横綱白鵬が引退する方向のようです。
膝がダメみたいですね。
先日終わった秋場所は、部屋からコロナ感染者が出たために、休場せざるを得なかったようです。
それで、もう、場所に出ることなく引退。
ちょっと寂しい感じもしますが、記録はすごい。
たくさんの記録を残して引退します。
あと、いろんな批判もありました。
横綱らしくないとか。
そんな話も、今日の記事には出てきています。
では、記事を読んでいきます。
相撲史上最も成功した相撲取り(the most successful wrestler)である、横綱白鵬が、45の本場所優勝と他の多くの記録(a slew of other records)を含んだキャリアに幕を下ろす(bring down the curtain)ことを決めたと相撲の情報筋(a sumo source)は月曜日に語った。
まだ、発表したわけではないようです。
でも、横綱白鵬が引退をするようだという情報が昨日の朝から飛び交っています。
数々の記録を打ち立てた横綱です。
その白鵬が遂に引退をするというのは、一つの時代が終わったような気がします。
“slew”という単語は「たくさん、おびただしい数、多量、多数」という名詞です。ちょっと馴染のない単語なので、覚えましょう。
「幕を下ろす」というのは、”bring down the curtain”ということで、英語でも「カーテンを下ろす」と全く同じような単語を使います。
宮城野部屋の白鵬(36)は、圧倒的な成功(overwhelming success)、時折の論争(occasional controversy)と最近の怪我の両方を印象付けて、14年間このスポーツの最高ランクでの走行を終えた。
少なくとも(at the very least)、彼はある種の勝者で退出します(goes out)。
白鵬は、圧倒的に強かった。
けれども、時折、その戦い方や振る舞いで論争が起こった。
でも、ある種の勝者として、相撲取りから退出することになった。
まぁ、いろいろ言われましたからね。
英語の表現としては、”overwhelming”の「圧倒的な」と「論争」の意味の”controversy”を覚えたいところ。
最後の文の”at the very least”は、”at least”でも良さそうなのに、”the very”という言葉を入れているところに、筆者の思いが見えるような気がします。
「ほんのわずかな」という意味を持たせたいという意図があるように思えました。
2020年7月から始まる6つの場所のすべてまたは一部を休場した怪我に悩まさされた(an injury-plagued)年のあと、白鵬はオッズに逆らい(defied)、今年の7月の今年の一番のスポーツの話題の名古屋場所に復帰して優勝しました。
最近は、白鵬はけがのためにずっと休場が続いていました。
そして、7月の名古屋場所に復帰したのですが、そこでは見事に優勝をした。
“plague”は「悩まされた」という意味の単語。ちょっと難しいです。
そして、”defy”は「逆らう」という意味。
これまた、すぐには思いつかない単語なので、使えるようになりたいものです。
しかし、彼が天皇杯から立ち去る(would walked away)最後の時間であることを証明しました(proved)。
彼が彼のコントロールできない理由(reasons beyond his control)によって最近完了した(recently completed)秋場所を欠場を余儀なくされた(was forced to miss)ので(as)…。
彼と残りの宮城野部屋の力士たちは、二人のメンバーがコロナウイルス陽性であるとテストされた(tested positive)後、欠場しなければなりませんでした(had to sit out)。
白鵬は、宮城野部屋で2人の力士がコロナウイルス陽性となったので、秋場所を欠場しなければならなくなったようです。
それで、場所に出場することなく、彼が引退をするということになってしまった。
出場できない理由がそのようなことだったので、”reasons beyond his control”と表現しています。
直訳すると、「彼のコントロールを超えてしまった理由」”beyond”には「~を超えて」という意味があります。
そして、欠場を余儀なくされた。ここ表現も面白いです。
“was forced to miss”「欠場を強いられた」という感じ。
無理やり欠場させられた感がありますね。
それほど、白鵬は、出場したかったということでしょうか?
白鵬は、15歳の時に日本にやってきて、2001年の春場所でプロの相撲にデビューした。
彼の優れた運動能力(his superior athletic ability)と鋭いリングセンス(土俵センス)を利用して(utilizing)、彼はすぐに番付を上げました(quickly made his way up the rankings)。
(彼の優れた運動センスは)おそらく(perhaps)、彼の父から遺伝したもの(inherited from his father)、彼の父は1968年メキシコシティオリンピックのフリースタイルレスリング銀メダリストです。
他のモンゴルからやってくる相撲取りと同じように、15歳という若さで日本にやって来た白鵬。
父譲りの身体能力と土俵センスで、すぐに番付を上げていったということです。
白鵬は、日本にやってきてすぐに部屋に入ったんですね。
高校などに留学生として入ってから、大相撲に入るモンゴル力士も多いですが、白鵬は違ったようです。
白鵬は、2006年に最初の本場所優勝をしました(won his first tournament title)。
そして、1年後、そのスポーツの69代目横綱になりました。
そこから(from there)、彼は記録簿を細かく(shreds)引き裂いた(tore)。
最後の文章が、比喩的な表現になっています。
記録簿(the record book)を細かく引き裂いた。
つまり、記録を破っていったということです。
“shred”は「細かく引き裂かれたもの、断片」という意味で、その意味は「シュレッダー」から想像できます。
“tore”は”tear”の過去形。
名詞では「涙」で分かりやすいですが、動詞として使われると「引き裂く」という意味があります。
割合よく見かける表現なので、知っておくとわかりやすいです。
2015年の初場所で、彼は33回目の優勝で優勝回数で伝説の大鵬を超えました(passed)。
彼の記録は45回まで延ばされました(would extend to 45)。
33回のそれまでの最高の優勝回数を超えて、最終的に45回まで行った。
実に12回も多いですからね。
それだけ強かったというのか、他に対抗馬がいなかったというのか…。
とにかく、優勝回数だけでもずば抜けています。
彼はまた、勝利数(1,187)、幕の内での勝利数(1,093)、横綱としての勝利数(899)、横綱在位数(84)、暦年での勝利数(86勝を2回)、全勝優勝回数(16)の記録を打ち立てました(set records)。
ありとあらゆる勝利や優勝の回数の記録を打ち立てた。
たぶん、すべての項目で他の力士からもずば抜けているはずです。
2位との差がものすごい差だと思います。
2010年には、彼は63連勝をし、伝説の双葉山が記録した69連勝に次ぐ(second-most)現代(the modern era)相撲での連続勝利数を勝ち取りました。
連勝記録だけは、1番にはなれなかった。
双葉山の69連勝には及ばず、63連勝で2位の記録で終わってしまいました。
しかし、白鵬は成功したのと同様に(as successful as he was)、論争と批判者の共有(share of controversy and detractors)を持っていました。
彼は近年、批判されていました(was castigated)。
彼の強い平手打ちのど輪を用いる(using)ことによる、時折の荒さ(roughness)、横綱の尊厳(the dignity of Yokozuna)を下回るとみなされる(viewed)動き、そして、審判の判定を公然と批判した(openly criticized)ことによって…。
白鵬は、強いということで称賛されるとともに、数々の批判も巻き起こした。
立ち合いの時のかちあげとか、平手打ち、その他にも必要以上の荒々しさでダメ押しをしたり…。
横綱は心・技・体が揃っていないといけないというのが日本人の考え方なので、心の部分で批判されていたのかなぁ?と思います。
横綱は堂々と受け止めて、それを跳ね返すというのが、日本人の理想ですから。
そして、審判などにも、何の文句も言わない。
それが横綱だと、日本人はもともと思っています。
そんなこんなで、白鵬は引退するようです。
一つの時代が終わった感じがします。
今日の記事はここまで。
明日もまた、頑張ります。
こうぷー
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