【英字新聞を読む】日本は中国、韓国を含む34カ国の旅行勧告を緩和します!

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コロナ禍が始まってから、2年以上、日本人が海外に行くのはとても難しくなっています。

でも、世界中のコロナパンデミックも収まりつつあり、日本から外国に行くことについても、制限が緩和され始めています。

金曜日には、34か国が、渡航する危険度のレベルで最も低いレベルにされました。

これから、さらに海外との行き来が戻っていくのでしょうか?

今日は、この話題を取り上げようと思います。

まずは記事全体を読んでみたいと思います。

Japan eases travel advisory for 34 nations, including China, South Korea
Japan’s government on Friday eased its travel warning over the coronavirus pandemic for 34 countries, including China, South Korea and India, and is no longer requesting that residents in Japan refrain from nonessential trips to those nations.
日本政府は金曜日、中国、韓国、インドを含む34か国でのコロナウイルスのパンデミックに関する旅行警告を緩和し、日本の居住者がこれらの国への不必要な旅行を控えることをもはや要求していません。

The Foreign Ministry also lowered its travel advisory for France, Germany and Italy, as well as other 11 European nations, by one notch to the lowest Level 1 on its four-point scale, advising Japanese nationals traveling to those regions to “stay fully alert.”
外務省はまた、フランス、ドイツ、イタリア、およびその他のヨーロッパ11か国の旅行勧告を、4段階評価で最低レベル1に1段階下げ、これらの地域に旅行する日本人に「十分な注意を払うように」とアドバイスしました。

The relaxation of the warning for South Korea came two days after flights between Seoul’s Gimpo airport and Tokyo’s Haneda airport resumed. They had been suspended for more than two years due to COVID-19 restrictions.
ソウルの金浦空港と東京の羽田空港間のフライトが再開されてから2日後に韓国への警告が緩和された。 COVID-19の制限により、2年以上停止されていました。

Meanwhile, 90 nations and regions remain under the Level 2 warning, including 16 in Asia and Oceania, such as Taiwan, Indonesia and Australia, along with 27 European nations. As for the Level 3 advisory, which urges residents to avoid all travel, all 41 countries remain unchanged.
一方、台湾、インドネシア、オーストラリアなどのアジアとオセアニアの16か国、および27のヨーロッパ諸国を含む、90の国と地域がレベル2の警告下にあります。居住者にすべての旅行を避けるように促すレベル3の勧告については、全部で41か国が変更されていません。

では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。

Japan’s government on Friday eased its travel warning over the coronavirus pandemic for 34 countries, including China, South Korea and India, and is no longer requesting that residents in Japan refrain from nonessential trips to those nations.
日本政府は金曜日、中国、韓国、インドを含む34か国でのコロナウイルスのパンデミックに関する旅行警告を緩和し、日本の居住者がこれらの国への不必要な旅行を控えることをもはや要求していません。

日本政府は金曜日、中国、韓国、インドを含む34か国でのコロナウイルスのパンデミックに関する旅行警告を緩和し(eased its travel warning over the coronavirus pandemic for 34 countries)日本の居住者がこれらの国への不必要な旅行を控えること(that residents in Japan refrain from nonessential trips to those nations)もはや要求していません(is no longer requesting)

コロナウイルスによる、海外への渡航制限を日本は緩和し始めています。

これまでは、2年間ぐらいにわたって、世界中のほとんどの地域への不要不急の渡航を制限してきました。

これによって、旅行業界は大きな打撃を受け、日本人の海外旅行はほとんど行われなくなっていました。

一方で、外国からの旅行者の受け入れが緩和されていることは、先日も取り上げました

“eased its travel warning over the coronavirus pandemic for 34 countries”で「34か国でのコロナウイルスのパンデミックに関する旅行警告を緩和した」と訳しています

“ease”で「緩和する」と訳する使い方を、コロナ関連の記事ではよく見かけます。

“is no longer requesting”で「もはや要求していない」と訳しています

“no longer”は「もはや~ない」という意味で使われます。

The Foreign Ministry also lowered its travel advisory for France, Germany and Italy, as well as other 11 European nations, by one notch to the lowest Level 1 on its four-point scale, advising Japanese nationals traveling to those regions to “stay fully alert.”
外務省はまた、フランス、ドイツ、イタリア、およびその他のヨーロッパ11か国の旅行勧告を、4段階評価で最低レベル1に1段階下げ、これらの地域に旅行する日本人に「十分な注意を払うように」とアドバイスしました。

外務省はまた、フランス、ドイツ、イタリア、及びその他のヨーロッパ11か国の旅行勧告を、4段階評価で最低レベル1に1段階下げ(lowered its travel advisory by one notch to the lowest Level 1 on its four-point scale)、これらの地域に旅行する日本人に「十分な注意を払うように(stay fully alert)」とアドバイスしました。

外務省は、ヨーロッパ11か国の旅行勧告を4段階で最低レベルのレベル1に下げた。

でも、まだ十分な注意を払うようにというアドバイスはつけているようです。

ヨーロッパなどでは、既にみんなマスクをしないようになっていると聞きます。

一般のインフルエンザへの対応と同じようになっているようです。

“lowered its travel advisory by one notch to the lowest Level 1 on its four-point scale”で「旅行勧告を4段階評価で最低レベル1に1段階下げた」と訳しています

“lower”で「下げる」という動詞の意味があります。

“notch”は「段階」という意味。

The relaxation of the warning for South Korea came two days after flights between Seoul’s Gimpo airport and Tokyo’s Haneda airport resumed. They had been suspended for more than two years due to COVID-19 restrictions.
ソウルの金浦空港と東京の羽田空港間のフライトが再開されてから2日後に韓国への警告が緩和された。 COVID-19の制限により、2年以上停止されていました。

ソウルの金浦空港と東京の羽田空港間のフライトが再開されてから2日後に韓国への警告が緩和された(the relaxation of the warning for South Korea came to)

それらはCOVID-19の制限により、2年間以上停止されていました(had been suspended for more than two years)

今週から、ソウルの金浦空港と東京の羽田間のフライトが再開されました

両方とも首都のごく近くの空港同士のフライト。

 

その2日後に韓国への渡航のレベルも緩和された。

これで、日本の居住者も韓国への旅行がしやすくなったということです。

その他の地域への渡航も同様にしやすくなっていくものだと思います。

“had been suspended for more than two years”で「2年間以上停止されていた」と訳しています

過去完了形で表現されているところに注目しましょう。

停止されていたのは、2日前まで(過去のその前のこと)なので、過去完了形が使われるということです。

Meanwhile, 90 nations and regions remain under the Level 2 warning, including 16 in Asia and Oceania, such as Taiwan, Indonesia and Australia, along with 27 European nations. As for the Level 3 advisory, which urges residents to avoid all travel, all 41 countries remain unchanged.
一方、台湾、インドネシア、オーストラリアなどのアジアとオセアニアの16か国、および27のヨーロッパ諸国を含む、90の国と地域がレベル2の警告下にあります。居住者にすべての旅行を避けるように促すレベル3の勧告については、全部で41か国が変更されていません。

一方(meanwhile)、台湾、インドネシア、オーストラリアなどのアジアとオセアニアの16か国、および27のヨーロッパ諸国を含む90の国と地域がレベル2の警告下にあります(remain under the Level 2 warning)

居住者すべての旅行を避けるように促す(which urges residents to avoid all travel)レベル3の勧告については、全部で41か国が変更されていません。

外務省の渡航レベルは4つあります

「レベル1:十分注意してください。」その国・地域への渡航,滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。
「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には特別な注意を払うとともに,十分な安全対策をとってください。
「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国・地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。(場合によっては,現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)
「レベル4:退避してください。
渡航は止めてください。(退避勧告)」
その国・地域に滞在している方は滞在地から,安全な国・地域へ退避してください。この状況では,当然のことながら,どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。

これらの4つのレベル。

これらは、コロナだけではなく、いろんな状況を考慮して、それぞれのレベルに設定されています。

“which urges residents to avoid all travel”で「居住者すべての旅行を避けるように促す」と訳しています

この部分は、直前の”Level 3 advisory”を説明する関係代名詞の部分です。

今日は、日本の居住者が外国に行く渡航レベルの緩和がされているという話を取り上げました。

今日も、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

こうぷー

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