今日は、フィリピンの芸術家の話です。
ベンキャブと呼ばれる芸術家。
僕は全然知らないですけれども、フィリピンでは有名なんでしょうか?
現在72歳。まだご存命です。
そんなフィリピンの有名な画家の方のお話です。
では、ストーリーに入っていきましょう。
In the late 1960s, a young Benedicto Cabrera – who would later become known as BenCab, a renowned painter and National Artist of the Philippines for Visual Arts in 2006 – was already rubbing elbows with some of the country’s prominent artists that include musicians, writers, moviemakers, and playwrights. He established a career in Europe and was also a respected protest artist in the 70’s.
1960年代後半、若いベネディクト・カブレラ(後にベンキャブとして有名な画家で、2006年の視覚芸術のためのフィリピンの国民芸術家として知られるようになる)は、すでにミュージシャン、作家、映画製作者、劇作家を含む国の著名な芸術家の何人かとひじをこすっていました(交際をしていました) 。彼はヨーロッパでキャリアを確立し、70年代には尊敬される反対運動家でもありました。
1960年代後半と言うと、今から50年ぐらい前の話です。
その頃に、若いベネディクト・カブレラ は、すでにいろんな芸術家と交流していた。
そして、ヨーロッパでもキャリアを確立していて、70年代には尊敬される反対運動家だった。
反対運動家というのは、何なんでしょうね?
年代から想像すると、戦争反対ということでしょうか?
But what would make his mark in the world of visual arts was a scavenger – a bag lady that he would often see from the window of his home in Manila.
しかし、視覚芸術の世界で彼の足跡を残したのは、彼がマニラの自宅の窓からよく見かけるホームレスの街路清掃人でした。
それだけいろんな芸術家と交流したり、ヨーロッパでもキャリアを確立していたと言っても、彼の残していた芸術は、彼がマニラの自宅の窓からよく見かけたホームレスの街路清掃人だけだった。
つまり、芸術作品としては、あまりたくさんのものを残していなかったということでしょうか。
BenCab was fascinated by the swirling shapes and volumes of the plastic wrapped around the woman’s body as she moved around.
ベンキャブは、女性が動き回るときに、渦巻く形とボリュームのあるプラスチックが女性の体に巻き付いていることに魅了されました。
彼の好きなモチーフだったんでしょう。
街路清掃人の女性が動き回る時に、体に巻き付いたプラスチックの動きに魅了された。
どんな絵なんでしょうか?
こんな絵です。
”I did drawings, then I started photographing her, and I saw a lot of things in her – not only the human side but also the abstract side,” He said.
「私は絵を描いた後、彼女の写真を撮り始めました。彼女の中には、人間的な側面だけでなく、抽象的な側面も含めて、たくさんのことが見えました」と彼は言いました。
ベンキャブは語ります。
ベンキャブは彼女を描いた後、写真を撮った。
彼女の中には人間的な側面だけでなく、いろんなことが見えた。
どんなことが見えたんでしょうか?
BenCab named his muse “Sabel”, who would then become a recurring theme for many of his paintings. Many of which you will see in his home-turned-museum in Baguio City, Philippines.
ベンキャブは彼のミューズを「セイベル」と名付けました。セイベルはその後、彼の多くの絵画の繰り返しのテーマになります。 その多くは、フィリピンのバギオ市にある彼の故郷の美術館で見ることができます。
”muse”というのは、長く考えるモチーフだったり、女神だったりというような意味でしょうか。
その絵のことを「セイベル」と名付けた。
そして、それが彼の絵画の繰り返しのテーマとなっていった。
確かに、ベンキャブは、同じような絵をたくさん描いています。
それらは、フィリピンのバギオ市の美術館にたくさんあるらしい。
Success can birth from even the most unglamorous things. BenCab saw the abstract glamour of Sabel when no one else did.
成功は、最も魅力的でないものからでも生まれることができます。 ベンキャブは、他の誰も見なかったときに、セイベルの抽象的な魅力を見ました。
ベンキャブの絵を見ると、最も魅力的でないと思われるものからでも、成功は生み出せることがわかる。
ベンキャブは、誰も見ていなかったモチーフを題材とすることで、抽象的な魅力を発見することができました。
今日のストーリーはここまでです。