Mentoring(メンタリング)って知ってますか?
会社で新入社員などが入ってきたときに、その人に指導係みたいな人をつけて、仕事のやり方などを教えていく方法のこと。
最近は、どの会社でもやっていると思います。
僕の会社でも、新入社員に入社後2,3年目の若い社員がMentor(メンター)になって、やっています。
話で聞くところでは、会社での仕事のやり方に限らず、いろんな悩みの相談にも乗っていくようなことのようです。
僕が若いころは、そんなシステムはなかったです。
だから、僕は、Trainer(トレーナー:メンターとほぼ同じ意味)であったことも、Trainee(トレーニー:受けるほうの立場)だったこともありません。
その僕が、この1週間ぐらいの間、オンライン英会話でMentoringという題材でレッスンを受けています。
今日は、最近、どんな勉強をしているのかというのを、いつもと同じように実況中継してみたいと思います。
メンタリングモデルとは
According to a popular mentoring model, trainee goes through four stages of development.
→有名なメンタリングモデルによると、トレーニングを受ける人には4つの成長過程を経ます
”According to ~”は、「~によると」という構文ですね。
有名なメンタリングモデルによると、トレーニングを受けていく中で、4つの成長過程があるそうです。
その4つの過程は、次のようなものです。
【メンタリングの4つの過程】
- Directing(方向づける)
- Coaching(指導する)
- Supporting(支援する)
- Delegating(委任する)
そして、その人の成長過程にあったトレーニングが必要だと言います。
It’s important to adapt your mentoring approach to the trainee’s ability and commitment.
→メンタリングのアプローチをトレーニングを受ける人の能力とやることに合わせることが重要です。
つまり、Traineeのレベルや責任に応じて、Directingするのか、Coachingするのか、Supportingか、Delegatingかを決めなければならないということです。
なかなか、難しいですね。
関係を築く
次に、いよいよ、Mentoringを始めるのですが、その際に一番大事なことは、まず、関係構築をすることだそうです。
Trainerは、Traineeとまず、良好な人間関係を構築する。
そのためには、次のようなアプローチをしなさいと言います。
Show the trainee that you are just as excited to work with them as they are with you.
→トレーニングを受ける人に一緒に仕事をできて、とてもうれしいということを示しなさい。
なんか、ちょっとわざとらしいと思いますけどね。
まず、良好な人間関係を形成することには、同意します。
そして、
When building a relationship with your trainee, avoid the interview approach of just questions and answers.
→トレーニーと関係を築くときには、インタビューをするような質問してと答えるというようなアプローチは避けなさい。
とも言っています。
たぶん、インタビュー形式の質問と答えのやり取りだと、親密な人間関係を築くのは、難しいということです。
趣味とか、どんなスポーツが好きか?とか、お互いの共通点を探すなどをして、仲良くなりなさいということだと思います。
これは、Mentoringだけに限らず、いろんな人間関係を築くうえでも同じです。
まずは、友達のような関係を築くことができればいいと思います。
ゴールを設定する
次に、ゴールを設定します。
これも、Mentoringだけに限らず、いろんなことでも重要ですよね。
ゴールが設定できていないと、最終目標がわからないので、どのようにやればいいのか、どこに向かっているのかがわかりません。
ゴールを決めずに物事を進めるのは、行き先を決められずに、さまよっているようなものです。
ですから、まず、ゴールを示して、トレーニーに全体を把握してもらうことが重要です。
When starting a training session with your trainee, give an overview.
→トレーニーとトレーニングセッションを始めるにあたっては、全体像を与えましょう。
そして、ゴールを設定していくのですが、その際にも重要なことがあります。
それは、ゴールを設定するにあたっては、トレーニーにも、参加をしてもらうということです。
When setting goals, try to make it participative so that the trainee will be committed to the goals.
→ゴールを設定するにあたっては、トレーニーがゴールの設定に関与していると思えるように、参加してもらって設定をしましょう。
という感じでしょうか。
何事でも、参加させて、巻き込んで、一緒に決めるのが、協力してもらうためには一番です。
「自分も一緒に目標を設定した」という思いがありますから、やらされている感は激減します。
そして、自分で決めた目標だから、必ず達成させようという意欲も湧きます。
このように、何かやることを決めるときは、決める内容を関係する人みんなで一緒に決めることが重要ですね。
方向づける
英語で言うとDirectingなんですが、日本語では、「演出する」とか「方向づける」といった意味でしょうか。
Mentoringの最初の段階です。
Mentor should focus on telling and showing the trainee exactly what to do.
→メンターはトレーニーが正確に何をするべきなのかを伝え、見せることに集中しなければならない。
らしいです。
僕のオンライン英会話のトレーナーのEasyさん曰く、
「細かい”action”を説明するのではいけない。全体像を説明しないといけない。」らしいです。
例えば、「東京駅に行く」というのを説明するときに、「右に行って、左に行って…」では細かすぎて、わからない。
「だいたいの方向を説明して、そのあと、要点となるポイントを説明すべきだ。」ということらしいです。
なかなか、難しいですよね。
まとめ
今日は、今僕がオンライン英会話で勉強をしているMentoringについて書いてきました。
人を教えるのって、難しいですよね。
だから、教える側のほうも勉強になります。
そんなこともあって、いろんな会社では、Mentoringという方法がとられているんだと思います。
英語で、こんな内容を説明したりやり取りしたりするのも、なかなか難しいですよ。
でも、これからも、頑張ってつづけていこうと思っています。
今日も、最後まで読んでくださってありがとうございました。
こうぷー
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