わたしたちは、毎日、いろんなことに惑わされながら生きています。
自分の周りの人がわかってくれないから、うまく行かない。
もっといい環境で居られたら、幸せなのに…。などなど。
私たちの幸せは、周りに影響されて決まっているかのように感じてしまいます。
でも、よくよく考えると、自分たちが何とかできるのは、今の自分自身だけです。
きちんと生きていこうと思うのなら、そのなんとかできる、今の自分自身の行動に集中するべきだと思います。
今日は「今の自分に集中すると、よりよく生きられる」ということについて書いてみようと思います。
過去に引きずられない
わたしたちは、生きているなかで何かに失敗したり、うまく行かなかったりすることがあります。
すると、何度も何度もそれを考えて、どうにもならない後悔の念にこころがとらわれることになります。
ああすればよかったとか、こうするべきだったのではないかとか…。
ずーっとそのことばかり考えて頭がいっぱいになります。
でも、過去のことはもう変えることはできません。
確かになぜ失敗したのか、うまく行かなかったのかの原因の追究や分析をして、二度とそのようなことが起こらないようにすることは重要です。
でも、いつまでもそのことにとらわれてくよくよしたり、ため息をついたりしていても何も変わりません。
そこはきっぱり割り切って、得られた教訓を踏まえて前に進んでいくべきです。
また、過去の失敗と同様、成功やうまく行ったことばっかりにとらわれるのもあまりよくないです。
いつまでもうまく行ったことや成功の余韻に浸って、うぬぼれてばかりいるのも良くありません。
確かに成功したことやうまく行ったことを考えるのは気分がいいです。
でも、そのことばかり考えいても、うまく行かなかったことを考えてばかりいることと同様、それ以上前には進まないです。
終わったことは、終わったこととしてケリをつけましょう。
そして、できるだけ早く次のことに進んでいくようにしたいものです。
先のことにとらわれすぎない
過去に引きずられるのと反対に、未来に過剰に不安になりすぎるのも良くありません。
起こってもいない将来のことにおびえて、そのことばっかりで頭がいっぱいになって何もできなくなる。
今日のプレゼンで失敗したらどうしよう、うまく振舞わないとみんなに嫌われてしまうんではないか?などなど…。
心配事の9割は起こらないとも言われます。
もちろん、プレゼンのための十分な準備や、人に嫌われないような振る舞いはしなければなりません。
でも、自分ができることを精一杯やった後は、それ以上いろいろ心配しても仕方がありません。
ですから、考えるべきはどんな準備をしなければならないかや、どんな振る舞いをするべきかです。
その結果どうなるかについては、ある意味、どうにもならないことなので、考えすぎないようにするべきなのだと思います。
まわりに影響されない
周りの人や状況にも、影響されすぎてはいけません。
同僚が昇格しただとか、友達の成績がアップしたとか。
それに触発されて頑張ることはいいことです。
でも、自分はダメだとか、彼は運がいいだけで自分は正当に評価されていないとか、そんなことばっかり考えて、何も行動しないのは良くありません。
それは、そのようなことを考えてばかりいても、何も変わることはないからです。
また、逆の場合もそうです。
同僚のほとんどはまだそんなに昇進していないから自分もいいやとか、他の友達も遊んでいるから自分も遊んでいてもいいとか。
逆に人の良くないことを見て自分を慰めて、やるべき努力をしないというのも、人のいいことをうらやんで悩んでいるのと同じようにダメです。
いずれにしても、周りの人や状況に影響されて考えてばかりいて何もしないのは、結局何も生み出さないのでよくないです。
変えられるのは今の自分だけ
わたしたちが何とかできるのは、過去の自分でも未来の自分でもありません。
今の自分自身だけです。
また、他の人のことも変えることはできません。
他人でも、自分の家族でも、基本的には自分の思いどおりにはなりません。でも、自分の思った通りに行動や発言をしてくれない場合、「どうして僕の(私の)言うことをきいてくれないんだよーー!!」とか、「何でちゃんとやってくれないんだよーー!!」とか思いますよね。それは、仕方のないことなんですよね。他人は自分ではないので…。今日は「人は思いどおりにはならない」ということについて、書いてみようと思います。人は自分ではない当たり前のことですが、自分以外の人間は自分ではありません。ですから、基本的に自分の思い通... 【楽な生きるために】人は思いどおりにはならない【諦めましょう】 - こうぷーぶろぐ |
ですから、これまで見てきた通り、変えることができない、過去の失敗や未来の心配、他の人や周りの状況をいくら考えても仕方がないのです。
もちろん、自分がどうするのかを考えるときに、これらのことを反省したり、分析したり、比較したりすることは有用です。
それはあくまで今の自分が何をするかを決めるために必要なのであって、
単にそれらのことに思いを馳せて、どうにもならないことをくよくよ考えているだけなのとは違います。
それでも、反省や分析や比較をしたあとは、できるだけ早く自分が取るべき行動を決めて、それを実行することがとても重要です。
何かを実行しなければ何も変わることはありません。
ですから、何かを変えることができるのは、今の自分の行動だけだということをよく認識しておく必要があります。
できることに集中する
わたしたちは、自分ができることに集中することでのみ、自分の生活をよりよくすることができると思います。なぜなら、自分ではどうにもできないことにいくら集中しても、何もできないことに変わりはないからです。
そして、これまで見てきた通り、自分がどうにかすることができるのは、今の自分だけです。
過去も、未来も、他人も、いくら一生懸命に考えても、どうすることもできないのです。
どうにもならないことにいくら時間と労力を使っても、何にも変わらないのですから、唯一なんとかできる今の自分の行動をどうするかに集中するべきなのです。
今の自分にできることに集中することによって、結果として未来を自分の望ましい方向に変えることもできますし、過去の失敗を修正することもできます。
でも、単に未来のことを心配したり、過去のことを後悔したりしているだけでは何も変わらないのです。
だから、集中するべきは現在の自分の行動なのです。
それの積み重ねによってのみ、自分を変えられる、自分の人生をよりよくすることができるのだと思います。
まとめ
今日は「今の自分に集中すると、よりよく生きられる」ということについて書いてきました。
過去や未来、他人など、自分ではどうにもならないことばかり考えて、くよくよしていても何も進まないし、変わりません。
それよりも、それらのことを反省、分析したあとは、今自分は何をするべきなのか?という、自分の行動にフォーカスして、実際に行動することが大事です。
そのことでのみ、よりよく生きることができると思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
こうぷー
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