今日のBizmates Discoveryの読み物の話題は、「カルマの法」ですって。
カルマって何となく、運命とか、今までやってきたことによって招かれた結果とか…。
あとは、因果応報ですか。
英語で言うと、”What goes around comes around.”
この言葉には、「善行も悪行も、いつかそっくりそのまま自分に返ってくる、やったらその分返ってくる」
ちょっと前のレッスンで、そんな言葉も習いました。
今日のストーリーは「カルマの法」ってことなんですが、どんな話なんでしょうか?
今日のビズメイツのオンライン英会話、トレーナーさんはNeilさんです。
レッスンに入る前に、スモールトーク(雑談)をしました。
まずは、僕が昨日、Bizmatesのメイン・カリキュラムを全部終わったこと。
始めてから、1年4か月かかったという話をしました。
でも、1日も休まずレッスンをやったんですよね。
Neilさん曰く、彼と最初にレッスンをしたのが、レベル4ぐらいの時だったらしいです。
最後がレベル5のランクE。
半分以上進んでいたレベル4の時から比べても、僕の英会話のレベルは、かなり上達していると言ってくれました。
スモールトークが終わった後、今日のレッスンに移っていきました。
ストーリーを読んでいきます。
“What we reap is what we sow.” This concept is the main idea behind the Law of Karma – Whatever you do to others, either good or bad, will eventually come back to you.
「私たちが刈り取るのは、私たちが蒔くものです。」 この概念は、カルマの法則の背後にある主要な考えです-あなたが他の人に何をしても、良いか悪いかにかかわらず、最終的にあなたに戻ってきます。
自分で蒔いた種(what we sow)は、自分が刈り取る(what we reap)。
自分がやったことの責任は、自分が取る。
すごく当たり前の考え方のように思えます。
これが、カルマの背後にある重要な考え方(the main idea)。
あなたが他の人に良いことをしても、悪いことをしても、最終的には自分に戻ってくる(eventually come back to you)。
だから、いつも善い行いをするように心がける方がいいということ。
すべては自分が行ってきたことの結果なのです。
Last year, my idea was stolen by a colleague. We were planning to launch a new product. As a manager, I had to make a proposal to be presented to our executives.
昨年、私のアイデアは同僚に盗まれました。 私たちは新製品の発売を計画していた。 マネージャーとして、私は幹部に提示する提案をしなければなりませんでした。
一般的な概念の話を終えた後、筆者の具体的に経験した話に移っていきます。
筆者は、同僚に自分のアイデアを奪われた(my idea was stolen)と言っています。
新製品の発売を計画していて、幹部へのプレゼンの準備をしていた。
ここまでは、あまり難しい表現もありません。
Before that, I enthusiastically shared my ideas with another manager, whom I considered a friend. He thought my idea was great. But on the day of the presentation, I had a family emergency and couldn’t go to work.
その前に、友達だと思っていた別のマネージャーと熱心にアイデアを共有していました。 彼は私の考えが素晴らしいと思った。 しかし、発表当日、家族の緊急事態が発生し、私は出勤できませんでした。
そのプレゼンの前に、友達だと思っていた、別のマネージャーにそのアイデアを共有していた。
そして、そのプレゼンの当日、筆者は家族の緊急事態で出勤できなくなってしまった。
何となく、話の展開が見えてきます。
”enthusiastically(熱心に)”という単語の発音が、難しかったです。
すんなり言えなかった。
The next day, I read in the announcement that my idea was approved, only it was not under my name but my “friends”. I felt so betrayed and hurt. I felt bitter.
翌日、私のアイデアが承認されたという発表を読みました。それは私の名前ではなく、私の「友達」だけでした。 私はとても裏切られて傷ついたと感じました。 苦い思いをしました。
会社を休んだ翌日、会社に行くと、筆者のアイデアは承認されていた。
でも、それは筆者によって提案されたものではなく、友達が提案したことになっていた。
まんまとやられたわけです。
そして、筆者はとてもつらい思いをした。
当然だと思います。
“approval”って、会社の「決裁」という意味でも使います。
For a while, I dug deeper into bitterness and found myself trapped in that dark hole. At my lowest point, I decided to stop digging and start planting. I planted a new seed of forgiveness, and it has been bearing fruit since.
しばらくの間、私は苦味を深く掘り下げ、その暗い穴に閉じ込められていることに気づきました。 最悪の時、私は掘るのをやめて植え始めることに決めました。 私は許しの新しい種を植えました、そしてそれはそれ以来実を結び続けています。
しばらくの間は、そのことばかり考えて、苦い思いばかりをしていた。
そして、暗い穴に閉じ込められているように感じた。
そんな最悪な時に、筆者はそんなことばっかりを考えるのではなく、何かを植えること考えた。
それは、実際に何かを植えるということではないと思われます。
「許す」という思いを植え始めた。
すると、その植物(許すという思い)はそれ以来ずっと実を結び続けている。
“has been bearing fruit since”で「それ以来、果実を結び続けている」と訳します。
“fruit”は普通「果物」を想像しますが、果物だけじゃなく出来上がるものという意味の「果実」でも使われます。
“bear”は「熊」とか、相場で言うと「下げ相場」のことを言ったりします。
動詞で使う時には「負う、負担する、耐える」などの他に「(果実が)結びつく」という意味もあります。
今回はすぐ後に”fruit”があるので分かりやすいと思います。
具体的にどういったものなんでしょうね?
何となく、恨みの気持ちにずっと捕らわれているよりは、毎日をいい気分で過ごせそうな気はします。
By now, you must be expecting that my friend must have been suffering as I rejoiced. Well, he might have eaten (or stolen) the first fruit of my hard labor, but I have been enjoying the rest. Not to negate the Law of Karma, but why is there a need for anyone to suffer too just because I once did?
今では、私が喜んだので、私の友人が苦しんでいたに違いないことをあなたは期待しているに違いありません。 そうです、彼は私の苦労の最初の果物を食べた(または盗んだ)かもしれませんが、私は残りを楽しんでいます。 カルマの法則を否定するのではありませんが、私がかつてそうしたからといって、なぜ誰かも苦しむ必要があるのでしょうか。
私が実を結んだと喜んでいるので、その友達はひどい目にあったのだと期待しているかもしれない。
でも、そうではないようです。
彼は、筆者が最初に苦労して作ったものの実を食べてしまった。
でも、私はその残りを楽しんでいる。(ちょっと、どういう意味かわからないですが…。)
なので、友達は特別ひどい目には合っていないようです。
筆者は、極めて大人な対応を取ったということのようです。
Neilさんに、このあたりがよくわからない。と質問をしました。
結局は、友達は筆者のアイデアを盗んでしまったんだけれども、筆者は許すことで、別の喜びを得たというようなことを言っているんだろうということでした。
Neilさんと一緒に言っていたのは、そんな風には、なかなかなれないよね。ということでした。
今日のストーリーはここまでです。
Do you believe in the Law of Karma? Is there any similar concept in your culture or religion?
あなたはカルマの法則を信じますか? あなたの文化や宗教に似たような概念はありますか?
信じますね。
多くの日本人は仏教を信じていますが、仏教にはカルマの法則と似た概念があります。
それは、因果応報とも似ていると思います。
なので、多くの日本人は自分自身のために他の人にも良いことをしようと考えます。
Yes, I do. I believe in the Law of Karma. Almost Japanese people believe Buddhism. In Buddhism theory, there is a idea about the Law of Karma. So, many Japanese people are always doing good things to others for themselves.
はい、そうです。 私はカルマの法則を信じています。 ほとんど日本人は仏教を信じています。 仏教の理論では、カルマの法則についての考えがあります。 ですから、多くの日本人はいつも自分のために他人に良いことをしています。
Neilさんはこの答えを聞いて、日本人は自分に返ってくることを考えて、良い行いをするのか?と聞いてきました。
僕は、その通りだと、答えました。
フィリピン人はどうなのか?と聞いたところ、フィリピン人も基本的には同じだと言っていました。
でも、悪いことをする奴は悪いことするけどね。とも言っていました。
国は変わっても、基本的には同じなんだと思います。
Do you believe that a person who has done you wrong should suffer as a consequence? Why or why not? Explain.
あなたはあなたに間違ったことをした人が結果として苦しむべきだと思いますか? なぜまたはなぜそうではないのですか? 説明する。
そうあってほしいと思ってしまいます。
寛大な人であれば、許すことができるのかもしれませんが、僕はそこまで寛大ではありません。
間違った人が報いを受けるのでないと、やりきれない気持ちになると思います。
できれば、考えないようにできればいいと思います。
I want to think it should be like that. If I am generous person, I could forgive, but I’m afraid I am not. If the wrong person is not suffered, I think I can not accept about it. If possible, I want to not think about it.
そうあるべきだと思いたいです。 私が寛大な人なら許すことができますが、私はそうではないのではないかと心配しています。 間違った人が苦しんでいなければ、私はそれを受け入れることができないと思います。 できれば考えたくないです。
「そうあるべきだと思いたい」と言ったところで、Neilさんは笑っていました。
実際は、難しいですよね。許すことって。
そのあと、Neilさんと少し話したんですが、物事の大きさとかにもよると思います。
小さなことであれば、「まぁ、いいか」と思って許します。
でも、ものすごい時間と労力と精神を賭けてやってきたプロジェクトとかが盗まれた場合は、そうは簡単にはいかないです。
許すことはなかなかできないと思います。
How do you think suffering can transform a person? What do you think is the purpose of it?
苦しみは人をどのように変えることができると思いますか? その目的は何だと思いますか?
苦しみは、人を強くすることができると思います。
本当の苦しみは耐え難いものです。
でも、それを乗り越えると、人は強くなることができると思います。
また、さらに許すことができると、人は優しくなれると思います。
Suffering can make a person strong. The real suffering is difficult to endure. If we conquer it, I think we could be more stronger than ever. Also, if we can forgive, I think we could be more gentle.
苦しみは人を強くすることができます。 本当の苦しみは耐え難いです。 私たちがそれを征服すれば、私たちはこれまで以上に強くなることができると思います。 また、許せばもっと優しくできると思います。
これも、その通りなんですけどね。
耐えることで、人は強くなれると思います。
また、そのことを知っているということで、他の人にも優しくなれると思います。
さらに、許すことができれば、もっと優しくなれることができると思います。
でも、一方で、悪いことをする人たちは、痛い目に合わないと、何にも反省しないんじゃないか?とも思います。
その意味では、やっぱり、悪いことをした人はそれなりに痛い目にあってもらわないと困るような気もします。
Let’s talk about revenge. Share your thoughts on Einstein’s quote. “Weak people revenge. Strong people forgive. Intelligent people ignore.”
復讐について話しましょう。 アインシュタインの引用についてのあなたの考えを共有してください。 「弱い人々は復讐します。強い人々は許します。知的な人々は無視します。」
アインシュタインの言うようにありたいとは思います。
本当は、復習をしたいとは思ってしまいます。
でも、できれば許すことができれば、アインシュタインの言う通り、強い人間になれると思います。
むしろ、無視するほうが簡単かもしれません。
なかったことにするほうが、私にとっては簡単なような気がします。
I want to be like the person whom Einstein said. To be honest, I actually want to revenge in such situation. But if I could forgive, I would be strong as Einstein said. Rather it is easy for me to ignore someone. I think it is easier for me to consider something like there was nothing.
アインシュタインが言った人のようになりたいです。 正直、そんな状況で復讐したいです。 しかし、私が許せば、アインシュタインが言ったように私は強くなるでしょう。 むしろ、誰かを無視するのは簡単です。 何もなかったようなことを考える方が簡単だと思います。
アインシュタインの言っていることは、正しいと思います。
でも、復讐したいですよね。本当は。
Neilさんとも言っていたのですが、復讐しないまでも、「悪いことをする人には、いつか悪いことが起こるハズ…。」と思うことで、自分を納得させるということはあると思います。
あと、許すというのは、本当に難しい。
どちらかと言うと、無視するほうが楽です。
なので、たぶん無視するほうを選ぶよね。っていう話になりました。
もう、その人はいなかったことにする。
その方が、その人を許すよりも、楽なように思います。
今日のレッスンはここまででタイムアップ。
最後にNeilさんからのフィードバックです。
Hi Ko! I appreciate your ability to exchange views with me on any topic, and today was no exception. You clearly and honestly stated your position on the law of karma, and I thought your reasoning made a lot of sense. See you in our next meeting, have a good one!
こんにちはKo! どんなトピックについても私と意見を交換することができたことに感謝します。今日も例外ではありませんでした。 あなたはカルマの法則に対するあなたの立場を明確かつ正直に述べました、そして私はあなたの推論が非常に理にかなっていると思いました。 次の会議でお会いしましょう。いい1日を
今日も、淡白なコメントでした(笑)。
でも、いろいろ話せてよかったです。
明日もまた、頑張ります。
こうぷー
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