【英字新聞読解のコツ!】国内の航空乗客は、日本の年末年始に急増しました!

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今年の年末年始はどのように過ごされたでしょうか?

緊急事態宣言や蔓延防止措置がなかったことから、2年ぶりに故郷に帰ったり、旅行をしたりした人も多かったようです。

それを反映して、航空会社の国内線の旅客数もやや回復したようです。

一方で、国際線は、まだまだ回復はしていないようで…。

今日はこのような話題を取り上げようと思います。

では、記事全体を読んでみたいと思います。

Domestic flyers surge during year-end, New Year holidays in Japan
The number of passengers on domestic flights offered by Japanese airlines during the year-end and New Year’s holiday period jumped 91.4% from a year before to 3,159,000.
日本の航空会社が年末年始の期間中に提供する国内線の乗客数は、前年比91.4%増の3,159,000人になりました。

During the period between Dec. 25 and Tuesday, the number of passengers on international flights also increased, by 79.1% to some 64,000, data from the airlines showed Wednesday.
12月25日から火曜日までの期間中、国際線の乗客数も79.1%増加して約64,000人になり、航空会社のデータは水曜日に示した。

According to Japan Airlines and All Nippon Airways, domestic flights to the northernmost prefecture of Hokkaido, the southwestern region of Kyushu and the southernmost prefecture of Okinawa attracted hefty demand.
日本航空と全日本空輸によると、最北端の北海道、九州南西部、最南端の沖縄への国内線の需要が旺盛でした。

The number of passengers flying to these areas recovered to some 70-90% of the levels two years ago before the COVID-19 outbreak, the Japanese airlines said.
日本航空によると、これらの地域に飛んでいる乗客の数は、COVID-19の発生前の2年前のレベルの約70〜90%に回復したという。

Many people are believed to have spent their holidays in their hometowns or enjoyed leisure trips.
多くの人が故郷で休暇を過ごしたり、レジャー旅行を楽しんだと考えられています。

Meanwhile, the number of international flight passengers remained low, at some 8-9% of the level two years ago, reflecting entry restrictions imposed following the spread of the omicron variant of the novel coronavirus.
一方、国際線の乗客数は、新規コロナウイルスのオミクロン変異体の蔓延に続いて課された入国制限を反映して、2年前のレベルの約8〜9%と低いままでした。

では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。

The number of passengers on domestic flights offered by Japanese airlines during the year-end and New Year’s holiday period jumped 91.4% from a year before to 3,159,000.
日本の航空会社が年末年始の期間中に提供する国内線の乗客数は、前年比91.4%増の3,159,000人になりました。

日本の航空会社が年末年始の期間中に(during the year-end and New Year’s holiday period)提供した(offered)国内線乗客数は、前年比91.4%増(jumped 91.4% from a year before)の3,159,000人になりました。

年末年始の国内線航空需要がかなり回復したようです。

前年度比91.4%増ということは、ほぼ倍増ですね。

とはいえ、昨年がとんでもなく減っているので、完全回復ではないように思います。

“offered”で「提供した」という意味です。

以前にも書きましたが、日本語で「オファー」というと「注文する」という風に思うので注意が必要です。

During the period between Dec. 25 and Tuesday, the number of passengers on international flights also increased, by 79.1% to some 64,000, data from the airlines showed Wednesday.
12月25日から火曜日までの期間中、国際線の乗客数も79.1%増加して約64,000人になり、航空会社のデータは水曜日に示した。

12月25日から火曜日までの期間中、水曜日に示された航空会社のデータによると(data from the airlines)、国際線の乗客も79.1%増加して、約64,000人(some 64,000)になりました。

国際線も昨年に比較するとかなり増加した。

昨年比79.1%の約64,000人。

でも、国際線は1年前はほとんどいなかったと思われますので、まだまだ全然だと思います。

“some 64,000″で「約64,000人」という意味です。もちろん”about 64,000″でもいいと思います。

According to Japan Airlines and All Nippon Airways, domestic flights to the northernmost prefecture of Hokkaido, the southwestern region of Kyushu and the southernmost prefecture of Okinawa attracted hefty demand.
日本航空と全日本空輸によると、最北端である北海道、九州南西部、最南端である沖縄への国内線の需要が旺盛でした。

日本航空とANAによると(according to)、最北端の県である北海道、西南部である九州、最南端の県である沖縄への国内線の需要が旺盛でした(attracted hefty demand)

日本の航空2社である、JALとANAによると、北海道と九州と沖縄への需要が多かった。

東京からの便でしょうね。

そこへ行くとなるとやっぱり飛行機ですからね。

“attracted hefty demand”は「需要が旺盛でした」という意味

“attract”は「引き込む、魅力がある」などの意味

“hefty”は「とてつもなく大きい、強烈な」などという意味です。

The number of passengers flying to these areas recovered to some 70-90% of the levels two years ago before the COVID-19 outbreak, the Japanese airlines said.
日本航空によると、これらの地域に飛んでいる乗客の数は、COVID-19の発生前の2年前のレベルの約70〜90%に回復したという。

これらの地域に飛んでいる(flying to these areas)乗客の数は、COVID-19の発生(outbreak)以前の2年前のレベルの約70~90%に回復した(recovered)と日本航空は言っています。

JALによると、北海道や九州、沖縄に飛んだ人の数は、コロナ前の70%~90%。

それは2年前と比較しての話です。

なので、やっぱり、今年は去年のほぼ倍増と言っても、コロナ前に比較すると完全回復ではない。

なかなか、完全に戻るのは難しいですね。

“recovered”で「回復した」と表現しています。

航空会社では、いろんな取り組みをしているという記事も以前とりあげました。

今日は航空業界の話です。航空業界は年が変わっても厳しい状況が続いています。国際線は以前の10%にも及ばない乗客数の状況が続いています。オミクロン変異体の流行で、回復はまた先に延びそうです。そのような状況の航空業界では、別の収入減を少しでも確保しようという動きが続いています。今日はそのような話題を取り上げます。まず、記事全体を読んでみたいと思います。With their flight operations suffering losses amid the pandemic, airlines are finding creative ways to branch into new businesses or wring the last dr...
【英字新聞読解のコツ!】パンデミックに見舞われた航空会社は利益を求めて視野を... - こうぷーぶろぐ
Many people are believed to have spent their holidays in their hometowns or enjoyed leisure trips.
多くの人が故郷で休暇を過ごしたり、レジャー旅行を楽しんだと考えられています。

多くの人たちが故郷で休暇を過ごしたり(have spent)レジャー旅行(leisure trips)を楽しんだと考えられています(are believed)

去年は、ほとんど旅行ができなかったので、これを機会にした人が多かったようです。

故郷に帰るのも2年ぶりの人が多かったんじゃないでしょうか?

スキーなどのレジャーも、1年前には行くのが難しかったと思います。

それらのようなことをして、年末年始を過ごした人が多かったようです。

“are believed”で「考えられている」と訳しています。

believe”というと「信じる」という意味を思い浮かべますが、もう少し軽い意味での「考える」というのでも使えるようですね。

Meanwhile, the number of international flight passengers remained low, at some 8-9% of the level two years ago, reflecting entry restrictions imposed following the spread of the omicron variant of the novel coronavirus.
一方、国際線の乗客数は、新規コロナウイルスのオミクロン変異体の蔓延に続いて課された入国制限を反映して、2年前のレベルの約8〜9%と低いままでした。

一方で(meanwhile)、国際線の乗客数は、2年前のレベルの約8~9%と低いままでした(remained low)

それは、新型コロナウイルスのオミクロン変異体(omicron variant)蔓延(spread)に続いて課された(imposed)入国制限(entry restrictions)反映した(reflecting)ものです。

国内線では回復の兆しが見えた一方で、国際線は2年前の約8~9%と減少したままだった。

これは、年末にかけて、オミクロン変異体が外国で大流行しているため、入国制限を強化したのが影響しているとみられます。

まぁ、帰ってきてから14日間も隔離期間があるとなると、外国旅行はできないですからね。

国際線の回復はまだまだ先になりそうです。

今日は、年末年始の航空機の国内線の需要が回復したという話題でした。

でも、昨日あたりから日本でもオミクロン変異体の流行が急激に広がっています。

また、移動制限が始まるかもしれません。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

こうぷー

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