒーメーカーの路線(line)がビジネスに浸透しています(is percolating)

家庭で本格的なコーヒーを飲めるというコーヒーメーカーが流行っているようです。

本格的な喫茶店に行かなくても、家庭で使える機械さえ買えば、いつでも家で本格的なコーヒーが飲める。

そのようなことを求める消費者が増えているということでしょうか。

“authentic”は「本格的な、本物の、正真正銘の」という意味。少し難しいですね。

“brew”は「(ビールを)醸造する」のほかに「(お茶やコーヒーを)入れる」という意味があります。

“line”はここでは「路線」と訳しました。普通は「線」などの意味ですが、いろんな意味のある単語です。

“percolate”は「濾過する」とか「浸透する」とかの意味。これも難しい単語です。

Products featuring new functions are appearing one after the other, including The Brew manufactured by rising home appliance maker Balmuda Inc., which finely adjusts the water temperature as it steeps the coffee grounds to draw out the flavor of the beans.
家電メーカーのバルミューダ社が製造するザ・ブリューを含め、コーヒーの挽き割りから抽出するときに、水温を微調整し、豆の風味を引き出すなど、新機能を搭載した商品が次々と登場しています。

新しい機能を搭載した商品(products featuring new functions)次々と(one after the other)登場しています(are appearing)

成長してる家電メーカー(rising home appliance maker)のバルミューダ社が製造する(manufactured)ザ・ブリューを含め(including)、コーヒーの挽き割りから抽出する(steeps)ときに、水温を微調整し(finely adjusts)豆の風味(the flavor of the beans)引き出す(draw out)など…。

成長している家電メーカーのバルミューダ社製のコーヒーメーカーなどが売れている。

バルミューダ社製のザ・ブリューというコーヒーメーカーは、コーヒーを抽出するときの水温を微妙に調節する。

このことによって、コーヒー豆の風味を引き出すことが出来るらしいです。

このような、本格的なコーヒーが作れるようなコーヒーメーカーが次々と販売されている。

“home appliance maker”で「家電メーカー」という意味

“manufactured”で「製造されている」という意味を表現しています。

“finely adjust”で「微妙に調節する」という表現

“finely”は「素晴らしく」というほかに「精巧に、微妙に」という意味もあります。

Just filling The Brew with grounds and pressing a button to start the drip begins the process of filling the home with the aroma of a cafe.
ザ・ブリューを挽き割りした粉で満たし、ボタンを押してドリップを開始するだけで、家をカフェの香りで満たすプロセスが始まります。

ザ・ブリューを挽き割りした粉で満たし(filling)ボタンを押して(pressing a button)ドリップを開始する(start the drip)だけで(just)、家をカフェの香り(the aroma of a cafe)で満たすプロセスが始まります(begins the process)

やることは簡単なようです。

機械に、挽き割りをしたコーヒー豆の粉を入れて、あとはボタンを押すだけ。

これで、家の中がカフェの香りで満たされることになります。

“just filling and pressing a button”で「満たして、ボタンを押すだけで」という表現です。

“aroma”は「香り」という意味。

日本語でも、最近はアロマって言いますよね。いいにおいのもの。

Its temperature-adjustment function re-creates the coffee-making of a true barista.
その温度調整機能は、真のバリスタのコーヒー作りを再現します。

その温度調整機能(temperature-adjustment function)は、真のバリスタ(a true barista)のコーヒー作りを再現します(re-creates)

バルミューダ社製のコーヒーメーカーは、微妙な温度調整機能がついているようです。

それを駆使することによって、本格的なバリスタのコーヒー作りが再現できる。

それも、豆を入れて、ボタンを押すだけで…。ということのようです。

“function”は「機能」という意味

“re-create”は「再現する」という動詞。「再び作る」って感じですね。

Balmuda, known for its original home appliances, is particularly proud of The Brew, for which it spent six years developing.
オリジナルの家電製品で知られるバルミューダは、6年間の開発に費やしたザ・ブリューを特に誇りに思っています。

オリジナルの家電製品で知られる(known for)バルミューダは、6年間を開発に費やした(spent)ザ・ブリューを特に(particularly)誇りに思っています(proud)

バルミューダは、性能の良いオリジナル家電で知られる会社のようです。

HPを見てみると、シンプルなデザインの高性能な製品というイメージですね。

その中でも、6年間を開発に費やした、ザ・ブリューには特に誇りがあるということです。

“particularly”で「特に」という意味を表しています。

After repeated trial and error, the company gave up on the project at one time, but coffee-loving employees saw it to fruition.
試行錯誤を繰り返した結果、一度は諦めましたが、コーヒー好きの社員が実を結びました。

試行錯誤(trial and error)繰り返した(repeated)あと、会社は一度は(at one time)諦めました(gave up)が、コーヒー好きの社員(employees)実を結びました(saw it to fruition)

会社では、何度も試行錯誤を繰り返していたようです。

そして、一度は開発をあきらめたこともあった。

でも、最後には完成させることが出来たということのようです。

“trial and error”で「試行錯誤」「トライ&エラー」ですね。

“saw it to fruition”で「実を結んだ」と表現しています。「成果を見た」という感じでしょうか。

Niigata Prefecture-based Twinbird Corp. worked with the owner of a long-established coffee shop to come up with a coffee-maker that sets the extraction temperature and focuses on aroma and flavor.
新潟県に本拠を置くツインバード工業は、老舗コーヒーショップのオーナーと協力して、抽出温度を設定し、香りと風味に焦点を当てたコーヒーメーカーを考案しました。

新潟県に本拠を置く(based)ツインバード会社は、老舗コーヒーショップ(a long-established coffee shop)のオーナーと協力して(worked with)抽出温度(the extraction temperature)を設定し、香りと風味に焦点を当てた(focuses)コーヒーメーカーを考案しました(come up with)

他にも、本格的なコーヒーメーカーを作っている会社があるようです。

新潟県のツインバードという会社です。

こちらは、老舗のコーヒーショップと協力して、コーヒーメーカーを開発した。

ここでもやっぱり、抽出温度が大事なようです。

抽出温度の微妙な設定で、本格的な香りと風味が出るようです。

“come up with”で「考案する」ということを表現しています。

この熟語は覚えておきたい熟語です。

From the grinding of the beans through extraction is all automated, making it easy for beginners to use.
豆の粉砕から抽出までがすべて自動化されており、初心者でも簡単に使用できます。

豆の粉砕から(from the grinding of the beans)抽出まで(through extraction)すべてが自動化されており(is all automated)、初心者でも簡単に使うことが出来ます。

この機械は、豆の粉砕から自動でやってくれる。

このため、すべてが自動化されているようです。

豆と水を入れれば、本格的なコーヒーが初心者でも作れるということのようです。

“extraction”は「抽出」という意味です。この文章でも何回か出てきています。

According to retail electronics giant Biccamera Inc., capsule-type coffee machines were popular prior to the COVID-19 pandemic.
小売家電の大手であるビックカメラによると、COVID-19の大流行以前は、カプセルタイプのコーヒーマシンが人気でした。

家電小売りの大手である(retail electronics giant)ビックカメラによると(according to)、COVID-19の大流行以前は(prior to)、カプセルタイプのコーヒーマシン人気でした(are popular)

ビックカメラによると、コロナパンデミック以前は、カプセルタイプのコーヒーマシンが人気だった。

ネスカフェバリスタが有名ですよね。

機械は安くレンタルして、カプセルを購入して本格的なコーヒーが飲めるというものです。

これって、一度やりだすと、なかなかやめられなくなるので、よく考えられたシステムです。

いわゆる、サブスクリプションと同じような感じですね。

“according to”は「~によると」という意味で、とてもよく使う表現です。

“retail”は「小売の」という意味

“prior to”は「~に先立って」という意味です。

But since 2020, fully automated coffee makers that do everything from grinding beans to brewing have been selling well as people spend more time at home.
しかし、2020年以降、豆の粉砕から醸造まですべてを行う完全自動化されたコーヒーメーカーは、人々が家で過ごす時間が増えるにつれて売れ行きが良くなっています。

しかし、2020年以降(since 2020)豆の粉砕から醸造まで(from grinding beans to brewing)すべてを完全自動化された(fully automated)コーヒーメーカーは、人々が家で過ごす時間が増える(people spend more time at home)につれて(as)売れ行きが良くなっています(have been selling well)

コロナパンデミック前は、カプセルタイプのコーヒーマシンが人気だった。

でも、2020年以降は、今日紹介したような、コーヒー豆を挽いて、醸造するようなマシンの売れ行きが良くなった。

しかも、それらをすべて完全自動化されたものの売れ行きが良い。

それらの理由は、コロナパンデミックで人々が家で過ごす時間が増えたからだと考えられます。

“from grinding beans to brewing”で「豆の粉砕から醸造まで」と表現しています。

“from ~ to ~”で「~から~まで」ですね。

“as”がここでは「~につれて」という意味で使われています。

“as”は本当にいろんなところで使える言葉です。

今日は、本格的なコーヒーメーカーの話でした。

僕もこのようなコーヒーメーカーを買って、ぜいたくな時間を家で過ごせたらいいなぁと思います。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

こうぷー

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