羽生結弦選手が、現役選手の引退を表明しました。
今年の北京オリンピックでは、オリンピック3連覇を逃してしまって、進退がどのようになるのかと言われていました。
競技者としては、引退をするけれども、プロとして4回転アクセルを成功させると言ったようです。
昨日、フィギュアスケートでは、団体戦が行われていました。団体戦は開会式の前から行われており、その記事についても取り上げました。結果は、ロシアが優勝。2位がアメリカ。3位が日本。でも、フィギュアスケート競技では、この団体戦以上に注目される出来事があったようです。それは、メイン会場の近くのトレーニングリンクでの羽生結弦選手の練習。メディアもそちらの方にかなり集まったようです。今日は、羽生結弦選手の話題を取り上げようと思います。The Russians may have won figure skating’s first gold medal at the Beijin... 【英字新聞読解のコツ!】「4A」の「王子」羽生結弦選手の練習は、ロシア人の金メ... - こうぷーぶろぐ |
今日は、この話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
史上最高の男子フィギュアスケート選手の一人とされる日本の羽生結弦が引退を発表した。 27歳の羽生は、オリンピックで連続シングルスのタイトルを獲得した66年ぶりの男となった。2014年のソチと2018年の平昌で。
Struggling with injuries, he missed out on making it three in a row in Beijing, finishing fourth at the 2022 Games. “I’ll no longer be compared with other skaters as a competitor,” said Hanyu.
怪我に苦しんでいた彼は、北京で3連覇を逃し、2022年の大会で4位に終わった。 「私はもはや他のスケーターと競争相手として比較されることはないだろう」と羽生は言った。
The skater, known as the “Ice Prince”, is determined to carry on in his quest to land the quadruple axel in front of an audience, though.
「アイスプリンス」として知られるスケーターは、観客の前に4回転アクセルを着陸させるという彼の探求を続ける決意です。
In Beijing, he promised to be the first to complete it in competition – but after failing to do so, has now promised to pursue his goal in exhibitions instead.
北京では、彼は競技会で最初にそれを完了することを約束しました-しかし、そうしなかった後、今では代わりにエキシビジョンで彼の目標を追求することを約束しました。
Hanyu’s elegant skating style won over the fans as well as the judges. His status as a national icon in Japan was underlined when, in 2018, he became the youngest recipient of his country’s prestigious People’s Honour Award.
羽生の優雅なスケートスタイルは、ファンだけでなく審査員にも勝ちました。 2018年に彼が自国の名誉ある国民栄誉賞の最年少受賞者になったとき、彼の日本における国民的象徴としての地位が強調されました。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
史上最高の男子フィギュアスケート選手の一人とされる(considered to be one of the greatest male figure skaters of all time)日本の羽生結弦が引退を発表した(has announced his retirement)。 27歳の羽生は、オリンピックで連続シングルスのタイトルを獲得した66年ぶりの男となった(became the first man in 66 years to win back-to-back singles titles)。2014年のソチと2018年の平昌で。
羽生結弦選手が、現役選手としての引退を発表しました。
羽生結弦選手は、これまでの男子フィギュアスケート選手としても最高の選手の1人と言われています。
匹敵する選手って誰でしょうか?
ロシアのプルシェンコぐらいでしょうか?
でも、プルシェンコも、オリンピックの金メダルは、トリノオリンピックだけですからね。
羽生結弦選手は、ソチと平昌のオリンピックで、2回連続の金メダルを獲得しました。
“became the first man in 66 years to win back-to-back singles titles”で「連続シングルスのタイトルを獲得した66年ぶりの男となった」と訳しています。
英語では、「~ぶりの」という表現を「~年で初めて」という表現を良くしますね。
ここでも”the first man in 66 years”で「66年で初めての男」と表現しています。
怪我に苦しんでいた(struggling with injuries)彼は、北京で3連覇を逃し(missed out on making it three in a row)、2022年の大会で4位に終わった。 「私はもはや他のスケーターと競争相手として比較されることはないだろう(no longer be compared with other skaters as a competitor)」と羽生は言った。
2022年の北京オリンピック前には、羽生結弦選手は、怪我に苦しんでいました。
そして、結局、北京オリンピックでは、オリンピック3連覇を逃した。
その後、進退については表明していませんでしたが、昨日、現役の引退を発表しました。
「競技者として、もはや他の選手と争うことはないだろう」と言ったようです。
“no longer be compared with other skaters as a competitor”で「もはや他のスケーターと競争相手として比較されることはないだろう」と訳しています。
“no longer ~”は「もはや~はない」という意味。有名な熟語。
ここでの”as”は、「~として」という意味の”as”。よく出てくる表現です。
「アイスプリンス」として知られる(known as the “Ice Prince”)スケーターは、観客の前に4回転アクセルを着陸させるという彼の探求を続ける決意です(is determined to carry on in his quest)。
羽生結弦選手は、「アイスプリンス」という愛称で知られています。
ちなみに、プルシェンコは、「皇帝」と呼ばれていました。
それぞれの雰囲気がこのような呼び名には影響するんだと思います。
羽生結弦選手は、引退後も4回転アクセルを成功させるという彼の探求を続ける決意だと言ったようです。
“is determined to carry on in his quest”で「彼の探求を続ける決意です」と訳しています。
“determine”は「決意する」という意味。受身の形で使うことが多いです。
“carry on”は「続ける」という意味。
“quest”は「探求」です。
この文には、覚えるべき表現が詰まっています。
北京では、彼は競技会で最初にそれを完了することを約束しました(he promised to be the first to complete it in competition)-しかし、そうしなかった後(after failing to do so)、今では代わりに(instead)エキシビジョンで彼の目標を追求することを約束しました(has promised to pursue)。
北京オリンピックでは、ショートプログラムでうまく行かずに、フリーでは4回転アクセルを成功させると約束して演技に臨みました。
しかし、結局、4回転アクセルには失敗をし、最終的に4位で終わってしまいました。
羽生結弦選手は、引退をしてしまうけれども、競技で4回転アクセルを成功させる代わりに、今後、プロとして行うエキシビジョンで成功させるということを約束した。
“after failing to do so”は「そうすることを失敗した後」という意味。
“to do so”で「そうすること」と表現しています。
羽生の優雅なスケートスタイル(elegant skating style)は、ファンだけでなく審査員にも勝ちました(won over the fans as well as the judges)。 2018年に彼が自国の名誉ある国民栄誉賞の最年少受賞者(the youngest recipient)になったとき、彼の日本における国民的象徴としての地位が強調されました(his status as national icon in Japan was underlined)。
羽生結弦選手は、優雅なスケートスタイルで、有名でした。
ファンだけでなく、審査員も虜にした。
そして、彼が日本のアイコンとして強調されたのは、2018年に平昌オリンピックでのオリンピック2連覇の後、最年少で国民栄誉賞を受けた時でした。
他のスケーターからも好かれていたということが、たびたびYouTubeでも出ていましたね。
“won over the fans as well as the judges”で「ファンだけでなく審査員にも勝った」と表現しています。
“as well as”は「~だけでなく~も」という基本的な熟語。
このような表現も、実際の記事で使われるということが分かります。
今日は、羽生結弦選手が現役引退を発表したという話題を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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