電動アシスト自転車が人気のようです。
結構よく見かけますよね。
街中でも。
アシストがついているので、早く走れるし、上り坂では楽なんだと思います。
僕は、乗ったことがありません。
でも、この電動アシスト自転車の値段が最近上昇しているようです。
その理由は何なんでしょうか?
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
日常生活の中での移動手段としての備品になりつつある電動アシスト自転車の価格は上昇傾向にあります。
This is not only because they have become increasingly popular during the COVID-19 pandemic as a means to get around while avoiding trains and buses crowded with commuters, but also because there have been global shortages of raw materials, parts and components.
これは、COVID-19のパンデミック時に、通勤者で混雑する電車やバスを避けながら移動する手段として人気が高まっているだけでなく、原材料、パーツ、部品が世界的に不足しているためです。
Although battery-powered bicycles have drawn a lot of attention as “a winning product” because of their growing sales during the pandemic, price hikes cast a shadow over their future success in the market.
バッテリー駆動の自転車は、パンデミック時の売り上げの伸びから「勝利商品」として注目されていますが、値上げは市場での将来の成功に影を落とします。
A backdrop to the price hike is the increase in prices of raw materials, including aluminum and steel, the demand for which has grown amid an economic turnaround in such countries as the United States and China.
値上げの背景には、米国や中国などの景気回復の中で需要が伸びているアルミニウムや鉄鋼などの原材料価格の上昇があります。
In particular, the price of aluminum has been affected by a production drop amid a power shortage in China, and political upheaval in autumn last year in Guinea, a country in West Africa that produces raw materials for the bikes.
特に、中国の電力不足による生産量の減少や、昨年秋に自転車の原料を生産している西アフリカのギニアでの政情変動により、アルミニウムの価格は影響を受けました。
Electric bikes are highly popular as they make it easier to travel uphill. According to data released by the Economy, Trade and Industry Ministry, shipments of electric bicycles from January to October last year totaled 668,402 units, up 9.3% from the corresponding period a year earlier.
電動自転車は、上り坂を簡単に移動できるため、非常に人気があります。経済貿易産業省が発表したデータによると、昨年1月から10月までの電動自転車の出荷台数は、前年同期比9.3%増の668,402台となった。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
毎日の生活の中での移動手段としての(as a means of transportation)備品(fixtures)となりつつある電動アシスト自転車の価格は上昇しています(prices are on the rise)。
電動アシスト自転車の価格が上昇しているようです。
普通の自転車より、かなり高い感覚はあります。
こういう物って、だんだん安くなって、一般的になる傾向が多いのですが、逆のようです。
なぜなんでしょうか?
“as a means of transportation”で「移動手段として」という表現をしています。
ここでの“means”は「意味」ということではなく「手段」という意味。
また、”as”は「~として」という表現です。
“fixtures”は「(家や部屋などの)固定された物、作り付けの備品、取り付けられた付属品」という意味があります。ここでは、単なる「備品」としています。
これは、COVID-19のパンデミックの間に(during the COVID-19 pandemic)通勤者で混雑する(crowded with commuters)電車やバスを避けながら(while avoiding)移動する手段(a means to get around)として人気が高まっている(increasingly popular)だけでなく、原材料、パーツ、部品が世界的に不足(global shortages)しているためです。
電動アシスト自転車の値段が高騰している理由は、人気が高まっているからだけではない。
電動アシスト自転車は、電車やバスの混雑を避けた通勤手段として人気があるみたいですね。
でも、それだけではなくて、原材料やパーツなどが世界的に不足しているということが原因のようです。
最近、いろんなものの不足が言われていますよね。
半導体とか鉄とか…。
それと同じ理由のようです。
“while avoiding”で「避けながら」と表現しています。
“avoid”は「避ける」という意味。
この文での注目は“not only ~ but also ~”の「~だけじゃなく~も」という、めっちゃ王道な構文です。
バッテリー駆動の自転車(battery-powered bicycles)はパンデミック時の売り上げの伸び(their growing sales)を理由に(because of)「勝利商品」として注目をされています(have drawn a lot of attention)が、価格の上昇(price hikes)は市場での将来の成功に影を落とします(cast a shadow)。
電動アシスト自転車のことを、ここではバッテリー駆動の自転車と言い換えています。
この電動アシスト自転車は、パンデミックの中で、売り上げが伸びてきたので、「成功した商品」として注目を浴びてきました。
でも、ここでの価格高騰で、将来に不安が出てきていると言っています。
高くなると、やっぱり買わなくなりますからね。
“have drawn a lot of attention”で「たくさんの注目を集めてきた」と表現しています。
“drawn”は”draw”「引く、引っ張る、引き寄せる」の過去分詞。
「たくさんの注目を引っ張ってきている」と現在完了形で表現しています。
“cast a shadow”で「影を落とす」と訳しています。
“cast”は「投げかける、投じる」という意味。
価格上昇の背景(a backdrop)には、アメリカや中国などの国の景気回復の中で(amid an economic turnaround)需要が伸びているアルミニウムや鉄鋼を含む原材料価格(prices of raw materials)の上昇があります。
電動アシスト自転車の原材料やパーツの値段の上昇の背景には、アルミニウムや鉄鋼の価格の上昇があると言っています。
それらは、中国やアメリカの景気が回復したために需要が増えている。
それによって、価格が上昇し、電動アシスト自転車の原材料やパーツの価格も上昇しているということです。
“backdrop”は「背景」という意味。
僕はプロレスの技の「バックドロップ」を思い出しますが…。
“amid an economic turnaround”で「景気回復の中で」と表現しています。
“amid”は「~の中で、~の途中で」という意味。
“turnaround”は「転回、改善、好転」などの意味です。
特に(in particular)、中国の電力不足(power shortage)による生産量の減少(a production drop)や、昨年秋の自転車の原材料を生産している西アフリカのギニアでの政情変動(political upheaval)によって、アルミニウムの価格は影響を受けています(has been affected)。
原材料の中でも、アルミニウムの高騰が電動アシスト自転車の材料の価格上昇に影響を与えているようです。
中国の電力不足で、アルミニウムの生産が落ちている。
更に、原材料を算出するギニアで政情の変動が起こっていることによって、原材料も不足しているようです。
アルミニウムを作るには、電気が必要なんですよね。
だから、電力不足は、アルミニウム生産の減少に直結する。
“in particular”で「特に」という意味。
“political upheaval”は「政情変動」という意味。
“upheaval”は「大混乱、大変動、激変」という意味です。
“has been affected”で「ずっと影響を受けている」という現在完了形で表現しています。
電動自転車は、上り坂を簡単に移動できる(make it easier to travel uphill)ため、とても人気があります(are highly popular)。
経済産業省が発表したデータ(data released)によると、昨年1月から10月までの電動自転車の出荷台数(shipments)は、前年同月比(the corresponding period a year earlier)9.3%増の668,402台でした。
電動アシスト自転車は、上り坂を走るのが簡単です。
電動モーターでアシストしてくれますからね。
なので、とても人気があります。
経済産業省によると、去年の1月から10月までで、その前の年の9.3%増の出荷があった。
約1割増の出荷数だったということです。
でも、最近に入って、価格の高騰によって、売り上げに鈍りが出てきているようです。
“shipments”で「出荷台数」と訳しています。
“ship”から想像できるように「積荷」という意味もあります。
“the corresponding period a year earlier”で「前年同月比」と訳しています。
“corresponding”は「一致する、同一の」という意味があります。
“a year earlier”が「1年前」ということなので、「前の年の同じ期間」という意味ですね。
今日は、人気の電動アシスト自転車の売り上げに陰りが見えてきたという話題でした。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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