ユニクロを経営するファーストリテイリング社が決算発表を行いました。
予想を上回る利益を上げたようです。
原因の一つは、現在進んでいる円安。
海外での売り上げが伸びたようです。
一方で、会長兼社長の柳井さんは、円安は良くないとコメントを出しています。
今日はこの話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
衣料品チェーンのユニクロを運営するファーストリテイリングは木曜日、好調な海外販売に支えられ、8月に終了した会計年度で、前年度比60.9%増の2733億4000万円(19億ドル)の純利益を記録したと発表した.
A recovery from the coronavirus pandemic has led to a rebound in demand, the Japanese firm said. The rapid fall of the yen against other major currencies also contributed to the result by increasing the value of its overseas earnings.
日本の企業によると、コロナウイルスのパンデミックからの回復により、需要が回復した。 他の主要通貨に対する急速な円安も、海外収益の価値を高めることで結果に貢献しました。
Yanai said the company is not just seeking products that are cheap, emphasizing that it will seek to balance between price and quality.
柳井氏は、同社が単に安い製品を求めているのではなく、価格と品質のバランスをとることを強調していると述べた。
In response to rising material costs, Fast Retailing said it will ramp up sales of clothing that is less affected by fashion trends so it can avoid marking down its prices as much as possible.
ファーストリテイリングは、材料費の上昇に対応して、ファッショントレンドの影響を受けにくい衣料品の販売を増やし、可能な限り値下げを避けると述べた.
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
衣料品チェーンのユニクロを運営するファーストリテイリング(Fast Retailing Co., the operator of the Uniqlo clothing chain)は木曜日、好調な海外販売に支えられ(helped by robust overseas sales)、8月に終了した会計年度で、前年度比60.9%増の2733億4000万円(19億ドル)の純利益を記録した(posted a record net profit of 273.34 billion yen)と発表した.
衣料チェーンで有名なユニクロを運営しているのは、ファーストリテイリング。
このファーストリテイリングが好調な決算の発表をした。
その状況が2733億円の純利益。要因は、好調な海外販売。
“helped by robust overseas sales”で「好調な海外販売に支えられている」と訳しています。
“robust”は「頑丈な、堅固な」というような意味。
日本の企業によると、コロナウイルスのパンデミックからの回復により、需要が回復した(has led to a rebound in demand)。 他の主要通貨に対する急速な円安(the rapid fall of the yen against other major currencies)も、海外収益の価値を高めることで結果に貢献しました(also contributed to the result by increasing the value of its overseas earnings)。
ファーストリテイリングによると、好調な原因は、コロナパンデミックからの回復による需要の回復。
そして、急速な円安が海外での収益を高めることになった。
輸出企業としては、円安は追い風になります。
でも、こうして見ると、必ずしも記事が言うように企業努力だけではないように思います。
円安が大きな要因ではないでしょうか。
浮かれているようでは、今後厳しいような気がします。
“also contributed to the result by increasing the value of its overseas earnings”で「海外収益の価値を高めることで結果に貢献した」と訳しています。
“contribute”は「貢献する」という意味。よく使われる動詞です。
柳井氏は、同社が単に安い製品を求めているのではなく(is not just seeking products that are cheap)、価格と品質のバランスをとることを強調している(emphasizing that it will seek to balance between price and quality)と述べた。
ファーストリテイリングの柳井会長兼社長のコメントが載っています。
ユニクロは、単に安い製品を作ることを求めているのではない。
価格と品質のバランスを大事にしている。
このことを強調して主張したということです。
“emphasizing that it will seek to balance between price and quality”で「価格と品質のバランスを取ることを強調している」と訳しています。
“emphasize”は「強調する」という動詞。
ファーストリテイリングは、材料費の上昇に対応して(in response to rising material costs)、ファッショントレンドの影響を受けにくい衣料品の販売を増やし(will ramp up sales of clothing that is less affected by fashion trends)、可能な限り値下げを避ける(can avoid marking down its prices as much as possible)と述べた.
円安の恩恵を受けている輸出産業も、材料費が高騰することによって、だんだんダメージを受け始めています。
これらの影響を避けるために、ファーストリテイリングは、その戦略を説明しています。
それは、ファッショントレンドの影響を受けにくい製品を作ること。
確かにユニクロの製品は、シンプルで質がいいというイメージがあります。
“will ramp up sales of clothing that is less affected by fashion trends”で「ファッショントレンドの影響を受けにくい衣料品の販売を増やす」と訳しています。
“ramp up”は「増やす、増加させる」という意味。
“ramp”は「傾斜」という意味があるので、「傾斜をあげる」ということから「増やす」という意味になるのだと思います。
今日は、ユニクロを運営するファーストリテイリング社が好調な決算発表をしたという話題を取り上げました。
最近は、円安ドル高がかなり日本に厳しい状況であることも取り上げてきました。
経済がかなり混乱して来ています。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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