【英字新聞読解のコツ!】トム・ハンクスがジェフ・ベゾスの宇宙への移動の申し出を断った理由!

英語、英会話

今日はまた、宇宙旅行に関する話です。

とはいっても、俳優のトム・ハンクスがジェフ・ベゾスの提案を断ったという話。

ジェフ・ベゾスが自分の開発しているブルー・オリジンロケットに乗らないか?とハンクスに提案したんだけれども、ハンクスは断ったようです。

その理由は、何だったんでしょうか?

では、記事を見ていくことにします。

まずは、記事全体を読んでみましょう。

Why Tom Hanks turned down Jeff Bezos' offer to go to space
Jeff Bezos offered Tom Hanks a ride to space on his Blue Origin rocket, but it came at a price.
ジェフ・ベゾスはトム・ハンクスにブルーオリジンロケットで宇宙への乗車を提案しましたが、それは代償を伴いました。

The actor confirmed that Bezos had asked him during an appearance on “Jimmy Kimmel Live!” on Tuesday, saying if he accepted the offer he was expected to pay.
俳優は、ベゾスが火曜日に「ジミーキンメルライブ!」の出演中に彼に尋ねたことを確認しました。彼が申し出を受け入れた場合、彼は支払うことが期待されていると言った。

“Well yeah, provided I pay,” Hanks said. “It costs like $28 million or something like that.
「ええ、そうなれば、私は払います。」とハンクスは言いました。 「それは2800万ドルかそのようなもののような費用がかかります。

And I’m doing good, Jimmy — I’m doing good — but I ain’t paying $28 million.
そして、私はいいですよ、ジミー—私はいいですよ—しかし、私は2800万ドルを払っていません。

You know what, we could simulate the experience of going to space right now.”
ご存知のとおり、今すぐ宇宙に行く体験をシミュレートできます。」

Hanks, who appeared to promote his new movie “Finch,” mimicked shaking in a rocket while in his chair, saying, “I don’t need to spend 28 million bucks to do that.”
新作映画「フィンチ」の宣伝に出演したハンクス氏は、椅子に座ったままロケットの中で揺られるのを真似て、「私はそんなことをするために、2800万ドルも費やす必要はない。」と言った。

次に、部分部分に分けて、見ていくことにします。

Jeff Bezos offered Tom Hanks a ride to space on his Blue Origin rocket, but it came at a price.
ジェフ・ベゾスはトム・ハンクスにブルーオリジンロケットで宇宙への乗車を提案しましたが、それは代償を伴いました。

ジェフ・ベゾスはトム・ハンクスに、彼のブルーオリジンロケットで宇宙への乗車を提案しました(offered)

しかし、それは高くつきました(came at a price)

Amazonの創始者でもあるジェフ・ベゾスが、俳優のトム・ハンクスに、彼が開発しているブルー・オリジンロケットで宇宙に行かないか?と提案したようです。

でも、お金は払ってね。という感じだったんでしょうか?

これまでも、ジェフ・ベゾスの開発したブルー・オリジンロケットについては、取り上げてきました。

“come at a price”は「高くつく、相当な犠牲となる」というような意味です。

The actor confirmed that Bezos had asked him during an appearance on “Jimmy Kimmel Live!” on Tuesday, saying if he accepted the offer he was expected to pay.
俳優は、ベゾスが火曜日に「ジミーキンメルライブ!」の出演中に彼に尋ねたことを確認しました。 彼が申し出を受け入れた場合、彼は支払うことが期待されていると言った。

俳優は、ベゾスが「ジミー・キンメル・ライブ!」の出演中に(during an appearance)、彼に尋ねたことを確認しました(confirmed)

そして、もし彼が申し出を受け入れた場合、彼は支払うことが期待される(was expected)と言っていました。

トム・ハンクスは、火曜日にジェフ・ベゾスが番組に出演しているときに、ハンクスに対して、「ブルー・オリジンに乗って宇宙に行かないか?」と尋ねたことを確認していました。

そして、ジェフ・ベゾスが、「お金はもらうけどね。」とでも言ったんでしょう。

それも、確認していたということです。

この文も、英語の典型的な語順です。

まず、”The actor confirmed”「彼は確認した。」と主語と動詞で文章の最も重要な部分を言います。

そのあと”that”以下でその確認した内容を説明している。

“Well yeah, provided I pay,” Hanks said. “It costs like $28 million or something like that.
「ええ、私が支払うならば、そうです」とハンクスは言いました。 「それは2800万ドルかそのようなもののような費用がかかります。

ええ、そうなれば私は払います(provided I pay)。とハンクスは言った。

それには2,800万ドルかそれくらい(something like that)かかります。

トム・ハンクスは言っています。

「もし宇宙に行くのなら、払いますよ。2,800万ドルかそれくらいかかりますけどね。」と。

“provided”と言っているので「供給されれば」「(機会などを)提供されれば」という意味

And I’m doing good, Jimmy — I’m doing good — but I ain’t paying $28 million.
そして、私はいいですよ、ジミー—私はいいですよ—しかし、私は2800万ドルを払っていません。

「それをするのは構わないですよ。でも、私は2,800万ドルを払っていません(ain’t paying)。」

この辺の口語は、ちょっと理解が難しいです。

“I’m doing good”は、「別にやってもいいですよ。」って感じでしょうか?

でも、実際には、お金は払っていません。とハンクスは言っています。

どうして、払わないんでしょうか?

You know what, we could simulate the experience of going to space right now.”
ご存知のとおり、今すぐ宇宙に行く体験をシミュレートできます。」

ご存じのとおり(you know what)、私たちは、今すぐに(right now)宇宙に行く体験をシミュレートできます(could simulate)

これは、映画の宣伝文句でしょうか?

トム・ハンクスが出演した映画を見れば、今すぐにでも、宇宙旅行の体験をできると言っているのかもしれません。

“you know what”で「あなたは、なぜだか知っている」すなわち「ご存じのとおり」となります。

英語を話す人って、文章の合間に”you know”ってよく言いますよね

あれに近い感じでしょうか。

合間の”you know”はたぶん、日本語で「えーっと」と言っているのと同じような感じだと思います。

Hanks, who appeared to promote his new movie “Finch,” mimicked shaking in a rocket while in his chair, saying, “I don’t need to spend 28 million bucks to do that.”
新作映画「フィンチ」の宣伝に出演したハンクス氏は、椅子に座ったままロケットの中で揺られるのを真似て、「私はそんなことをするために、2800万ドルも費やす必要はない。」と言った。

新作映画の「フィンチ」の宣伝のために(to promote)出演した(appeared)ハンクスは、椅子に座ったまま、ロケットの中で揺られるのをまねた(mimicked)

そして、「私はそんなことをするために(to do that)、2,800万ドルも費やす必要はない(not need to spend)」と言った。

新作映画のために番組に出演したトム・ハンクスは、ロケットに乗っているまねをした。

そして、そんなことのために2,800万ドルも支払う必要はないと言った。

「椅子に座って、ガタガタ揺られるだけのために2,800万ドルも払えないよ。」と言いたかったのでしょうか?

“mimic”は「まねをする」という意味。たまに出てきますね。

ジェフ・ベゾスのブルー・オリジンロケットって、何となく評判があまりよくないように思います。

放物線を描くように11分間だけ、宇宙に行くって感じ。

なんか、それだけのために2,800万ドルは高いな。と思うハンクスの気持ちもよくわかります。

一方で、テスラの創業者のイーロン・マスクのスペースXは、5日間ぐらい宇宙に滞在したようですから、それに比べると、ブルー・オリジンロケットは、見劣りしますよね。

ということで、今日は、俳優のトム・ハンクスがジェフ・ベゾスの招待を断ったという話でした。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

こうぷー

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