僕は、あと6日で、断酒を始めて1年になります。
それまで、4年間、なかなか断酒をできずに、隠れ飲みを繰り返していました。
ようやく、お酒はやめなければならないと決心がつき、昨年の8月26日から断酒を続けています。
お酒をやめることによって、良いこと、悪いこと、いろんなことがありました。
また、お酒をやめることによって、自分自身や自分の周りのことも、いろんなことが変わったと思います。
今日は、断酒を約1年間続けてきて、どんなことが変わったかについて、書いてみようと思います。
体の健康状態
まずは、一般的に、お酒をやめて変わるのは、健康状態です。
大量にお酒を飲んでいた人であれば、劇的に血液の数値などが改善されると思います。
でも、僕の場合は、そもそも、1日に350ml缶のビールかチューハイを1本か2本程度しか飲んでいませんでした。
僕は、9年前に慢性膵炎になったんですが、
なかなか、お酒をやめられなかったです。
なので、血液の数値、例えばΓ-GTPの数値が悪いというようなことも一切なかったです。
ですから、そういった面では、何も変わりませんでした。
それが、僕がなかなかお酒をやめられなかった理由でもあります。
「お酒の量もコントロールできてるじゃないか。」
「お酒を飲んだとしても、血液も何も悪くなっていないじゃないか。」
と言って、約4年間、隠れ飲みを繰り返していたのでした。
そんな僕でも、お酒をやめて、健康状態は良くなりました。
明らかに、朝起きた時の感覚が違います。
お酒をやめて迎える朝は、これ以上ないような、さわやかさです。
例えるとすれば、小学校の頃、ぐっすり眠ったあと、起きた朝のような感じでしょうか。
これから新しい1日が始まるという、スッキリした感じです。
お酒をやめると、そのような朝を迎えることができます。
精神的な健康状態
精神的な健康状態も、変わりました。
僕の場合、やめると同時に、非常に精神的につらいできごとがあったので、比較が難しいのですが、それでも、精神的な状態は、良くなったと思います。
ある意味、つらいできごとを、きちんとつらいと捉えられるのも、正しい精神状態にある証拠だと思います。
お酒を隠れ飲みしていたころは、「お酒を、どのように、わからないように飲むか。」ということばかり考えていました。
それは、精神的にも、あまり健康であるとは言えません。
お酒を飲んでいるとき、特に隠れ飲みなどをしているときは、お酒というものに、非常にとらわれてしまっています。
その精神状態は、とても精神的に健康であるとは言えないと思います。
自分の健康のことや、飲酒をすることによって家族に心配をさせるということなどについて、一切考えていません。
キチンと断酒ができると、そのような、精神状態から脱することができます。
物事の考え方
物事の考え方も変わります。
先ほど書いたように、隠れ飲みをしているときは、とても汚い考え方をしています。
やってはいけないことと分かっていて、隠れて飲んでいるわけですから。
正しいことであれば、堂々と主張して飲めばいいわけです。
それができないのは、心の底では、いけないことと分かっているのです。
それでも、自分が隠れて飲むことには、飲んでもよい、正当な理由があると思って飲んでいるのです。
断酒をすれば、当然、もう、隠れて飲むようなことはしません。
ですから、隠れて飲んでいた時のような、心の汚れた状態ではなくなります。
何事にも、正直に、正しい考え方で臨むことができます。
(もちろん、他にも邪悪な考え方ばっかりしていて、悪いことばっかりしている人はダメですが…。)
そのような、物事に対する考え方も、正しく、あるべき方向に治っていきます。
正しい考え方になると、周りの出来事も、いずれ、正しい方向に進んでいくものです。
新しいことに取り組む姿勢
断酒ができるようになると、新しいことに取り組む意欲も、湧いてきます。
お酒を飲んでいるときは、お酒のことばっかりに捕らわれていますから、他のことへの興味も少ないと思います。
それが、断酒ができるようになると、だんだん、お酒のことを考えなくなりますので、他のことへの興味が出てくることになります。
あと、お酒を飲まなくなると、使えるお金も多くなります。
また、お酒を飲んでダラダラしていた時間もなくなるので、時間もできます。
このあたりも、新しいことに取り組む姿勢ができることの要因になるんだと思います。
僕の場合は、今年の始めから次のようなことを始めました。
- オンライン英会話(266日連続レッスン受講)
- Webライティング(一時は、認定ランサーになった)
- Twitter(フォロワー1,000人達成!)
- ブログ(158日連続更新)
- プログラミング(テックアカデミーのHTML&CSS制覇!)
このような、いろんな新しいことに取り組めるようになったのも、断酒が一つのきっかけだったと思います。
昨年の夏まで、隠れ飲みしていたころには、考えられなかったことです。
今まで、勤めている会社で、一生懸命頑張って働いているということで、満足していた考え方が変わりました。
このように、断酒をすることは、今までの考え方や、人生観までも変える可能性があります。
まとめ
もうすぐ、断酒を始めて1年(あと6日)。
いろんなことがありました。良いことも。悪いことも…。
でも、今の僕は、明らかに去年の僕とは違っています。
身体的にも健康になりましたし、精神的にも清らかになったと思います。
(まだまだ、精進が足りないなぁと思うこともありますが…。)
何より、いろんなことにチャレンジをし始めて、それを約半年の間、継続させています。
これらのことは、すぐに成果となって返ってこなくても、いずれ戻ってくるはずです。
少なくとも、邪悪な考え方で隠れ飲みを続けていた場合に返ってくるものとは、全然違うはずです。
(そう信じたい…。)
健全な考え方や行いをしていると、それにふさわしい結果が、
邪悪な考え方や行動をしていると、また、それにふさわしい見返りが、その人にもたらされるはずです。
因果応報。
そんなことを考えると、断酒をするというのは、僕にとっては正しい選択だと思います。
今日も、最後まで読んでくださってありがとうございました。
こうぷー
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