【楽な生きるために】人は思いどおりにはならない【諦めましょう】

人生、生きかた

他人でも、自分の家族でも、基本的には自分の思いどおりにはなりません。

でも、自分の思った通りに行動や発言をしてくれない場合、

「どうして僕の(私の)言うことをきいてくれないんだよーー!!」とか、

「何でちゃんとやってくれないんだよーー!!」とか思いますよね。

それは、仕方のないことなんですよね。

他人は自分ではないので…。

今日は「人は思いどおりにはならない」ということについて、書いてみようと思います。

人は自分ではない

当たり前のことですが、自分以外の人間は自分ではありません。

ですから、基本的に自分の思い通りには動きませんし、考えません。

そうなんです。

家族も含めた他人というのは、本来自分の思った通りには動いたり、考えたりしてくれないものなんです。

ついつい、「自分が言っていることは正しいから、説得すれば必ず分かってもらえる」とか、「自分の言っていることは正論だから、自分の言うと通りに行動すべきだ!」とか思ってしまいます。

が、たとえ正論であっても、最終的にどのように考えるか、どのように行動するかを決めるのは、自分ではなく、その人なんです。

だから、いくら正しいことを言っても、正論を唱えても、聞いてもらえないのが当たり前ぐらいに思っておいた方がいいのです。

そうすれば、気楽じゃないですか?

なかなか難しいですけどね。

そう、聞いてもらえたらラッキーぐらいに思っておいた方がいい。

それを「聞かないのはおかしい」と言って、ムキになってゴリゴリ説得(半ば押し付け?)しようとしても、結果は、疲れただけ、揉めただけということになりかねないのです。

そうではなくて、聞くかどうかはその人の判断ということを理解して、聞き入れてもらえたらラッキーぐらいの気持ちで説得すれば、説得する側の気持ちが楽です。

もし聞き入れられなくても、「まぁ、仕方ないか」と流すことができます。

たぶんそのほうが、変にゴリゴリ感がなくて、受け入れてもらえる可能性も上がるかもしれません。

力を入れて必死で説得されると、余計に聞きたくなくなることってありますよね?

特に家族同士の場合。

だんだん意固地になって、「絶対聞いてやるもんか!!」なんてね。

頼む側が聞いてもらえたらラッキーぐらいの軽い気持ちで説得してくれる方が受け入れやすかったりする場合もあります。

自分も、人の思い通りにはならない

でも、考えてみてください。

自分もそうじゃありませんか?

たとえ家族を含む他人が正論と言っていろいろ言ってきても、自分が正しいと思わなければ、言うこと聞かないですよね?

嫌なことはやらないですよね?

そういうことです。自分以外の人もそうなんです。

自分が納得できないこと、自分がやりたくないことは基本的にやりません。

「いやいや、違うと思っても言うことを聞く場合もありますよ。」という人もいるかもしれませんが、

それは、最終的に「嫌だけれども言うことを聞く」という選択を自分がしているのです。

だから、人の言うことを聞いて結果が悪かったり、望んだとおりにならなかったとしても、

「あの人が言った通りにやったのだから、あの人のせい」だとか、

「あの人のせいでこんな結果になってしまったから、あの人を恨む」とか言ってはいけません。

最終的にその意見を、たとえ嫌であっても受け入れることに決めたのは自分なんです。

だから、受け入れた自分の責任もきちんと認めないといけません。

人のせいにばかりしてはいけないのです。

確かにその意見を言ったのは”その人”かもしれませんが、あくまでその意見をたとえ「嫌々」でも受け入れたのは自分自身なんです。そのことを忘れてはいけません。

という意味では、逆に自分が本当に納得できないことは聞くべきではないし、やるべきではないということになります。

自分の影響の及ぶ範囲に集中する

これまで説明してきた通り、最終的に他人は自分の思い通りにはいきません。

では、どうするのか?

自分の影響の及ぶ範囲に集中をすることです。

どこまでが自分の影響の及ぶ範囲で、どこからが自分の影響の及ばない範囲なのかを見極めることが必要です。

例えば、これまでに説明をしてきた「他人を説得して、自分の言っている通りに行動させる」

または、「他人に正論をぶつけて、考えを改めさせる」といった場合、

「他人を説得する」「他人に正論をぶつける」までは自分の影響の及ぶ範囲です。

それ以上の「それを聞いて言われたとおりにする」「正論だと納得して考えを改める」のは、他人の影響の及ぶ範囲であって、自分の影響の及ぶ範囲ではありません。

ですから、自分としては「他人を説得する」「正論をぶつける」までを頑張って、結果は受け入れてもらえればラッキーぐらいに思うのがいいのです。

他のことでもそうです。

勉強で友達がどんどん成績を上げているから焦るとか、会社で同僚が出世をして行くのを妬むとか、そんなことは、自分の影響の及ばない範囲のことを必要以上に考えていることになります。

そんなことはいくら考えても、どうにもなりません。

それよりは、自分の影響の及ぶ範囲である、「自分の勉強を頑張る」とか「自分の仕事の質を上げたり、成果を出したりする」ということに集中するほうが効率的ですし、正しいと言えます。

 

まとめ

今日は「人は思い通りにならない」について書いてきました。

最終的には、自分の影響の及ぶ範囲に集中しましょうという結論になります。

もちろん私たちは、他人とかかわって生きていかなければなりませんが、

他人がどう思うか、どう行動するかは最終的には他人が決めることだ、ということを理解しておく必要はあると思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

こうぷー

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